学生時代、ずっと柔道をしていたためか荒い気性の持ち主でした。

たまたまコンパで知り合ったメンバーが全員で意気投合し、キャンプやら飲み会やら頻繁に集まって遊んでいたのですが、数年後、その中の一人が気になるようになりました。たまたま、その人からドライブに誘われ、一日デート。
しかしデートの後、いくら待ってもアプローチはなく、焦れた私は相手に詰め寄りました。
彼は私から目を逸らしながら
「……いや、なんか思ってたのと違ったから……」と一言。

えー、今さら！？
初対面違うじゃん！何年も友達やってきて性格とかもうわかってるじゃん！意味分からんわ！
そう考えた私は思わず彼の襟元を掴み、
「私のどこが不満なん？ふざけんなよ！」
と、締め上げながら問い詰めました。

柔道はとかく襟首引いて頭部を揺らし、相手の意識が逸れた瞬間に技をかける競技なので（人により得意なスタイルはあるけど…）、つい癖が出ちゃったんですよねー…。

周囲にいた男友達に背後から羽交い締めにされて引き剥がされ、
「お前、そういうとこやで！」と説教くったのまでは覚えています。後はもう覚えてない。ショックすぎて。

今ではみんな結婚して、子供もいます。
年に２、３回くらい集まって家族ぐるみで遊びますが、彼と夫が仲良くて、楽しそうにLINEしているのを見ると、少し疚しい気分になります。

凶暴なエピソードですみません。今は誰にも手はあげません。完全に若気の至りだと思っています。

学生のころに片思いをしていました。身長が高く、笑うと目尻にしわが寄るのが印象的な同級生でした。

どこを好きになったのか、いつごろから想いを抱いたのかは覚えていませんがとにかく夢中で。
少しでも一緒にいたい、笑いかけてほしいと考えていて、放課後に口実を作っては共に過ごす時間を作って１年を過ごしました。

だけど、話の内容は…その人が片思いをしている子についてでした。
しかもその相手は私の友人（Ａとします）で、Ａと私の関係を知っている彼は「Ａはどんなものが好きか」「最近Ａは付き合っている人はいるのか」とＡに関する質問ばかりで。本人はさりげなく聞いているつもりだったけど(笑)
でも、私はＡのことを聞かれるたびに「なんで私じゃないの、こんなに一緒にいるのは私なのに」と悔しさとやるせなさで胸がいっぱいで、家に帰ると声を殺して泣く日も少なくなかったです。
それでも質問に答えればニコニコと笑って聞いてくれて、恋人はいないよと言えばそっか、なんて嬉しそうに私をみるものだから、その笑顔が私に向けられているんじゃないかと何度も錯覚してしまって、どうせ叶わないならせめてもう一度見たい、とずるずると卒業するまで繰り返していました。
結局それ以上の発展もなく私たちは卒業し、その後は県外に出たこともあって友人関係も終わってしまいました。

今は私も結婚して幸せだし、相手のその後も知らないけど、もしあのとき告白してたら何か変わってたのかななんてたまに思い出します。
以上、すごいベタだけど現実の出来事でした(笑)トピズレしてたらごめんなさい。

十代の頃、同性の親友に片想いをしていました。結構長い間好きで好きで、今でも、生涯であれほど熱烈に惚れていた相手は無かったと思っています。ただまあ、同性だし、なまじもともと親しい友人なので失いたくない相手だしで、葛藤して苦しんだ記憶も強いです。
その人にはキッパリふられて、今ではお互い結婚してそれぞれまあまあ幸せに暮らしています。今でも彼女は良い友人です。

実らなかったけど自分の人格に影響するような恋ができて良かったと思ってるし、推しカプを書く上でも当時の苦しい気持ちが役に立っている部分がある気がしています。
ふだん気軽に人に語れないことなので、ここで語れて良かったです、ありがとうございます。