１つ１つは割とシンプルな問題でも、それらが重なって複合的になると途端に解決するのが難しくなる「多体問題」のようなパターンですね…

・トピ主さんが好きなAさんが構ってくれなくなった
・後から入ってきたBさんの更新頻度が上がり、また画力も高い
・Aさんは最近はどうやらBさんにご執心のようだ
・Bさんは「他人の二次創作は読めない」派、RTは義理と思ってしまう拗らせ

失礼承知で率直に言うと
「好きだった人が友達に惚れてしまったけど、友達はそんな気がないらしくてモヤモヤする！」
みたいな話だなーと思いました。
「あー、少女漫画とかでよくあるヤツ―！」じゃないですけど。

●自身を磨く
「Aさんに振り返ってもらいたい」「Bさんに追い越し追い抜きたい」
動機はどちらでも構いませんが、まずは創作者として自身を磨くことに集中してみることです。
技術的なことはこの半年で取り組んで「追い越せなかった」とのことですが、
それをしていなかったらもっと距離を離されていたかも知れません。

「赤の女王理論」というのがありますが、周りが歩き続けている中で立ち止まっていてはどんどん置いていかれる一方。
相対的に同じ距離感を保ちたいのであれば、自身も常に歩き続け無ければいけない、というものです。

よく「気がついたら友達がめちゃくちゃ絵が上手くなってた」みたいな話ありますね。
それって自分はゲームしたりテレビみたりしてる間にも、友達は絵を描いていただけ、なんてオチが大半です。
自分はただ立ち止まっていただけ。友達は歩いていた。だから画力の距離が縮んだり離されたりしただけ、という。

半年間続けられたのであれば、頻度や濃度は落としてもその後も継続して「絵の勉強」は続けられるのではないでしょうか。
継続は力なりです。
すぐに成果が出なくても、続けることで「あ、結構これたな」って気づく日がきます。

また、特に漫画に言えることですが、画力だけがすべてではありません。
絵が下手でも面白い漫画というのは、絵よりも内容に価値があるから面白いわけですし。
画力で勝てないのであれば、萌えの感性を鍛えたり観察眼を養ったり、そういうアプローチもあります。

作画の中に萌えポイントを増やしたりとか、「青い鳥」じゃないですがエモさに気がつくポイントを増やすとか。
思い切って、Bさんに創作者として相談したり教えを請うのも手だと思います。
Bさんが創作する上で気をつけていること、こだわっていることを知れば、それが武器にもなります。
　
　
●新たに好みの作家を見つける
まぁジャンルを固定していると難しいかも知れませんが、他にも良い作家さんいないかなーと探してみたり。
また、思い切って別ジャンルで探してみても良いかも知れません。
その別ジャンルに移る必要まではありませんが、作風や好みを別ジャンルに見出すことで、読み専のような気持ちで楽しめると思います。

それで好みの作家さんや別ジャンルにハマったなら、思い切ってジャンル移動というのも手ではないでしょうか。
AさんBさんと距離を置くことでモヤモヤをなくす感じです。
居づらいと思ったら思い切って新天地に行くのもまた人生だったりしますよ。
　
　
●自身の感情をコントロールする
トピ主さん自身「Aさんに対する思い入れが強い」「Bさんに嫉妬してしまう」とご自身の感情に気が付かれていますし、それをコントロールする術を身につければ存外、落ち着いて今のジャンルでも活動を続けられるのではないでしょうか。

じゃあ具体的にどうすればいいんだと言われるとこれまた難しいのですが、私はある種の「諦観」こそが割と感情問題を解決してくれると考えています。
「人生、諦めも肝心」と言います。
諦めるとか良いことじゃないように思えるかも知れませんが、まぁ諦観ではなく「達観」にも近しいものでしょうか。
自分主体で物事を見るのではなく、客観的に捉えるようにすることで達観視できるようになります。

自分もトピ主さんのようなSNS上の対人関係で悩むこともありましたが、
言ってしまえば「１人２人の対人関係に悩んでいるくらいなら、作品の１つでも多く作ったほうが生産的だろう」みたいに考えることで、悩むくらいなら手を動かしてそれを忘れるくらいが丁度いいと思っています。
トピ主さんも「絵を描くこと自体は楽しくて好き」なのであれば、しばらくSNSを見ることを控え、ひたすら作品を作りまくってアップするだけにしてみるとかも良いかも知れません。

人は理屈ではなく感情で動く生き物ですが、その感情もまた理屈の上に成り立っているものです。
感情や物の見方をコントロールすることで、できなかったことができるようになったり、また逆にできていたことができなくなったり、色々です。
「見ないことで忘れる」というのもコントロール方法の１つですし、「客観視することでどうでもよくなる」のもコントロール方法の１つです。

自分を動かしているのは自分ですが、自分を動かしている自分を動かすことが出来るのもまた自分ということです。