アニメーターというか、絵を描くのならまずは模写からというのはまぁよくあるパターンです。
そのとおりで、模写は絵の勉強には良いですが、ただ模写するだけでは意味はあまりありません。
なぜ元絵の人はこういう表情にしたんだろう、服のシワはどうしてこう描かれているんだろう、影はなぜここに入るのかな、とか観察眼を持って、なぜこの「元絵」になったのかを考えながら模写すると非常に効果的です。

またアニメーターは「動き」「流れ」を描くのが本業ですので、もしアニメーターを目指すのであれば「１枚でも躍動感のある絵」「連続した絵での表現」を磨かれると良いかなと思います。

絵柄に関しては「この作品はこういう絵柄で描いてくれ」と指示があるので、それに合わせて描くスキルも求められます。
そういう意味では「自分オリジナルの絵柄」というのがないのもアニメーターかと。
どんな絵柄、表情、人物、動きでも描けるスキルを培っていくと良いんじゃないでしょうか。

爆発する煙の表現、流れる水の表現、拳で殴るシーン、泣き崩れる足元、崖から飛び降りる、飛んでる鳥、刀の鍔迫り合い、アニメでよく見るシーンですが、それぞれよく観察していないと描けないものばかりです。
アニメーターを目指すなら「絵が描ける」は最低条件ですが、それ以上に「よく観察する」というのが大事になってきますので、そういった目も養ってみて下さい。