「ピンク色の象のことを考えるな」

心理学の世界では有名な話ですが、こう言われた人のほとんどはピンク色の象のことを考えます。
脳は否定形を理解できない、という話です。

「学校の廊下で走るな」と言われると「走ってる姿」を想像しますよね。
なので「廊下は歩きましょう」という掲示が推奨されます。
「遅刻するな」ではなく「10分前に声かけてね」。
否定するのではなく、別の形で肯定する表現です。
（これを逆手の取ったのが「嫌い」の肯定ではなく「好きじゃない」という否定形で印象を和らげるという話術です。）　
　
そうは言っても考えたくないことを考えてしまう。
考えないようにすると、よりそのことを考えてしまう。
対処法は大きく２つ。

１つ目は「考えない」のではなく「別のことを考える」です。

しばらくその推しのことを頭から離すために、意図的にジャンルから遠ざかる。
距離を取ることで考える必要がなくなり、思考が侵され定着するのを防ぎます。
その間に資格の勉強をしたり、別の作品を鑑賞したり、趣味のための漫画や小説の向上練習をしたり。
そうやって別のことをすることで思考から対象を外し、忘れた頃に推しを摂取し直す。

２つ目は「上書き」です。
トピ主さんの思考に蔓延ってるのは「妄想」の中だけの話です。
外部から推しのイラストや小説などを摂取することで、その妄想を上書きすることが出来ます。
視覚的な妄想の暴走なので、小説よりは視覚的なイラスト・漫画・アニメがオススメです。