■手首だけで描かない

線は細い太いに限らずまっすぐ長く引くには
ひじを引くようにして一気に描いた方が綺麗に見えます。
手首を曲げるだけだと、短い線しか描けません。
短い線を繋いで描きあとでベクター調整するという方法もありますが
二度手間になりますし、仕上がりも一気に描いた線より綺麗にはなりません。
これができるようになると長い衣装や布のなびきなんかも
格段に描きやすくなります。

■曲線を描く練習をする

髪の毛は曲線です。
線がまっすぐ長く描けたら、次は曲線を長いストロークで
描く練習をします。これも手首だけで描かず、腕全体で描くようにします。

■ベクター線を使う

何本か描いてそのうち一本だけ消したいなどの場合に
ラスターよりも手早く綺麗に消せます。
上記のコメントでも書かれてますが、後から線の細さも変えられます。

■髪はきしめん

髪はまん丸ではない球体に生えているきしめんのようなものです。
平たいきしめんを想像して毛束を描き、何本か細い線を入れるだけで
細く柔らかい髪の毛が映えているように見えます。

■髪全体に細い線を描くのではなく、毛先や影になるようなところに
描きこむ

頭全体に細い髪を描いてしまうとやぼったく古臭く見えます。
最近流行っている絵柄は毛先などのポイントに描きこむくらいで
あとは塗りや艶ベタなどで表すと手間も省けます。

後は単純にブラシのpt数（mm）を主線より細くすることです。
主線0.3、髪の毛0.2とか好きな太さを研究することも大切です。
ただし、あまり細くなりすぎると今度は印刷に耐えられなくなることもあるので
もし本などを作る場合は印刷会社の注意書きをチェック、もしくは
実際に印刷してみてください。

慣れていれば筆圧で調整できますが、最初の内は
力み過ぎて線が太くなったりするのでまず髪以外の主線を描いて、
髪はあとからまとめて描くようにすると線の太さを間違えずに済みます。

実際の線や髪の描き方とかはやはり動画を見るのがいいと思います。
初心者向けにやさしく解説してあるので分かりやすいと思います。
↓

「プロが教える綺麗な線の描き方」https://www.youtube.com/watch?v=dG80YiP4KG8&t=28s

「簡単＆劇的変化！キレイな髪の描き方」https://www.youtube.com/watch?v=Iaec10DkqeE&t=307s

ご参考までに。

ちょっと思ったのですが、線が綺麗に引けないではなく、思ったように描いても汚く見えるって感じかな？

・基本的に細い髪は、束から外れた髪となるので、メインの束になった髪を描いて、その束から離れて先端付近で束に戻る感じで描くと綺麗に見えます。

・短い髪等は一定方向(例えば左下）に向かって束を描きますが、細い髪は一定方向から逆らうように(例：右下)で後ろの重なる髪からコントラスト差を付けて描くと前後感が出て綺麗に描けます。

・長髪等の長い髪束はＳやＣ字のように描く事で、細い髪を描くときにＳやＣのクランク部分を少し膨らむように3本程度描くとそれっぽくなります。

・もみあげ等の細い髪はあえて少したらしてから、服の上を伝って背中の方に流れる等も結構良く見えます。

最後に、あえて細い髪を一定間隔で隙間を開けて描く事で、落ち影が誇張されて髪に注目させるような事も出来ますよ～

キャラクターメインの者でないため、シルエットや輪郭を重視した絵描きの呟きですが、参考になれば幸い