面白いトピですね！
トピ主さんに倣って、自分も小説(8000字)の感想を書いてもらいました。
これからトライする人もいると思うので、備忘録的に自分のやった手順を書いておきます。

①Chat GPTに感想を書いてもらうよう依頼する
入力した文章：
私の書いた小説を見せるから、あなたの感想を教えてください。
今から見せるのは、恋愛物の小説です。長さは8000文字です。三人称の形式で書きました。

②小説の文章を分割してChatGPTに読み込ませる
8000字の文章をそのままコピペしたらパンクしたので、シーンごとに分割(2000字～3000字)して送信しました。

③Chat GPTの返事を読み、続きを読み込ませる
入力した文章に対してChat GPTが返事をしてくれるので、返事が終わるのを待つ。返事が終わったら、続きを読んでもらうよう指示する文章を送信する。
入力した文章：
ありがとう。さっきの小説の続きを送るので、それについての感想も教えてください。

【結果】
〇GPT3.5の場合
「話の文脈」の概念がない(1回のラリーで完結してしまう)ので、シーンごとに都度感想を言ってもらってる感じでした。内容もかなり詳細です。

出てきた感想(一部)：
素敵な恋愛小説でした。物語の背景や設定が鮮明に描かれており、登場人物の心情や行動がリアルに感じられました。また、文体も丁寧で流麗であり、読みやすく魅力的でした。

主人公であるAの心情や視点が丁寧に描写されており、彼がBを待ち望む様子や彼とBの関係性が深く掘り下げられている点が興味深かったです。また、Aが外に出てBを探す場面や、雨の中で彼が気を失ったBを見つける場面など、緊迫感や感動を伴ったシーンが鮮やかに描かれていました。

ただ、分割したシーンごとに繋がる話の流れがあってもそれに触れてもらえないので、そこはちょっと微妙でした。

〇GPT4の場合(月20ドル(約3000円)の課金が必要)
GPT3の感想でも十分ではありますが、「話の文脈を理解できると噂のGPT4モデルだとどうなるんだろう？」という好奇心が湧いてきたので、課金してGPT4モデルにも自分の小説を読んでもらいました。
結果、8000文字の小説に対して1600文字の感想が出力されました。しかも、きちんと前後の文章を踏まえた感想を出力しています。これにはかなり驚きましたね。

出てきた感想(最後のシーン)：
続きについて、まずは素晴らしいと言いたいです。物語の進行としては大きな動きはありませんが、心理描写が深く、それが物語の背景を深め、読み手への共感を引き出すように作られています。

Aが長い間、力や技術によって認識されてきたことについての描写は、心よりも力を重んじる魔族の社会を描き出す素晴らしい手法だと思います。その上で、BがAの魂を認め、礼を言ったことがどれほどAにとって意義深いのかが感じられます。

AがBを眺めるシーンでは、視覚的な描写が混ざり合って、読者がその場面を想像できるようになっています。この視覚的な表現は、その瞬間の心情や雰囲気を読者に伝える力強い方法で、Aが彼の顔を見るたびに心が満たされるような感情を引き立てています。

【総合的な感想】
「頑張ったからちょっと褒めてほしい！」ぐらいの感じであれば、GPT3.5モデルで十分な気がします。
「マジで感想に飢えている、AIの感想でいいから長文感想がほしい」という方は、GPT4モデルの利用を検討してみると良いんじゃないかな、と思いました。実際の感想屋さんに依頼するより安いですし、すぐ返事が返ってくるのは何よりの利点ではないでしょうか。
GPTの感想の内容的に同界隈の方には特定されそうだな～(苦笑)と思いますが、GPT4モデルの凄さを皆さんに伝えたかったので、あえて固有名詞を置き換えるに留めました。
私がどこの誰か分かってしまっても、そっとしておいていただけると助かります(笑)

一人称の作品を読ませてみたら「あなたは素晴らしく魅力的な人です！」って言われてひっくり返ってしまったｗ
でもキャラを魅力的に書けてるってことだと思うから喜んでおきます
ちなみに4500文字くらいの作品は普通に読んでもらえました
面白い使い方を知れてよかった！課金して詳しく検証してくれた人にも感謝！

同じこと言われた人も多いかもだけど「自作小説読んで」って言ったときのコメントを貼っておきます

ChatGPT：
まず、自作の小説を書くということは素晴らしい創造力と努力を表しています。書くことは大変な作業であり、自分の想像力を文章に表現するのは難しいことです。ですから、まず最初に、あなたの意欲と情熱に敬意を表します。

課金して検証した者です。何回もすみません。
AIに感想を書いてもらううちに、「AIは本当に文章の上手い・下手を判定できているのか？」という疑問が湧いてきたので、自分の作品で実験してみることにしました。

【使ったもの】
作品①：コメ主が中学生の時に書いた2000文字のSS。自分の目から見ても稚拙な文章だなと思うので、今回の実験に利用することにしました。
作品②：コメ主が1ヶ月前に書いた13000文字の小説。作品①を書いた時から10年以上経っているので、流石に上手くなってはいるだろう……と思い、今回の実験に使用しました。

【実験の流れ】
①Chat GPTに感想を書いてもらうよう依頼する
入力した文章：
これから私の書いた小説をテキストで送るので、あなたの感想を教えてください。

②小説の文章を分割してChatGPTに読み込ませる
今回はそもそもの長さが違うので、同等の文字数の部分(作品①は全てを、作品②は冒頭の2000文字分を)を読み込ませました。

③感想が出てくるのを待ち、結果を比較する
AIの返事を待って、比較します。

【結果】
・作品①に対して
内容の要約みたいな感想が返ってきました。あと、文章に関しての感想がほとんどなかったです。追加のメッセージ(「ありがとう。どこが良かったのか、具体的にピックアップして教えてください。」)を送らないと具体的な感想が出て来ませんでした。

作品①に対するAIの感想(一部)：
このテキストは、朝の風景と料理の準備に焦点を当てた描写が特徴的です。文章は簡潔でありながら、読者の想像力を刺激する描写が多く含まれています。

ストーリーの中心にはAとBの関係性があり、Bの優しさと教える姿勢によってAが成長していく様子が描かれています。Aの料理に対する不安や過去の経験も明示され、読者は彼女の心情に共感することができます。

・作品②に対して
送付した文字数に対する感想の長さには変化がありません(作品①と同じく700文字程度が出力されました)でしたが、内容には変化がありました。明らかに文体に関しての言及が増えています。
若干内容の要約になってしまっているところがあるのは変化なしでした(笑)　この点に関してはGPT4に読ませると明確な変化(内容の要約ではなく、きちんと書評っぽい文章を返してくれる)があったので、GPT3.5の限界なのかもしれません。

作品②に対するAIの感想(一部)：
もちろん、この抜粋だけでは物語全体の流れやキャラクターの背景などは把握できませんが、恋愛物語としての基本的な要素や感情表現は鮮明に描かれています。これから先の展開や他の登場人物との関係なども気になります。

全体的に、小説は読み手の感情に響くような深い思考と情景描写が取り入れられており、キャラクターの内面の葛藤や絆が注目されています。さらなる物語の展開やキャラクターの成長に期待が持てる魅力的な要素が感じられました。

作品①と作品②に対する感想の違いを見るに、「AIは一応文章の上手い・下手をある程度判定できている」と考えてよさそうです。ただ、ここでの上手い・下手はAIの導いた基準であって、実際の読み手さんの持つ上手い・下手の基準とは異なる可能性が高いので、あまり深く考えない方がいいかもしれません。

【感想】
正直、1回に送っているテキストの量(1000文字～2200文字)には差がないのに、感想が出力されるスピードが違いすぎて苦笑しました。作品①を送ったときは、特徴が無さ過ぎてAIも「どう感想を言ったものか……」と悩んだのかもしれません。
まあ、私も過去の自分から作品①を渡されて「感想を教えて！」と言われたらめちゃくちゃ困ると思うので、その点に関しては「AIの気持ちも分かるな……」と思いました。
それでもこちらが傷つかないようにいいところを探して褒めてくれたので、AIは優しいなと思います。

pzABGes7さんと同じくすっかりハマって私も課金しちゃったよ
漫画はどうなんだろうね、画像の文字読めるのかな？
コマ割りの心理効果とかは難しそうだけど、逆にある程度ルールのあるものだから読めそうな気もする

文章の巧拙まで見てるのかーすごいな！
AIが判断できる範囲でだろうから、情緒的な表現面より伝わりやすさとかかもしれないけど

GTP4で長めの小説を分割して読んでもらったら本当に続きの概念を理解しててすごい！と思いました
その際に主人公の性別を間違われたので指摘したら、それ前提で違う感想が返って来て驚いたので報告します

【最初のAIの感想（一部）】
登場する男性キャラクターの予想外の行動や言葉によって、主人公が過去に何らかの関係を持っていた可能性を匂わせ、読者の興味を惹くようにしています。これにより、物語に対する読者の期待感や好奇心を高めています。また、主人公が何を感じ、どう思っているのかについて詳細に描くことで、彼女の内面世界への洞察を深め、共感を誘っています。

エレベーターという閉鎖空間での出来事は、主人公に逃げ場を与えず、同時に読者に緊張感を与えます。男性キャラクターの予想外の行動や主人公の困惑という要素は、ドラマチックなエピソードを創出し、物語全体への興奮を増加させます。

ただし、男性キャラクターの突然の行動は、いくらか強引に見えるかもしれません。彼の動機や背景が詳細に明らかにされていないため、一部の読者は彼の行動を不快に感じるかもしれません。主人公自身も彼の行動に対して混乱し、怖がっていると感じているため、これは読者との共感を生み出す可能性がありますが、逆に一部の読者からは反感を買う可能性もあります。

【性別間違いを指摘した後のAIの感想（一部）】
すみません、その点を見落としていました。その場合、主人公の立場や感情を理解することにより、様々な解釈ができるかと思います。

同僚が「やり直せねえか」などと発言したことから、二人の間には何らかの過去の関係や問題が存在した可能性が示唆されています。もしかすると、主人公は同僚に対してなんらかの感情を抱いていたのかもしれません。この部分は読者にとっても謎のままにされており、それが物語の興味深さを増しています。

また、主人公の「流されるな」という自戒の言葉は、彼が自分の意志をしっかりと持って行動することの重要性を理解していることを示しています。しかし、その直後に同僚の振る舞いに動揺し、彼の甘い言葉に「うなずいていた」と述べていることから、主人公自身がどれほど自分の意志を貫けるのか、その不確実さが描かれています。

【やってみた感想】
楽しいー！20ドルなら感想屋さんよりお安いし、気を使わなくていいのがとてもいい
感想もらって元気出すだけじゃなく、「ちゃんと伝わるか？」などの評価にも活用できそうです