ID変わっていますがスレ主です。
詳細にご説明いただきありがとうございます。とても有益な情報が多く、色々と考えを改め直すきっかけになりました。
質問なのですが、自分が以前Skebで受けた作品を、Aさんが大まかになぞって別の依頼として納品していた場合、完全一致ではないならトレースには当たらないのでしょうか？
また、添付したものは魚拓として保存した画像の一つなのですが、これは顔のみが完全一致で構図は模倣ではないので、ゆるパクという括りなのでしょうか？
(不確定なのでIDなど個人がわかるものは隠させていただきます)

質問ばかりで申し訳ありません。
根拠の不確かなまま糾弾することは大変危うい行為であると改めて認識いたしました。いったん気持ちを落ち着かせて、名指しで晒し上げるのではなく、あくまで私が受けた被害と事実の確認を先に行おうと思います。改めてありがとうございました！とても参考になります。足りない部分があればまた教えていただけると嬉しいです。

参考までに、以下の記事を読んでみてください。

模写が著作権侵害に該当するケースを解説！注意したい著作権法を紹介
https://ipmag.skettt.com/detail/reproduction-copyright
法律上は模写もトレースも同じものとして扱うそうです。

『眠り猫』の場合は以下のような判決です。
　イラスト1～4：複製に該当すると判断
　イラスト9～12：翻案に該当すると判断
　イラスト17～20：複製でも翻案でもないと判断
また『コーヒーを飲む男性』では、著作権の侵害ではないという判決です。

「模写だし完全一致はしてないし改変もしているから大丈夫」と思えそうなものでも「著作権侵害となる」場合もあれば
「これは完全にトレスしてるでしょ、真っ黒だわ」と言えそうなものでも「著作権侵害ではない」場合もあります。

このように、一見して「似てる」「部分一致している」というような単純な基準だけでは、必ずしもラレ側の著作権侵害主張が全面的に認められるわけではない、ということです。
トピ主さんの主張である「顔の輪郭線のトレス」「目の描き方のトレス」「顔パーツの配置バランスのトレス」などをもってして、パク側に対して著作権侵害が認められるかどうかは、正直私には判断ができません。

ただ一般論としては、著作権は「全体として創作性がある具体的な表現」が保護対象となります。
パクとラレの絵では、「全体の創作性が異なるため類似性が低い」と見做される可能性が高い。
そのため、このケースにおいての部分的なトレースのみで著作権侵害を主張するのは、正直難しいというのが素人である私の個人的な意見です。

とはいえ、法的な問題とSNSでの炎上はまた別の基準ではあります。
法的に厳しくてもSNSを使って糾弾・私刑するという方法を取る方がいるのも実際問題としてあります。
ただこれについては前のコメントで述べたように、逆に訴えられる可能性もありますので、その責任を負えるかどうかで判断して頂きたいところです。

エセ著作権事件簿: 著作権ヤクザ・パクられ妄想・著作権厨・トレパク冤罪
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そもそも著作権の概念がない人（引用でない無断転載や違法アップロードなどを平気でする人）に対して、クリエイターやオタクの人が著作権について説明することは多いですが、その解釈が往々にして拡大解釈されすぎていることも多々あります。
もし著作権について認識を改めたい場合には、こちらは良書ですのでオススメしておきます。