漫画は絵が多少下手でも話が面白かったり漫画としての構成がしっかりしていれば評価されやすい傾向があるので、一枚絵で評価がつくほどの画力ではないということかもしれません。
まあ画力があっても立ち絵しか描けないとかなら評価はつかない場合もあるとは思いますが。

イラストは普段どういうものを描いておられるんでしょう？
そこが明らかになっていないとアドバイスはしづらいと思います。
それと、もしかしたらトピ主さんのイラスト自体に何か問題があるというより、単純にフォロワーの多くは漫画を求めているからイラストには最初から関心がない、イラストより漫画を描いてほしいと思っているからあえて反応しないという可能性もなきにしもあらずかと。

実際の作品を見てないので憶測混じりにはなりますが、当てはまる部分だけピックアップして聞いていただければ、と。

トピ主さんは漫画の方が評価が高く多くの人に見られているという点から、ストーリーが素敵な作品が多いんだと思います。
対してイラストが伸びないというのであれば、イラストにストーリー性が薄いからではないでしょうか？
漫画が好きな人は「物語」が好きな人が多いので、ストーリー性の薄い絵は興味があまりないんだと思います。

■「説明的な絵」になっていたりしませんか？
これ自分で言ってても実に難しい話だと思うので上手く説明できるか分からないんですけど…

漫画って基本的に「絵で説明する」のと「時間の流れはコマを分けて描く」という面があると思うんです。
なので「一枚の絵の中で躍動感や物語、時間の変化を感じれる絵」であれば少ないコマ数、１コマでも済むわけです。
漫画の大コマとか見開きの絵ってのはそういう路線で描くことが多いかと思います。
対して、通常の漫画内のコマ絵というのはどうしても説明的な絵が多くなります。
描いているのはストーリーなので漫画としてはそれで十分成り立つんですけど、
そこだけ切り取ったら１枚の絵として見た時に魅力的であるかどうかはまた別の話だったりします。
　
描いてあるものが同じでも「絵の魅力」が違う、そういう絵ってあると思います。
一体なにが違うのか、どこか違うのか。
違いは見せ方（魅せ方）だと、私は考えています。
　
　　
■視線誘導や構図に工夫はあるか？
カメラの素人に人物や食べ物を撮るように頼むと、だいたいみんな同じ構図で写真を摂ります。
記念撮影っぽかったり、メニュー写真みたいな感じです。
何かを説明するための記録写真とかなら良いんですけど、
何かを訴えかけるようなメッセージをそこに込めたいなら構図や写すものの工夫があったほうが断然良い写真になります。

いくつか例として記事を引用します。
・プロのカメラマンと素人がカメラ対決
　https://www.artavenue.co.jp/column/kitaikebukuro-camera/
・iPhoneでの料理撮影が苦手なライターがカメラマンに論理的に指導を受けた結果
　https://www.hotpepper.jp/mesitsu/entry/mamoru-onoda/2020-00329
・同じ被写体なのに、アマチュアとプロのカメラマンでどのように違って写真が撮影されるのか
　https://coliss.com/articles/build-websites/operation/design/photographer-amateur-vs-pro.html

トピ主さんはデッサンなどを重視しておられるのもあって、対象やオブジェクトを描くことは出来てるんだと思います。
描くものはしっかり描けてる。
問題は上記リンクのような、「画」の見せ方の違いなのかな、と。
なので配置やレイアウトを少し工夫してみる、ということを試されてはどうかと思いました。
　
・【徹底解説】上手な絵の3つの特徴　図説します！！
　https://youtu.be/z3qLbGEC10o
・絵が上手くなる方法？
　https://lineblog.me/yusuke_nakamura/archives/1060530850.html
・ずっと見ていたいと思わせる【視線誘導法】
　https://youtu.be/pEBM2MYhTC8
・【写真10分教室】名画から学ぶ写真の視線誘導（リーディングライン）編
　https://youtu.be/fQSf-nqVTTI

こういった視線誘導を意識してオブジェクトを配置したり、レイアウトを練ったり、ポーズを変えることで
「絵の中に物語を感じさせる」ことが可能になっていきます。

「説明的な絵」がすべて絵としてダメなわけではありません。
それこそ何かを絵で説明する時は「説明的な絵」が一番有効です。

ただ「魅力的な絵」「物語を感じれる絵」を目指すなら
説明する以上に絵の中の流れや構図・レイアウトの工夫も大切だという話です。
コンセプトやメインテーマによっては描くものを「減らす」のも大切です。
キャラに寄ってみたり、逆に離れてみたり。

上記でいくつも写真や名画を例に出していますが、実は絵の教材として写真(カメラ)や名画鑑賞は非常に興味深く、得るものが多いです。
もしトピ主さんがそういった趣味がなければ、是非ともオススメしておきます。

また、さいとうなおき先生の添削動画は、一見よく描けてる絵の、どこを直せばもっと魅力的になるのかを丁寧に説明して下さっている動画が多いです。
何より実演してくれるので「百聞は一見に如かず」感がやはりスゴい。
その中でも個人的に大変参考になったなという動画をいくつか貼っておくので、良かったら見てみて下さい。
https://youtu.be/5qqUFrpa7lI
https://youtu.be/uaqdL2G3_Po
https://youtu.be/yUKVKUGxfEE
https://youtu.be/Ranoh8ogg5A
https://youtu.be/tilW4nucke8

後は、こういった添削を実際に受けてみるのもいいと思います。
私は使ったことないので簡単な紹介しか出来ませんが、sessaという有料添削サービスサイトがあります。
https://sessa.me/
有料リクエストのマッチングサイトみたいな感じで、自分の好きな絵描きさんに添削を有料で依頼することが出来ます。
こういったところで自分の絵を添削依頼することで、自分では気が付かない部分など得るものもあると思います。

以上、長々と書きましたが何か参考になれば幸いです。

けっこう勘違いしがちだけど、イラストと漫画ってそもそも全く別の技術ですよ。どっちも上手い人ってプロの世界であってもマジで稀です。一目見て息をのむような美しいイラストを描く人でも、漫画描くと全然つまんなかったりします。本来比べるものですらないんですよね。超面白い漫画でもデッサン狂ってるやつとか時々あるでしょ？
なので今後を考えればあんまり気にせず漫画に全振りすることを自分からはおすすめしたいんですが、それだと主旨から外れるんで。

漫画で評価されてるなら漫画っぽい1枚絵にしたらどうでしょ？1枚のイラストにコマ割りみたいな効果入れて複数場面描くとか。パリッとしたシンプルな色使いにして見やすさを追求して。
あとは文脈的にツイッターでの評価の話だと思うんで、細かいデッサンとかよりパッと見のインパクトの方が遥かに重要です。これに関しては先に詳しく回答してらっしゃる方がいるので自分からは詳しくは言及しません。

総括すると、みんな主さんだけをフォローしているわけではないため、パッと見でスルーされてTLを流されたらいいねがつかないんで、手を止めさせるような要素を盛り込むといいって感じですね。

すでに書かれている方もおられますが、「漫画と1枚絵は、近くはあるけど全く別の能力のものです」。
死ぬほど絵がうまいけど、読んでもピクリとも勃たないエロ漫画や、
落書きのような絵でも忘れられないストーリーやシーンの漫画が、プロにもごろごろとあります。
絵と漫画は別の技術と言い切っても過言ではありません。
そのうえで、ご自分の得意なもの、ウリを理解されて、伸ばされるのが良いかと思います。
苦しみながら評価のためだけに苦手なものを叩きのばすのは無駄とは言いませんが無駄です。
もっとばっさり言ってしまえば、イイネ何万個よりも、1円でも多くの「金を払いたくなる」ものがこの世界では最後は正義となります。そちらに近いものを突き詰める道をおすすめいたします。
見てる方は、単純な目線も多いですか、甘くはありません。見て萌えて貢ぐプロです。無理したり手を抜けば見抜かれます。彼らを楽しませられるのは自分のどこの要素なのか、どうしたらもっと楽しんでくれるのか、ご自分の長所と向き合って下さい。