①これは本当なら一コマで表現できるのでは？と思うのですが３コマくらいになってしまったり…

→台詞を考える時の言葉選びが慣れていないと思われます。
例えば

１コマ目
A「おはよう」
B「おはよう」

２コマ目
A「今日一時限目の科目なんだっけ？」
B「数学だよ」

３コマ目
A「げ、宿題あったっけ？」
B「あった。またやってきてないの？」

この３コマを１コマにするには

A「はよー、今日一時限何だっけ」
B「数学」
A「げっ」
B「どうせまた宿題やってないんだろ」

これぐらいですみます。
これは極端な例ですが、セリフが丁寧すぎるとコマに収まり切りません。
もちろんキャラの口調なども考慮しないといけませんが、
削れる台詞はとことん削って、読者が分かる最低限までおさえます。
なので字書きさんと同様に文章力をあげることは必須です。
あとはカメラワークを意識することも重要です。
画面の中でバストアップだけになっていないか、逆に望遠ばかりでないか、
キャラが何をしていてどこにいるのか、今どういう感情なのかが分かるようにバランスをとります。

②吹き出しの位置もなかなかうまく配置できないので無駄に絵を潰してしまったり…

→上の台詞を削る作業をすると、吹き出し数も少なくなります。
あとはフォントサイズもチェックしてみたほうがいいです。
意外と小さくても読めます。
どう頑張っても被るところは出てきます。そういう時は台詞の不透明度を下げて
背景が透けるようにすると圧迫感が減ります。

③バランスを取るのが苦手なのかもしれません。
線画に至っては均一な太さで野暮ったく感じます。
繊細なタッチが好きなので細い線画にできるよう頑張っているのですがなかなかできません。

→繊細なタッチの作家さんは、細い線だけでなく、太い線と細い線のメリハリがうまいです。
メリハリがないものは立体感も無いので、画面からキャラが浮き出てこないのです。
だから平面的で野暮ったく、読む側はどこを見ればいいのかが分かりません。

線画はベクターで描いておられますか？
ベクターだと後から太くしたいところだけ太く出来るので、最終的な画面を見てから
線画の太さを変えてみるとメリハリができます。

後は好きな作家さんの漫画をよく見て、画面構成を勉強するのもおすすめです。
映画もカメラワークや表現力、陰影の見せ方の参考になりますから
気分転換がてらに鑑賞するのもいいですよ！

色々言いましたが、漫画に正解はありません。
最終的にはトピ主が楽しく描くのが一番いいと思うので、根詰めすぎないように
ゆっくり頑張ってね。