初めて同人誌を作って4年になります、それから同じジャンルで平均年4冊程度は発行してます。
今後も本を出していくつもりなので何かアドバイスになるならと思い書き込みますね。

もちろん、このご時世イベントはエアと呼ばれるようにオンラインのものになり、従来のものと比べると様々な箇所に影響がでるものですよね。
例えば一般参加者の数が減る、それに伴う同人誌の売れ行き。
思ったより売れなかった、は当然だと思います。
私もそれを考慮した部数を予定して今度発注するつもりです。

ウイルス騒動がある前から、思ったより本が売れなかった(らどうしようも 含め)は、常に多くの方々が悩んでいた課題ですが、私にも悩んだ時期がありましたが、今は全然気にならなくなりました。

確かに本を一冊出すのに相当な出費をするのは確かです。イベントに出ればまた出費がかさむ。
それでも何故、本を出してイベントに出るのか、答えはいつだって「楽しいから」です。
楽しさを買ってる、それが趣味ですよね。
まず、その楽しさにいくら出せるかだけ考えましょう。ちなみに本の売り上げは臨時収入くらいに思ってます。

去年の10月に参加イベントに台風が直撃しました。
果たして発注していた新刊がイベント会場に来るか来ないか、運搬してくれる方の安全は勿論願いつつ、新刊に会えるのか会えないのかだけが気掛かりでした。

滅茶苦茶がんばった原稿が本になるんですよ、その感動を目の当たりにできる、それ以上は求めません。
むしろそれ以上を求めるのは傲慢だとさえ思っています。

思ったより本が出なかったのは、勿論貴方の実力の所為でもカプの所為でもないですが、
それよりもぜひ「何故本を出すのか」を考えませんか？

本を出すって、誰の為に出してるのでしょう。
私はいつも自分の為に出してます。
最低限、自分の為の一冊がこの世に誕生するなら他に求めるものはなく、その喜びを「お裾分け」する気持ち程度に頒布しています。

今回貴方が本を一冊出した事で、貴方の仰る通り、印刷所の支援に繋がりました。
なんなら本を出す人が少なくなるこの時期に本を出す心持ち、誰かのやる気に繋がってるはず、とても素晴らしい事だと思います。

そして、それだけ推しや好きなものに対する愛情がある方が、「思ったより部数がはけなかった」なんて事でやる気を失うなんて悲しいです。
そんなにも素晴らしい思い出を、嫌な思い出として塗り替えないでくださいね。

今度、分厚めの企画本をエアイベントで発行しますし、下半期にはそれに負けない厚さの推しを描いて発行したいと思っています。
カプもマイナーですよ。企画でもしないと創作してくれる人もいないくらいには。
別に一冊も出なくても、このご時世は印刷所支援が最大の目的ですし、支援もできて欲しい本が自分の為に一冊でも作れるなんて最高ですね。

私も同じように悩んでた時期、なんのために同人活動やってるんだ？とがむしゃらに描いてただけで考えてもこなかった事に目を向けました。

きっと原点は、「好きなものを創作する喜び」ではなかったですか？
魔法でもなんでもなく、ただ同人活動の原点を忘れない、それだけが創作意欲を持続させるものだと思っています。

長々と失礼しました。
原稿疲れは後からやってきますので、たっぷり体を労わり、また好きなものを楽しく創作される事を願っております。