本を作る際には6～8万字程度かいています。

私も普段1万字でテンポよくプロット書いてもほぼ無視で書いています、
ただやはり字数を書くには二次創作でも設定を詰めないと無理だと私は思っています。
なので
大まかな起承転結を書きます。書きたいシーンがあるなら私は”転”に置いてその前後を考えます。

次に”起”の中でもう一度起承転結を考えます。
大まかな起が例えば”再会する”だとすれば、AがBを見かける→Bがヤンキーに絡まれる→Aが止めに入る→Bも気づく　といった感じです（安直なストーリーですが）
これを承転結も同様にやっていきます。

そして、その中の行動の理由付けをします。なぜAはBを見つけたのか。神視点でかくならなぜBはヤンキーに絡まれたのか。そもそもこの二人はどういう別れ方（友人/恋人限らず）をして再会することによってどういう感情なのか。
全ての行動に肉付けを行うとしっかりとした設定集になります。

もちろんそれを多少無視しても大筋が出来ていてその場面に対する感情もあるのでいくらでも（は過剰ですが）付け足す事が出来ます。
結構おすすめです。

> 長編を書く時のコツってあるのでしょうか？
わたしはプロット含め、計画(いつまでに書き終わりたいから起承転結の「起」の部分をいつまでに書く……みたいなやつ)をしっかり立てることだと思っているので、プロットを立てずに書くと言われると、うーん、難しいですね。

そもそも、十万字とか五万字とか、それだけの量を書きたい理由ってなんなのでしょう？

単に「字数が沢山書けると凄い気がする」とかの理由なら、いきなり長編にチャレンジせずに、プロットを立てたり執筆計画を練ったりする練習を繰り返して少しずつ長い話にチャレンジすると良いと思います。

そうではなくて、どうしてもこのイベントでこのCPの分厚い本を出したい！　みたいな期限がある場合は、おっしゃるように短編連作の形が良いのではないかと思います。

そもそも長い話って、一つ一つのブロックに区切れば短いエピソードの積み重ねなので、短編連作が書ければある程度長編も書けると思います。
強いて言うなら、連作の中の一つの短編(最後の方に載せるもの)を「この話が一番の山場！」と最初に決めてみて、その話に繋がる要素を他の短編に入れてみてはどうでしょう？　同じ小物が出てくるとか、「山場」の話で使いたい台詞と同じ言葉や言い回しを使うとか。
もう最初に「山場の話」から書いちゃうのもアリですね。

少し例えが古いですが、ら◯☆すたとかけい◯んみたいなゆるめの日常４コマの話の繋げ方は短編連作の参考になります。
最近アニメ化したホ◯ミヤの原作(hrさんとmymrくん)も良いですね。ネットで読めますし！

あとは、二次創作で話の元になるアイデア、ネタって、「伏線を張っていくつもエピソードを繋げてじっくり長編で読ませる方が活きるネタ」と「短編で刹那的にテンポよく読ませる方が活きるネタ」があると思います。

トピック本文を読んだ感じだと、トピ主さんの考えるネタは後者が多いのかな？　という印象を受けました。

それなら尚更、一つのネタをだらだら引き延ばすのではなく、沢山のネタを詰め込んだ短編連作集の方がトピ主さんらしさが出せるのではないかな、と思います。
長い話は、「長編の方が活きそうなネタ」を思いついた時に書けば良いのです。

最後に、「これ面白いか？　ゴミではないか？」の虚無ですが、これはもう心を強くして書き続けるしかないと思います。

わたしのおすすめの方法は、あとがきを最初に書いちゃうことです。
「この話最高に面白いはず！！」と思えるのはネタが思いついたときだと思うので、そなときのテンションで「こんな推しが書きたくてこの本を出しました！！」みたいな文章を書いちゃう。「書き終わって最高にハッピーで達成感を感じている自分」を想像して、「途中めちゃくちゃ虚無に襲われたけど、この推しが書きたくて頑張りました！」とかも書いちゃう。

そのあとがきを本当に同人誌に載せるかどうかはさておき(わたしは載せないです笑)、「ネタを思いついたときのテンション」を思い出したり、「書き終わったときの達成感」を想像したりするのには、良い手掛かりになります。

良い小説が書けるとよいですね。応援しています。

読んでいて思ったのですが、多分逆ではないでしょうか？長編書きの方って5万文字を10万文字にするのではなく、10万文字を5万文字にしているような気がします。付け足すのではなく削るんです。だから10万文字として作品を上げてる方はざっと書くのにそれ以上の文章を書かれていると思います。完成時に採用するかは置いておいて、とにかくその場面やシチュエーション等を書いて、後から文章を整えるときにくどい言い回し等を削っている方が多いのではないでしょうか？ですから、最初から10万文字書くぞ！というわけではなく、こういう話が書きたいからと書き始めたら10万文字の長編になってしまったが正しいのかなと思います。
ざっとプロットを書いた後、より細かい描写を書き込み加えてからが本番ですよ。あまり文字数にとらわれると首を絞めるので、まずはこんな話が書きたいと箇条書きにでもいいから書いてみるといいです。

私はトピ主さんと逆で、長くなりやすいので削るようにしています。短い文章で話をまとめられるのって素晴らしい能力だと思います。

それはさておき、短い話しか書けないとのことなのですが、例えば両片思いのふたりがくっつくとか、特に問題のない二人が恋に落ちるとか、昔付き合っていた恋人と復縁するみたいなストーリーは短くなりやすいと思います。葛藤と障害がないからです。

これが例えば「過去の恋愛で酷いトラウマを抱えて誰かを好きになることに臆病になっているAと、盲目で目が見えないBがインターネットで偶然出会う。最初はメッセージのやりとりから始めた二人だったが、気が付けばお互いに好きになり、恋に落ちる。だが、Aには過去のトラウマがあるしBは目が見えない。だから、二人はお互いに会おうと言い出せない。しかもそこにかつてAを傷つけた元恋人が現れて……」とかになってくると、これを三万字では書けないですよね。

ここまで色々と乗せる必要はありませんが、ある程度「これを乗り越えるには時間が必要だな」とか「すぐには解決できないな」という問題や障害を設定しておくと自然に字数が伸びると思います。
トピ主さんは描写や説得力が足りないと思う部分に付け足していく手法とのことなので、そんな感じで書いていたら「いや、ここではまだ恋愛関係にはなれないな……」といろいろ加えていって、五万字くらいすぐいってしまうような気がします。

また、テンポのいいものを書くのが好きとのことですが、テンポよく長編を書く作家さんは山ほどいるのでそこまで苦手意識を持つ必要は無いと思います。
虚無感に関しては「つまらなくてもいい。私が読みたいだけだから」と思って書いてます。どんなに素晴らしい小説や漫画や映画だって、この世に生きる人の95%にとっては「全く興味のないどうでもいい、ほとんど塵みたいな話」です。この世に絶対的に素晴らしい良い話なんてありません。そういうことを考えていたらキリがないと思います。

長編（5万字〜）よりも短編（〜1万字）や中編（2〜5万字）の方が書きやすいタイプです。
文字数に関しては単純に目安で記載しています。

私の場合は書きたい「ひとつの場面」や「ひとつの台詞」の為に小説を書き始めることが多いので、勢いに任せて書くと1000字〜1万字くらいのボリュームになります。
なのでオフでガッツリ分厚い本を出したいと思うときには、場面や台詞単位ではなく、「関係性の移ろい」にスポットをあててその様子を描くようにしています。
例えば、「ふたりの出会い⇒仲良くなる⇒恋愛感情が生まれる⇒別れ⇒再会」のような感じです。
そうなると必然的に2万字くらいだとかなり駆け足というか、本当にただのプロットのようになってしまって文字数が足りなくなるはずです。
プロットも感情の動きに焦点を合わせて、まずは結末まで書ききってしまった方が最終的な辻褄がズレなくなります。

参考になりましたら幸いです。