こんな感じで進めてみてはいかがでしょうか

①ふせんを用意しましょう

②推しカプのこれが見たい！と強く思うシーンを書いて机に貼ります。それが話の結（オチ）になります
【例：ABは誰もいない放課後の教室で笑い合いながらキスをした】

③他にも萌えるエピソードをどんどんふせんに書きましょう。あればあるほど良いです。今回使わないものも別の作品に活かせます
【例：a.分けられるタイプのアイスを買ってふたりで食べる b.自転車で二人乗りしてる所を先生に見つかって逃げる c.A宛のラブレターを託されたBがモヤモヤする】

④オチに繋げられそうだな、と思ったふせんを選んでください。長編は多くのエピソードを繋ぎ合わせて出来ていきます。初心者であれば、まずは少ないエピソードで短編を書くところから始めるのが良いです

⑤④のエピソードの中で「二人の関係性が変わるきっかけになりそう」と思ったものを選んで、オチのふせんの下に貼ってください。それが話の転になります
【例の中であれば、cが転に使いやすいエピソードです】

⑥決まった「転」と「結」を繋げるために、残りのふせんを並べていきます。無理なく屋上へたどり着けそうな構造を、ふせんの順番を入れ替えたり、最初に選ばなかったふせんと交換してみたりして整えてください
【例の中であれば、a（アイスを半分こする平和な日常）は起、b（二人乗りで距離が縮まる）は承に使いやすいエピソードです】

⑦おおまかなプロットが完成しました。文章を書いていきます。ベース（基礎工事）は、各階ごとにでも、1階から順にでも、どちらでも書きやすい方で。また、最初から100点を目指す文章でなくてOKです。思い浮かばない時は「靴をはいた」「遅刻した」などの簡易な仮の文を置いておきます

⑧各階を繋げる移動（補足文）は、心情などをじっくり描写するなら階段（ゆっくり）で、時間を一気に進めたい時はエレベーター（はやい）で。これが話のテンポ、緩急になります。1階から屋上まで途切れず行ければ基礎工事は完了です。小説としての形ができました

⑨あとは何度も上って下りてを繰り返しながら、仮の文を変更したり、自分なりの表現を加えたり、基礎工事で出た余計なものを捨てたりします。これが推敲作業です。満足がいけば完成です

好きエピソードを繋げたお気に入りの一作が出来上がることを願ってます。がんばって！