何をしていたのか、どうするべきなのか、わからなくなってきました。...
何をしていたのか、どうするべきなのか、わからなくなってきました。
とても好きだった推しが原作で死に、推しが死ななかった世界を見たい、と、二次創作を始めたのが10年ほど前です。
それまで、絵なんて数えるほどしか描いたことがありませんでしたが、とにかく、他に私自身が救われる方法がわかりませんでした。
私はそれからずっと、死の運命が訪れなかった世界の推しを描き続けてきました。
推しを描くことはもはや日常のルーティンの一部と化しており、以前よりもペースは落ちましたが、現在でも週に2〜3枚ほど、一枚絵や簡単な1P漫画を描いては、Xにアップしています。
過去には、壮大な話にも挑戦しましたが、もうそういった事も推しには訪れませんので、ただただ、今日という日を、世界のどこかで生活している、そんな推しの姿を、描いています。
現在は、Xにアップすると、3〜10いいねほど押していただけることがほとんどです。
推しが生きている姿を描き続ける事に意味を見出していたため、特に数字について少ない等の不満は抱いておりませんでした。
むしろ、1つでもいいねがつくことで、推しが生きている姿を見てくれる人が他にもいる……という安心感がありました。
先日の事です。
とあるアニメを観ていて、とてもかわいらしい……と感じるキャラがいたため、ふと描いてみました。
この子を、仮にAちゃんとさせていただきます。
Aちゃんは描いていてとても新鮮で楽しく、明るく楽しい気持ちになれました。
そして、せっかく描いたのだからと、何の気なしにXにアップしました。
翌日、私は大変驚きました。私のAちゃんに、一万近くのいいねが──。
旬ジャンルの二次創作に一万、二万といいねが付くのは、クレムを見ていたため知識としては知っていましたが、何しろ、私には縁のない世界でした。
流行っているアニメなのも知っていましたが、Aちゃん、ここまで人気だとは……。
Xのおすすめも、それまではほとんど見ていなかったのですが、気になって見たところ、Aちゃんの作品が次々に出てきます。
どれもとてもかわいらしく、魅了されてしまいます。
そして、それらには一万、二万といいねがついていました。
私のAちゃんにも、なんだか距離感はよくわからないけど、かわいいと褒めてくれているリプがいくつか届き、それも素直に嬉しく思いました。
さて、読んでいただいている方には、この後の展開がきっと予想できることかと思います。
とても恐ろしい事です。
私は、推しと過ごす元の静かな生活に戻ろうとしました。
しかし、推しが今日どのような素朴な生活を送っているか、いつもならスッと絵が浮かぶところ、突然、全く浮かばなくなっていたのです。
代わりに、Aちゃんのかわいらしい躍動感のあるポーズが、表情が、次々に脳裏に浮かんできます。
ああ……。
気付いてしまったのです。とても恐ろしいことです。
私は、私が描かなければ、描き続けなければ、推しは、死んでしまう、誰からも忘れられてしまう、という、
思い込み 義務感 そういったもので二次創作を続けていたのだと思います。
一体いつからそうなっていたのか、1年前なのか2年前なのか、5年前なのか、定かではありません。
私が描いてあげなくても、推しは立派に生きて、そして、全うに死んだというのに、私ごときが、烏滸がましくも推しを「生かしてあげている」と、そんなふうに思って、ずっと絵を描いてきたわけです。
推しの死を、つまりは生き様そのものを、私はずっと傲慢な手段でもって否定し続けてきたのです。
私は、ひどく混乱しました。
何てことをしてしまったのだろう。
世界一大好きな人に、
そして、その気付きを私に齎したのが、推しとは対照的にもたくさんの人たちに愛されているAちゃんであること、
また、Aちゃんを描いた際に付随してきた大勢の他者からの承認、評価といった、そういった大衆的な価値であること、
これらの事実は私の心を容易く破壊しました。
私はこの先どうしていくべきなのか、毎日何もする気が起きず、部屋は荒れ果て、ヤフー知恵袋やクレムを眺めるしかできることがありません。
私は、どうしたら推しに償いをできますか。
みんなのコメント
推しが、葬式でたくさんの人に暖かく見送られている作品を描くべき時なのかもしれません。
それで、推しとはお別れするべきなのかもしれません。
あなたは全力で生きたのに、これまで、無理矢理繋ぎ止めてしまった。本当にごめんなさい。
拝読しました。
同じく毎度好きになる推しが原作中で裏切ったり闇堕ちしたり殉死します。その度に「こうならない世界線が見たかった」とifのストーリーを書いています。
今トピ主さんは、数字を沢山貰えたAちゃんを推すことで満たされる欲求と、長年愛でてきた(少し拗らせてしまったような)義務感から創作をしてきた推しさんを描くかで、心が揺れているのではないでしょうか。
結論からいえば、数字の渇望が湧き上がってきた時は(何日間でも良いので)Aちゃんを描けば良いし、満たされてきたなぁと感じたら(orまた描きたくなったら)推しさんを描けば良いと思います。
二足のわらじでも良いじゃありませんか。
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亡くなった人を偲ぶのは普通の感情
まだ生きていて欲しい、でもAちゃんしか今は浮かばないなら推しには少し眠っていて貰ってもいいんじゃないかな
もう眠らせてあげたいと思うなら何か最後の作品を描けばいいし、いつか推しのいない世界について考えることがあればその時に描けばいいわけで……それでよくないですか
亡くなった好きな人をずっと生かしておけるのが創作の世界
時の流れは一定ではなく、創作の中では止めたり戻ったりもできる
死に様は生き様ではあるけど生きていたら……を考える貴方がいるのもその人が生きていた証
勿論、お弔いを済ませたあとに何年かして、また生きているその人に会いたくなったら会い...続きを見る
好きなことをしたらいいんじゃないの?
Aちゃんを描くのは楽しいんでしょ?
よくわからないけどトピ主が罪悪感で潰れて苦しんでいるのを推しは喜ぶかな
部屋を元に戻してなるべく健康的な生活をしましょう。
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