絵描きで漫画描きです。小説が書けません。
最初二次小説を書こう！と意気込み始めたものの全く続かずに、けど創作をしたいと思って絵の練習をして漫画は描けるようになりました。
私が小説が書けないのは持久力がないのだと思います。書いていても書きたいシーンにたどり着く前に飽きてしまって放置が続いてしまいました。その点漫画は、書きたいシーンを書くだけで満足できるので、楽しく続けられています。
また、小説って絵よりも上達が分かりづらいところも飽きてしまう原因です。絵はとりあえず手を動かし続ければうまくなってる実感が湧くので、例え漫画の発想力が薄くても、前よりもイケメンな推しがかけてるだけで幸せになりますが、小説にはそれを見いだせず、辛かったです。
私は二次創作を読む上では小説のほうが大好きですが、つくり手としては絵のほうが楽しいし楽だな、と思います。

ダニング＝クルーガー効果。
ある程度のレベルになると「できない」って思うようになる。

子供の頃は「私お絵描き出来るのー！」っていう無邪気な子でも
段々と上には上がいることを知り「私は下手だから描けない」と言う。
しかし、絵を描き続けると徐々に実力と自信を再びつけるようになる。
上級～プロレベルになるとまた自信が付くようになる。

「できない」ポイントは２箇所。
本当に始めたばかりの初心者の頃と、中級者になって上を目指そうとした時に自分はまだまだだと自覚した時。

幼稚園児や小学低学年が作文に取り組む時と、
自信作の小説を一作書いてみてそれが大したことなかったと自覚した時の
「自信」の度合いは同じくらい。
で、それが「できない、書けない」って表現になる。

小説を書く人が「字書き」と自称するのは、どこかに小説というレベルのものを書けていないという謙遜、もしくは自信のなさが出ているのかなと思っています。
それと同じように、ある一定以上のレベルに達していないと小説と名乗れない、小説に値しないという思い込みを多くの人が持っているのではないでしょうか。
私も「字書き」ですが、やはり小説書いていますと言うのは少し抵抗があります。たしかに小説を書いているはずなのに。
そういった、ある意味勝手な謙遜のようなものかと。

また、自分の友人では、「一場面しか書けない、セリフしか書けない、散文のようにしか書けない」という人もいて、最初から最後まで数千文字でストーリーを書き上げることができないみたいです。
これは勿論、根気やテクニックによるものかと思いますが、その根気を趣味でどこまで出すか、どの表現方法で発揮するかは個性ですからね。

小説好きなので、たくさんの小説が生まれて欲しいのですが、書き上げるのは、案外大変ですから……

小説とはちょっと違う話ですが、本当に文章が下手な人も実際います。
仕事でやりとりしている人の中には、「嘘でしょ？！」ってレベルでてにをはからおかしい人もちょくちょくいます。
別に外国育ちとかなんらかの障害があるとかではなく、日本育ちで大学も出ていて、自分で事業を営んでいたり部下を多く持っているような人の中にもいます。
話をすると普通ですし、長期の計画を理路整然と説明することもできる人たちです。
なのに、メールでは文章が無茶苦茶で、コラムなどを書いてもらうと一からこちらで書き直した方が早いくらいに崩壊した文章のものが届きます。
小説を書きたいと願うような人なら流石にここまでひどいレベルではないと思いますが、会話でなら自分の思考を伝えることはできても、文章に落とし込む能力が低い(訓練が圧倒的に足りてない)人はいるんだなと思います。
卒論とかどうやって切り抜けたのか、すごく興味ありますけどね……。

小説でも絵でも漫画でも、「書（描）けない」と言ってる人の「書（描）けない」は一律同じレベルというわけじゃないんですよね。

①面倒くさいとか自分には無理と思って最初から諦めてる
②一応形にはなってるけどお粗末な出来
③下手じゃないけどけど上手くはない
④十分上手いけど本人の理想が高い

トピ主さんはおそらく①とか②の人をイメージしておられると思うのですが、実際に「書（描）けない」と言っている人には③とか④の人もかなり多い気がします。
私のフォロワーの絵がとても上手い人、小説がとても上手い人がそれぞれ「小説が書けない」「絵が描けない」と言っていたのですが、過去に投稿した作品を拝見する限りだとどちらも一定のレベルには達していました。
第三者からすれば十分と思えるレベルでも、本人の理想が高ければ高いほど完璧に近い形でなければ「書（描）けない」になるんだと思います。
小説や絵だけじゃなく、語学やスポーツでも日本人は「できる」に求めるレベルがかなり高いそうで、ちょっとくらいできても「できない」と表現する人が多いそうです。

沢山のコメントありがとうございました！トピ主です。まとめてですみません。

元々このトピを立てたのは、ROMの方が「小説書けないけど友達が欲しい」ということを仰っていたのがきっかけです。ROMの方が小説書けない、というのは本当によく見かけますが、「小説書けない」ってどういう意味なんだろうと(当てこすりのようになってしまうかもしれませんが、批判する意図などはないですすみません)。なので、「(高いレベルでの)小説書けない」というのは、自分の中で除外してしまっていました。友達が欲しい、というような、切羽詰まった(？)、創作意欲ではない動機において、創作物の出来はあまり重視されないかなと思って。

けれど、良い小説を読んでいるからこそ、自分が実際に小説を書くことへのハードルが高くなるというのはあるかもしれないと感じました。でも面白い小説読んだ！自分も書こう！と思う人もいると思うので、これは性格もあるかもしれませんね。あと、実際にある小説と比較しようなんて思わないような、幼い頃から書いているというのもハードルを下げる要因かも(私はこのタイプです)。
個人的には、沢山読んでいる人の小説は面白いことが多いので、ROMの方が書き始めた小説はワクワクしながら読むことが多いです。ROMの方、どんどん小説書き始めてくれ…！笑

実際小説書けてる人の「小説書けない〜」は、普通にまだ上を目指してるんだなあと思います。向上心があって素敵。トピ文に書いておけば良かったです、すみません。

その他の意見としては、途中で気持ちが折れる、着地点にたどりつけない、本当に文章が書けない人もいる、などがありました。ありがとうございます！私も気持ち折れてるし着地点に辿り着くまでに3年かかるのでわかります。小説って本当…なんでこう…。
本当に文章が書けない人もいますよね。人間色々。

まとめてになりますが、本当に沢山のコメントありがとうございました！誰か理想の推しカプ小説書いてくれなかいかな〜と思いながら、また推しカプ書いてこようと思います〜！