トピ主さんは自分が出来ていないところに着目しすぎて
漠然とした不安があるのだと思います。

正しいものを描かなければならないというのは
誰が決めたルールでもなく、自分で自分を追い込んでいるに他なりません。
今はただ練習量や理解度が足りない、物をよく知らないから
それを先に知っているだけの周囲の人々より劣っていると思い込んでいるだけです。

プロでも当たり前に資料は見ますし、むしろ見る事を推奨されています。
アニメ映画などを作る時にはイメージする場所にロケハンに行きますし、
膨大な資料をかき集めて参考にしながら進めていきます。

資料を見ても描けない、という段階だと焦るかもしれませんが
これは絵に限った事ではありません。
例えば書道の手本を見て全く同じに書く事は難しいですし
スポーツの技を動画で見て即実践できる人は少ないです。
絵も全く一緒です。まだ自分の身についてないだけであって、
そこを悲観する必要はありません。
うまい人がうまいのは、日々の練習やトレーニングを積み重ねたからです。

＞＞人体に限らず小物やファンタジー装飾(金属や立体感の難しい
よくわからない造形のもの)に対してでも描く際の考え方

これに関してはやはりまずは資料集めです。
ファンタジー装飾であっても、そのデザインの元になったものや
近しいものがあるはずです。
都会ならばそういうものを展示している博物館などもあるでしょうから
そういうところに行ってみたり、手軽に画像検索なんかもできます。

例えば「宝石の付いた王冠」なども何かしらの素材が寄せ集まりなので
「宝石の描き方」「金属の描き方」「布のシワの寄り方」
「人間の頭の大きさに対する比率」などに分解して考えて
組み合わせれば描けます。
そこで金属の描き方が分かれば鎧や甲冑にも応用できますし、布の描き方が
分かればドレスや他の衣装にも役立ちます。
応用の効くようなものを重点的にやっていけば効率も上がります。

最初から複雑すぎるとメンタルが折れるので、例えばシンプルに
宝石一個だけついた金属の王冠、など対象物を簡略化して練習していくのもありです。

もう描けないよ～！となれば3D素材などに助けてもらうのも
もちろんいいと思います。

多くの事を一度にやりすぎず、途中でやめず、ひとつひとつを完成させて
自分の武器にしていくこと。
絵は継続と効率と、そして何より楽しいと思う事です。
辛い、描けない、という感情が大きい時には少し休んでも良いですし
周りがうまく見えて辛い時にはネットを離れてみてもいいと思います。

＞＞辛い思いをした分だけ個人的にいい感じの絵は描けるし　
まるで登山したあとの景色みたいに気分もいい

↑ちゃんとトピ主さんは自分の中に原動力がある人だと思いますので、必ずうまくなれます。

絵を描く中、自分が何に対して楽しさを感じるのか、分かりづらくなっているのかな、という印象を持ちました。
私はラフや落書きをする時は、基本資料は全く見ません。
人体でも装飾でも、自分の記憶やイメージでざかざか描いて、ある程度形が決まったら更に深く描き込みたい時は資料を見ます。
イメージイラストという言葉がありますが、正にそれ。
要は自分の想像力で、遊んでいる絵。
そこにリアリティや質感を追加していきたい時に、資料を見ながら描き込みます。

とはいえ、私は自分の想像力で遊ぶのが第一、評価は二の次、貰えたらラッキーという価値観の人間です。
トピ主さんの絵を描く楽しさは、どこにあるんだろう。
それこそ一度、自分が子供の頃に描いた絵を見返したら、何かヒントが見つかるかも？

資料めちゃくちゃみますよ。
よほど身に付いてるもの以外はなんでも。
特に他人のキャラは服飾とかめっちゃ確認します。
リングはどの指に何個かな、襟の模様はこの角度だとどれくらい見えるかなって。
見ないでスラスラ描ける人は手癖にできるまで練習しただけだと思います。

でもトピ主さんは達成感の良さを知ってるようなので、あまり他人を気にせずいれば、着実に画力上って楽しんでいけそう。
人体デッサンはやっぱり骨格とかから覚えるのが確実かなと思います。
腕の骨が横2本くっついてるの知ってて、それ意識して描ければ、手首の断面を真円想定で描いて違和感バリバリとかならないですよね。
そういう積み重ねです。