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ID: qGr6muok2022/08/16

【お題でSSを書いて遊ぶトピ】 お題:『祭り』 ・4...

【お題でSSを書いて遊ぶトピ】

お題:『祭り』

・400〜800字程度
・版権、エロ、グロなど投稿規約に反する内容以外なら何でも◎

色んな人が気軽にSSを書いて投稿できるトピがあれば楽しそうだな~と思って立ててみました。
思い思いのお話を書いていきましょう~

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みんなのコメント

ID: xB13wbnL 2022/08/16

「今の祭りって、盆踊りとかないらしいよ」
「マジで?」
「あ、でも言われてみればそうかも」
「小学校でやったよな」
「アニメのエンディングとかで見た記憶」
「確かに」

笑いながら脇を通り過ぎて行く男子学生の集団を見送る。
はて。盆踊りをしたのはいつが最後か考えてみる。確かに、一桁台の年齢以来かもしれない。
祭りと言えば、食べ物の屋台に、金魚掬いに水風船、最後に花火が上がれば充分か。
それらしい雰囲気を味わえればいいのであって、縁日だろうが祭りだろうが花火大会だろうが、もはや名前は何でもいいのかもしれない。
そこまで考えたところで、思い...続きを見る

ID: apP7JBvf 2022/08/16

暗闇祭り、という話を聞いたのは去年の夏の終わり頃であった。なんでも、とある神社で毎年8月16日にひっそりと開催されているらしい。
それを誰から聞いたのかは忘れてしまったが、私は8月に入ると毎日のようにカレンダーを眺めていた。

16日が来ると、私は仕事終わりにすぐ神社に立ち寄った。早くしすぎたのか誰もいなかった。本当にここなのだろうか?石階段に座ってぼんやりと時間が経つのを待った。普段は蚊が鬱陶しいのだが、その日は不思議なくらいに静かであった。
「おい」
私は揺さぶられ、目を開いた。膝を抱えて眠っていた私を、暗がりの顔が密やかな声で笑った。
「行くぞ。射的でもしようぜ」
その人は...続きを見る

ID: gyLs5W3Q 2022/08/16

「地獄に落ちろっ!」
 私は彼に向かって少し強めの別れの挨拶と、お気に入りのピンクの鼻緒の下駄を投げつけた。白百合柄の浴衣と同じく、彼へのお披露目は次のお祭りの予定だったのに。たった今をもって元彼となった男には今後二度とこの浴衣も下駄も、見せることはないだろう。
 ここまでに至った事情はなんともベタな話だった。隣町の大きなお祭りに彼を誘う私。今週末は忙しいと断った彼。傷心の私を気遣ってお祭りに誘ってくれた友人たち。そして、この人混みの中で何の因果か引き合わされてしまった彼の浮気現場。ほら、ベタでしょう。
「ごめんね。私抜きで楽しんでね」
 友人たちにそう言うも、それが困難なことくらい分...続きを見る

ID: WItqCpk5 2022/08/16

 夜になっても気温は摂氏30度を下回る事なく、まだ昼間であるかのような蝉の合唱が、僕の鼓膜の奥へと入り込む。わんわんと鳴くその音は、近いようでいて遠い。風が杜の方から降りてくる。その風は酷く生温いのに、どうしてだかひんやりと冷たかった。
 道行く人の群れは一定方向を向き、先にある灯を目指して何処か浮ついた足取りで歩いていた。その中をひとりで歩いているのは僕だけで、どこか居心地の悪さを感じてしまう。
 喧騒を避けて道の端に寄ると、急に吐き気に襲われて口元を覆った。不意に右肩に重みを感じて、思わず体をこわばらせた。
「ゴメン、驚かせちゃった?」
 口を抑えたままおそるおそる視線を声の方へと...続きを見る

ID: LYZwqx3B 2022/08/17

かれこれ三日三晩続いている戦勝の祭りはいまだ終わる兆しを見せない。長い苦難の時代から解放された民の喜びが、それだけ大きいということだろう。
そこら中に笑顔があふれ、老若男女の陽気な合唱が夜空に響き渡る。勢い任せに踊る人々の足どりに合わせて、まるで都全体が揺れているような気がしてくる。

私は熱狂する広場の片隅で、祝祭のにぎわいをぼんやりと眺めていた。
同じ空間にいるはずなのに、目の前の光景があたかも別世界の出来事のように感じられてしまう。
――それは私が、もうこの世にはいない人間のことばかり考えているからかもしれないが。
(あの人は、こういうどんちゃん騒ぎが好きだった)
大はしゃ...続きを見る

ID: OV1PTDcA 2022/08/17

「俺たちも行こうぜ」
聞き慣れない盆踊りのメロディに尻込みしているヒカルの手をぐいっと引っ張って、二人で踊りの輪の中に飛び込んだ。この地域では昔から盆踊りといえばこの妙にポップな曲が流れる。親がちょうど俺たちぐらいの年齢に流行ったというその曲は、いわゆる『ダンシングミュージック』というやつで、軽快なリズムとノリの良いアップテンポな曲調が売りなはずなのに、クラシカルな振り付けの盆踊りにするなんて莫迦みたいだなんて思ってしまう。
「ちょっと待って、これで踊るの?!振りなんてわからないよ」
流れ出したイントロに戸惑っているヒカルの顔がとても可愛い。恥ずかしいんだか困っているんだが、ほんの少しだ...続きを見る

ID: ou4eDa8S 2022/08/17

※800字オーバーしたのでダメなタイプのSSです

「あなたは今日中に望みをかなえなければいけません。望みは昨日神前で願ったことです。なにも難しい話ではないでしょう。想い人に告白するだけなんですから」
 という神様の使いから二度寝を妨げられたのが朝。それから四六時中「告白しろ~」と私にしか見えない幻覚及び幻聴に付きまとわれる。さらに輪をかけて面倒くさいのが「いいんですか、貴方が告白しなかったら世界が終わります」なんて脅しも兼ねているということ。
 
「グズグズしている暇はありません。世界が終わるまであと〇〇時間ーー10秒経過しました」
「不穏なタイムキープ止めてよ」
「じゃあ何の...続きを見る

ID: JMUDuzGm 2022/08/18

832字SSオチなどない。
 花しずめの祭りは桜の花散る頃、花びらの舞うにまかせて疫病の流行る。
 娘たちは額に花つけて、さんささんさと口ぐちに花の散るも厭わずに桜の枝を振った。歳は七つ八つ、顔におしろい、唇に紅粉さして、そろいの着物。
 その娘たちが「あねさま、あねさま」と呼ぶ、歳は十四の白皙の乙女は、額に桜色の枝生やす。枝先には散らぬ桜の花開かせて、千歳桜と人は呼ぶ。
 ああ今年も、千歳桜は散らぬ桜と人々が十四の娘を輿に乗せる。花しずめの娘行列は、日暮れどきの影をながながとあぜ道に伸ばす。
「さんささんさ、そーれ。さんささんさ、そーれ」
 先頭の娘二人のかけ声にあわせて、桜の枝...続きを見る

ID: 12GHzDEJ 2022/08/18

同じく800字オーバーです、すみませぬ…

「やべえ、見て見て。祭りやってる」
後ろからケイにTシャツの袖を引っ張られてその視線の先に目をやった。
こぢんまりとした神社のきれいに掃き清められた境内はいつもとは違って沢山の人で賑わっている。どうやら祭りの準備らしい。いや、祭りというよりは。
「わー、あそこの屋台、焼きそばだ。食いてー」
祭りに付き物、所狭しと並ぶ屋台の設営中のようだ。
「なぁなぁ腹減らね? 店開くまで待ってみねぇ?」
「あのな」
指を咥えそうな勢いのケイはまだ骨組みだけの店の傍らに立つ幟に心を奪われているらしい。夏、祭り、屋台、焼きそば。いや確かに、そ...続きを見る

ID: JPYx3Z75 2022/08/18

祭り要素少なめな上に、800字超えてしまいましたが……

 遠くで祭囃子の音が聞こえる。なにぶん娯楽が少ない小さな村だ。年に一度の祭りには、ここぞとばかりに多くの人が訪れる。
「兄ちゃん、ぼくもあっちに行きたい」
「ダメだ。まだ準備が終わってない」
「えー」
 唇を尖らせて、いかにも子供のわがままといったふうに弟はぶすったれる。決して聞き分けの悪い子ではないが、まだ七つになったばかりだ。楽しそうなことがあると、そちらに気を取られてしまうのは仕方がない。
「千晶、いい子だから少しだけじっとしてくれ」
 人の寄り付かない薄暗い廃社で、弟の着物を整えてやる。出店の前を通りがかった...続きを見る

ID: 2RFoh7wA 2022/08/19

今夜の祭りを境に、我が初恋の君は人間ではなくなる。
四方を山に囲まれ世間から隔絶されたこの村では、現人神を祀るだなんてことが未だ当然のように行われていた。最も、私だってインターネットを通じて外の世界を知るまでは、そういうものなのだと信じて疑っていなかったのだが。
昨年、先代が病没した。後継として白羽の矢が立ったのが彼女だった。
彼女はその要請をすんなり受け入れた。「神様になれるなんて夢みたい」と笑っていた。おじいちゃんたちもすごく喜んでるんだ、と。

本人が嫌がっていないのに、私が口を挟める訳もない。
同世代であるとはいえ、自分にとって彼女は高嶺の花であり、もとより別世界の人間のよ...続きを見る

ID: 0EkAVZ5R 2022/08/20

 深い闇の広がる眼下の向こうに、ぽつんと小さな明かりが灯る。ひとつ、ふたつ、そばを風が通り抜けるたびに揺らめく篝火は増えていった。
「もうすぐ祭りが始まるよ」
 石敷きの段差をしゅるしゅると下っていた蛇が頭を持ち上げ、階段脇の暗がりを覗きこむ。茂みのなかで小さな火種が点滅した。
「もうすぐ祭りが始まるよ」
 蛇は割れた舌先を出し入れしながら繰り返した。
「見てごらん、麓はもう火の海のようだ。ごうごうと燃えてるよ。あれだけ明るければお天道さまもきっと応えてくれるだろう。きみは参加しないのかい?」
「ぼくはまだ……」
 か細い声が尻すぼみに消えていった。影がゆらゆらと曖昧に動いて、や...続きを見る

ID: knq9HRtW 2022/08/20

1243字。めちゃくちゃ文字数超えてます、すみません!

 こっちだよ、と手をひかれるまま歩いた。屋台に、お囃子、ちょうちん、お面を被った子ども。あたりは祭りの高揚にぼんやりと輪郭をなくして、ゆっくりと揺蕩っているようだった。
「どこまで行くの?」
「もうちょっと」
 そう言って笑うのは私より少し年上の、十歳くらいの女の子だ。祭りで家族とはぐれて浴衣もはだけ、下駄の鼻緒で靴擦れまでして泣いていた私に声をかけてくれた、地元の子だ。「この辺の子じゃないね、どこから来たの?」「東京」「遠いね。足、痛いでしょ。休めるところがあるから一緒においで」と優しく言われて、頷いてしまった。
 人でご...続きを見る

ID: 2umt3vV0 2022/08/20

 東京の人は、金魚すくいなんてやらないらしい。
「だって、あきちゃん、金魚持って新幹線乗りたくないでしょ?」
 混み合う通りを縫うようにして歩きながら、ユウ君が笑う。じゃあ、ユウ君が飼えばいい。そう返したら、彼は苦笑交じりに首を振った。
「やだよ。水槽とかポンプとか、持ってないし」
「ネットで買えば次の日届くんでしょ? 岩城みたいなド田舎とは違うって、言ってたくせに」
「まあ、そうだけど」
 立ち並ぶ屋台に目を投じ、ユウ君は眉尻を下げる。いちご飴に牛串、トルネードポテト。どれもこれも、地元にはない食べ物だ。日が沈み、飴色の光に照らされた売り子のおじさんたちも、当然知らない顔ばかり。...続きを見る

ID: CT1RP83V 2022/08/26

方言があります。BLです。

=====
祇園祭。京都三大祭りに数えられるこの催しは、夏真っ盛りの七月に行われる。
ただでさえ蒸し暑い盆地におびただしい数の見物客。かつて家族で出向いた際に危うく熱中症になりかけた俺は、この祭りには二度と行くまいと誓っていた……のに。
「先輩、連れてってくださいよー。地元でしょ」
「嫌や。お前ん家の近所やし、一人でサーッと行けるやろ」
「俺、大学と下宿の往復しかしてないんで近所でも無理です」
――その後もできうる限りの抵抗はしたのだが、結局は押し切られてしまった。
***
最も大きな祭事がある日なだけあって、通りは幼少期の記憶と同じく人で溢れ...続きを見る

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