まずは用紙サンプルを取り寄せましょう（取り寄せられれば）。それだけでだいぶイメージが膨らみます。
そして「同人誌　装丁」とか「同人誌　デザイン」などでググってあれこれ見てみましょう。真似したいデザインが見つかるかもしれません。

これは最近読んだデザインの本に書いてあったのですが
「同人誌は表紙や裏表紙の絵をどうするか、紙は何を使うか、遊び紙を入れるか、箔押しなどの特殊加工をするか。それら全てで『その作品を演出する』という意識が大事」だそうで。私はこの話、とてもよくわかります。

作品に籠めたイメージは自分にしかわかりません。今回の話で言えば、トピ主さんが作品に籠めたイメージに合う装丁はトピ主さんにしかわかりません。ご自身であれこれ見て、考えてみることが一番です。自分にとって最高の一冊にするには、自分の努力が不可欠です。
突き放すような言い方で恐縮ですが、まずはある程度ご自身で学んでみましょう。そして自分の目指す方向性を決めましょう。そこから「私はこう思うんですがみなさんどう思いますか」と質問して、考えを深めていくのです。

ちなみに私が過去に作った本（テンションが日常系寄りのゆるい恋愛話の本）は、
・表紙の絵は余白を多く取ることで表紙に使う特殊紙の特性が目立つようにし、
・キラキラ光るラメが控えめに散りばめられた紙に敢えてマットPPをかけて光沢を抑え、でも僅かに光る表紙にすることでパッと見落ち着かせながらも特別感や期待感を演出し、
・桃色系の遊び紙を前後に入れて読者の心理誘導を狙い、
・本文には表面少しザラついた黄みがかっている紙を使って雰囲気の暖かさを演出
しました。
こんだけぐちゃぐちゃ語っていても実際に見たら地味な本ですよ。狙った通りの印象を読者に与えられてるかもわかりませんし。
でもそれが私の作品には合っている、と私が判断して作ったので私は納得していますし、満足しています。
同人誌はハデならハデなほどいい、というものでもありませんからね。

トピ主さんがの納得がいく一冊が作れますように。