プラトニックな（性的ではないけど独占欲や強い憧れを含む）矢印をＣＰ要素なしと考えるか、の違いでもあるかもしれません。
一般商業作品でも、ライバルや師弟関係で才能に惚れこんでいたり嫉妬や執着していたりというものがありますよね。個人的に嫌いな言い回しですが、クソデカ感情とか言われているものも。そういうのは二次ではＣＰに変換されやすいですよね。そもそも恋愛的に惹かれるのと人間的に惹かれるのとは、心情的には区別しにくい情動であるからだと思います。現実の恋愛対象が曖昧な人は特にそうなるんじゃないですか。その辺を悪気無く区別できてない人、ベタベタな恋愛じゃなくそういうギリギリの関係が好きで自分のは恋愛じゃないからと思ってる人、両方いるとは思います。
付き合ってるとかの設定でなければＣＰ要素なしとするか、なんらかの矢印的な気持ちが見えるだけでもＣＰだろと感じるか、人によって判断が分かれるのじゃないでしょうか。

オールキャラでも、不自然にセット押しされている二人がいるとその組み合わせが好きなんだろうなと思いますね。絡む必要のないシーンで絡んでいるとか。変に過保護な描写とか。純粋に友情や家族的に仲良しが好きなんですよ、ということであっても、友達や家族同士でこんなことするか？と思うような描写があったりすればＣＰと思うでしょうね。でも『こんなこと』の基準が人によって違うので揉めたりするんじゃないですか。

よく言う「解釈違い」と言うのが根底にあると思います。
AB好きな人は解釈の時点でABですから、本人にその気がないイラストにも出ます。
また、男と女で恋人と友人への態度の解釈が逆ということもあります。男性は弱みを見せるのは友人・良いところを見せたいのが恋人であり、女性は弱みを見せるのは恋人・良いところを見せたいのは友人(同性)である、と言う説です。

トピ主さんの例では、前者は原作で同じことがあったとしても、描き手の解釈を通した結果ABの反応や様子がカプを連想させるものになったと思います。
後者も書き手が「AはBの私物にキスするようなキャラ」という解釈で、その行為の意味が友愛からだと主張されても同作品内でそれを納得させるだけの描写がされてないのであればカプ要素だと判断されて仕方ないと思います。