保存性やお値段を考えるとアートポスト+PPが強いですが、PPなしの特殊紙、好きです。買う側としても使う側としても「おっ！なんか違う紙だ！」ってワクワクします。

私は特殊紙にする時はキラキラしたもの(ペルーラやシェルルックなど)か紙肌がかなりざらざらしたもの(エスプリVエンボスやミニッツGAなど)のどっちかですね。一目で特殊紙だ！とわかる紙が好きでよくつかっています。
なのでヴァンヌーボは自分が使った事もなければ、使っている同人誌も持ってないので紙見本の印象ですが、手触り良いし艶があるので、ちょっぴり高級感のある中々良い表紙になりそうですね。
五感紙荒目は使った事があります。キラキラで印刷自体は可愛かったのですが、紙目のせいか湿気にかなり弱いのか薄いからか、ほぼ全ての本がノド部分から引き攣れて表紙が波打ってしまっていました。
(今サイトを見たら、取扱用紙から消えてました。その印刷所が五感紙は苦手だったのかもです。)
オンデマ印刷の時は印刷のザラザラ感と黒インクの盛り上がりが軽減されるので絶対に特殊紙を使っていました。こだわりというより誤魔化しですみません。

普段は原稿に精いっぱいで入稿時はもう紙の事まで考えてられなかったり、特殊紙表紙変更は追加料金で手が出なかったりと、中々冒険できないですから、ヴァンヌーボを使ってみたらいいんじゃないかな！？って、無責任だけど思います。
アートポスト+PPなんていつでもどの印刷所でも作れるんですから、今回は特殊紙表紙の本を作ってみるいい機会なんじゃないですかね。

15年ほど前から同人誌を購入している者です。
少しずれてしまいますが保存の観点でお答えします。

購入から時間が経っても物理的な劣化が少ないのはやはりPP加工（マット・クリア問わず）ありのものです。
だた、PP加工なしの本の劣化がひどいかというとよほどひどい環境（光に常にあたる、湿気が多い）での保存でない限りめちゃくちゃ劣化する！ということはありません。普通に本棚で保管する分には気にならない程度ですし、箱等でしっかり管理するのならおそらくほとんど劣化は気にならなと思います。

しかし、やはりPP加工が無い本は背表紙あたりから色落ち等の劣化が起こりやすいです。
印刷所や使う色、紙の種類によては買ってすぐに色落ち劣化してしまうパターンもありました。

なのでトピ主さんが長期保存等を気にされるのでしたらPP加工あり（マット・クリアはお好みで）の方がおすすめです。
ただ、特殊紙も素敵なものがたくさんありますし無理に保存状況を気にしてPPを貼る必要もないと思うので最終的にはやはりトピ主さんのやりたい方法でやるのが一番だと思います。

ヴァンヌーボ、風合いがいいですよね。
ヴァンヌーボと少し似ているアラベール＋PPなしオンデマにすることが多く、二、三年保管していますが、今のところ剥がれや写りはないです。
他の方も仰っている通り、好みや作品の雰囲気で選ぶのがいいのではないでしょうか。個人的には作者の方が意図してその装丁にしたと受け取るので、PPなしでもけちっているとは思わないです。

仕上がりがイメージしづらい時は紙の名前で、GoogleとTwitterでイメージ検索するのがおすすめです！一般書籍で自分のイメージに近いものがあったり、参考になります（もうやってらしたらすみません）

トピ主さんの納得のいく本が作れますように！