ある方に凄まじい嫉妬をしてしまって苦しいです。 このトピを開い...
ある方に凄まじい嫉妬をしてしまって苦しいです。
このトピを開いてくださってありがとうございます。半ば、私の汚い感情を吐き出しているだけになってしまっているかと思います。
その方はメインで活動しているメディアはイラストではありませんが、たまにツイッターで絵も投稿されています。
そして私の絵を描き始めるきっかけになった人です。
私はその方へのファンアートを描くためにイラストを描き始めました。
ひたすらファンアートを描いていた頃からしばらく経ち、色々あって熱狂的なファンから離脱して私は一次創作者になりました。そうやって離れた後も、絵を描く上で頭の中にその方がいます。
その方の絵はいつも線画…というより線のみで描かれており、非常にラフなものです。それでも、人体の不正確さも、色がないのも、ラフな線も全てが凄まじいほどの魅力と味になっています。
その方の絵が私の目指す創作として完璧な形を為していて、自分で何かを好きなように表現するとなると、必然的にその方の創作そのものへと向かっていくのです。
もちろん私のセンスが追いつくはずもなく、その方の絵を見るたびに激しく打ちのめされます。
そして私がとんでもなく質の悪い猿真似品にしか思えなくなるんです。
他の色んな創作者の作品を見てきましたが、その方の存在が私にとって圧倒的すぎます。
好きなものを好きなように表現したくて創作をしているのに、好きなようにすればその方の紛い物になり、わざと離れれば自分の創作自体に魅力を感じません。
もちろん、限りなく私の理想の形をしているその方の作品ですが、完全完璧に理想通りというわけではありません。
しかしその時点で完成されすぎていて、九割だけ要素を真似しても意味がないんです。全ての要素がが余すことなく相互的に魅力を引き立てあっているんですから。
そしてこの憧れの質の悪い部分は、技術的に裏打ちされている部分があるにせよ、その方の作品の素晴らしさはほぼ全てその方のセンスで練り上げられているということです。
技術を磨いても、そして何度表層だけ真似したって、新しく作品を拝見するたびに表現の素晴らしさに打ちのめされます。
ちょっと例がわかりにくいかも知れませんが、例えると
バナナを横から見た様を描いたその方のイラストを追いかけて真似して創作をしていて、やっと近づけたかと思ったら正面から見た絵を出されて度肝を抜かれるような…
とにかく、そもそもその人本人じゃないと持っていないセンスから繰り出される表現に毎回脱帽している感じです。
主にその方のイラストを見ていて敵わないと感じる点は三つ、
その独特すぎる線の勢いと、なんとも言えない世界観を表したポージング、そして構図です。
例えですが…2Dのマリオをジャーマンスープレックスの途中ぐらいまで持ち上げた構図さえ描いてのけます。
色さえないのに、といっては何ですがポーズと構図のセンス、イラストとしての嘘のつき方が上手すぎます。
これは技術を磨いてもその方に近づくために意味がない事に繋がるのですが…
人体のデフォルメの際の、省略するデッサン部分選びが上手すぎるんです。私は愚直に現実通り描くことしかできません。
ここはなくてもカッコよさに変わりない、ここはここまで強調してしまっても気持ち悪くない、といった判断が素晴らしくて、これがセンスなのかと唖然とするしかありません。
ここまでいかに私がその方に敵わないかを描いてきましたが、結局何が言いたいかというと
「あまりにも創作における完璧な理想像がいて、自分の理想に近づこうとするほどその方の二番煎じになる」
という長期的な悩みと、
「良い所を参考にしようとする&純粋に絵を楽しみに閲覧する度に完膚なきまでに打ちのめされる」
という瞬間的な悩みです。
ここまで嫉妬しておきながら、全く悪感情はないです。むしろもはや崇拝の域です。
ただただ自分の神の後光に身を焼かれているという話でした。
取り留めがなくなってすみません。何かお思いの事をご自由にコメントなさってください。
みんなのコメント
そんなにすごい人がいるんですね…!私も見てみたいです。
月並みですが、どれだけ尊敬しててもその人にはなれませんし、他人は他人です。まずはその人から離れた方がいいかと思います。
離れて、その人が描かれない対象(風景や動物や機械など…あればですが)を気の済むまで描くと気持ちも落ち着いてくるかもしれません。
コメントありがとうございます。
私にとっての神があなたにとっても神になり得るかはわかりませんが、私のように刺さる人には本当に刺さると思います…
本職の方も本当にすごいんです。
同化しようとしている自分には結構前から気付いていました… 結局は同じにはなれないんですよね。
その方が描かないもの…ですか。その方と各方向性が同じで、描く対象も同じなので苦しいのかも知れませんね。
たまには他のものを描いてみようと思います。ありがとうございました。
トピ主の言語化がすごい。
お相手のことをかなり分析されているんですね。
それって、近しい力量と審美眼がなければできないのでは?と思いました。
神にはなれないけど、神と同じレイヤーに実は立っているんじゃないでしょうか…。
お悩みに対して感じたのですが、トピ主さんって芸術鑑賞はお好きですか?
芸術と一括りにしてしまいますが、文学、絵画、音楽、漫画……など、古典から現代エンタメまで幅広い分野においてです。
こう、もっと色々な芸術に触れていくと、「神の二番煎じ」という感覚から「トピ主さんの目指したいところ」が見えてくるのかな?と思いました。
なんだって最初は何か/誰かの模倣だ...続きを見る
ありがとうございます。人一倍その方のことを考え見てきたとは思います。
芸術ですか…立体造形や音楽制作には興味があり少し触れたことがあります。今は絵で手一杯で出来ていませんが
美術館も、行けば楽しめるタイプかなと思います。
元よりインプットをほとんどしない人間なので少し影響を受け過ぎた節があるかも知れません。
その方の絵への評価でも、最初別媒体で魅せられたことからの過大評価がないことはないと思います。
何か/誰かの模倣…どこかで聞いたことがあります、守破離…でしょうか。守ですね。
そんなことないです、同じレイヤーに立っているとのお言葉すごく嬉しかったです。
これより下の...続きを見る
「センス」とひとまとめにしていますがその方かなり絵が上手くて技術力がある方なのではないでしょうか?
省略や取捨選択について「センス」と表現されていますが、例えばウルトラマンの変身シーンを上から見た構図の等身大フィギュアがありますが(「ウルトラマン 変身 パース 嘘」と検索すれば出ます)横から見ると変な形をしています。
そういう絵的な嘘というのは「技術」です。
なのでトピ主さんが「センス」とひとまとめにしている部分も技術で描かれている可能性があります。
だから何と言った話ですが、そういう部分を技術ではなくセンスとしてるところに若干の違和感がありました。
勿論その方のセンスがすごいことは...続きを見る
書き忘れましたが「これは技術を磨いてもその方に近づくために意味がない事に繋がるのですが…」に引っかかってコメントいたしました。
自分は技術があることを前提に、それだけでは追いつけない部分をトピ主さんは「センス」と表現しているんだと思ってました…。
仰ることわかるんですが「私は愚直に現実通り描くことしかできません。 」と仰っているので、絵的な嘘も練習で習得出来る事はあるので諦めず頑張って欲しいなと思いコメントしました。
横から失礼します。
センス、才能で片付けられてしまうことの中には、技術面でカバー出来ることもありますよ、ってことですよね。
伝わってます。
コメントありがとうございます。
確かにその方は、人体デッサンという技術的な基礎が出来ているからこそデフォルメも違和感なく出来るのだと思っていますが、
そのデフォルメの仕方はその方の類稀なるセンスあってのものだと思ったのでそう書かせていただきました。
デフォルメ自体というよりその魅力的なデフォルメの仕方、ですね、描写不足でした。
もちろん練習して嘘のつき方を覚えることも出来るでしょうが、何と言いますか…
同じ「嘘」という言葉で例えますと、心理学を勉強して上手い嘘のつき方を覚えるのであれば、
その方は天性の詐欺師の才能がある、という感じです。例えが悪いイメージのあるものですみません。
トピ主さんはデッサンだけが絵の技術だと思っているのでは?
センスに見えるデフォルメにも技術が含まれているので習得可能ということが言いたかったのです。
その人の書いてるものを「センス」や「才能」と捉えるから嫉妬するのではと思ったのですが、伝わりそうにないのでこれで終わります。
トピ主さんの観察がすごい。って他の方と一緒hじゃないか…
でも言わせて下さい。
同じものを見ても理解出来ない人も居るんです。見えるだけ筋があるんです。
そして、開きなおりもいいんじゃないですか。
はいはいどーせ私は二番煎じーーーと思いながら好きなように描くんです。他人から見たらけっこう違う毛色に見えてると思います。そうしてオリジナリティが出てきます。
自分が納得しないと、褒められても嬉しくない。これはよくある事です。まあ仕方ない。自分が納得するまでずっと成長だから、自分に厳しい人ほどその状態で、満足を知らないでしょう。ダメだと思うのはそこで「この人はお世辞を言っているのでは」と裏を考...続きを見る
コメントありがとうございます。身に余るお言葉です…恐縮です。
最終的に、その方という理想の形を追いかける事にするならば開き直るしかないのかも知れませんね。
いつかは二番煎じではなく、派生になれたいと思っています…
自分には「魅力的なその人の真似をした、だから魅力的に見える」というカラクリが見えているから卑下してしまいそうになるのかも知れません。
憧れはオッケー。羨ましいもオッケー。
妬み、そしり、卑下はダメ…、ですね。素晴らしい格言をありがとうございます。胸に刻みます。
もうトピ主さん小説書いたらどうだろうって思いました(的外れコメすいません)文章わかりやすいし、推し作家様のどこが羨ましいのか、自分の立ち位置は(自分的に)どこなのか、って考えてるのが文からこちら側に伝わってくるので…
ある程度雑にでもキャラメイクして、自分と相手に皮を被せて、このトピの内容をなぞった出来事で書いたら面白い小説できそうだなと仕事帰りの頭で考えました。
コメントありがとうございます。
実は小説に挑戦したことはあるのですが、私に小説の才はないです… しかしそう言ってもらえて光栄です。
気持ちの整理として、起こったことを書き出すのは面白そうですね。いつかやってみるかも知れません
コメントありがとうございます。
一応相手もこちらも土俵は一次創作なのですが、離れた方がいいのに変わりはないですね…
今は昔ほど熱心に追いかけていないのでだいぶ落ち着きましたが、それでもたまに波が来ることがあります