手法の王道邪道が引っかかってるモヤモヤの正体の１つだと思います。
ガチャで１ヶ月の売上10億の会社と２年かけて開発したゲームが総売上１億の会社と、どっちが健全で正統派か、みたいな。
トピ主さんも言う通り、企業やマーケティングの手法って基本は戦略なんですけど、それを「卑怯」と考える人がいるんですよね。
「小賢しいことをしおって、正々堂々正面から戦わんかい」みたいな。

労力に対して効果が大きい効率的な手法ってのはマーケティングでは好まれるんですけど…
例えばゲームの自動化とかはNGとか、手書きじゃないエントリーシートには温もりを感じないとか、
未だに古い考え方というか効率性を重んじない考え方ってのは日本人はしがちです。

これは、日本に「労働神事」という考え方が結構根付いてるからだと私は考えています。
要は「苦労して頑張ることこそが至高、楽をするのは悪」という考え方です。
機械なんか使わず手で植えたお米の方が丹精込めて作られてて美味しいとか、
冷房を付けずに暑くても我慢して節約するのが良いとか、
デジタルツールや素材を使わずに全部手描きで描いた絵こそ価値があるとか。
先の手書きエントリーシートとかもその代表的な例です。

この、何かに付けて「楽をするのは悪」というこの考え方はそれ以外のところでも見られます。
それが「効率化」だったり「戦略」だったりの部分です。
「相互フォロー募集」みたいのでフォロワーを稼ぐのも戦略の１つですが、それを認めるか認めないかみたいなところでモヤモヤする。
トピ本題の「プレゼントRT＆フォローキャンペーン」も然り。
まして、それを二次創作の借り物でやってると考えると尚の事認めたくない。
他に、同人界隈に多いのは「トレース」（notトレパク）とか「色紙オークション」とかもそうですかね。
楽をしてるからズル、利益を上げようとしてるから悪、みたいな。

余談ですが、欧米では労働は罰の象徴みたいなものなので、徹底的に効率化したり利便性を高めることが好まれます。
それに対して日本は「苦労して働く」ことに美徳を感じてしまうために、一向に効率化が進まないという文化的な違いがあったりもします。
　
　
という感じで、「楽しててズルい」ってのがトピ主さんのモヤモヤの正体の１つじゃないかな、という話でした。

そういうのありますね。プロとして10年以上活動していて十分名の知れている作家までやってたので驚きました。女性向けですと「グッズを欲しい人に少数プレゼントするだけで金銭のやり取りはしない」というあまり問題なさそうな形式も多いですが、男性向けだとプレゼント企画をやった上でそのグッズそのものや元絵を有償販売してる人も普通にいます。完全に撒き餌です。また、私が見てきた例だと既存のフォロワーに向けてRTを呼びかける形式ではなく「今フォローしてこれをRTしてくれたらプレゼントします！」とはっきり述べていてフォロワー稼ぎなのを全く隠さないやり方でした。しかもタグも作ってましたね。「フォローRTで○○プレゼント企画」みたいな。
大手やプロにとっての二次創作はもはや仕事の一環なんでしょうね。他人の褌と非難されても、稼げるから気にならないのかもしれません。仮にそのジャンルで何かトラブルが起きて二次創作を禁止されても、別の人気ジャンルに移ればいいだけですからね……。

あ～最近多いですね。
自分も応募することありますけど最初からフォローしてた人だけに決めてます。そのためにフォローするのってなんかこうこっちからすると「モノ欲しいだけ」な気がして気が引けまして。

当たらない事の方が多いでしょうしね。ただこのあいだすごく可愛いキーホルダー作ってた人が企画してて、フォローしてない人だしと諦めたら向こうからいいねとかしてくれるようになってて（フォローしときゃよかったああ）って後悔したことはあります。フォローされてないですけどね…(笑)

Twitterは数が権力ですものね。まあどんな手を使ってでものしあがろうとする人はいるもんですけど結局コスい手を使ってもあまりうまくいかないものなので、作品勝負で良いと思います。