二次小説を読む時の話です。 絵のある漫画と違って、小説だと...
二次小説を読む時の話です。
絵のある漫画と違って、小説だとキャラは自分の中で想像しながら読むんですが、ありありとキャラが浮かぶ時と、全く浮かばずに誰これ状態で読む時があります。
どちらもストーリーに破綻はなくて楽しく読めるものです。
前者はキャラがストーリー通りに考えたり、行動している姿が自然に浮かびます。喧嘩していても仲良くしていても、一緒に何かしていても自然に彼らのように感じます。
後者は面白いけど、全然別人の話を読んでいる気持ちになります。話は素敵だけど、このキャラはそんな愛情豊かな性格だったり、気を遣った話し方をするかな、と思ったり、そんな口調になるのかな、と感じたりします。
ただ、話は素敵なのでそんな行動に収まってるキャラが尊い…と言う気持ちは起きます。
後者は自分と作者とキャラ解釈がずれてるのかなーと思うんですが、(特にカップリングと言う二次創作強めの状況って原作キャラの恋愛描写に作者の人間性や萌えや情緒が出てくるので)、かといって前者が解釈一致、って言う気持ちが強いわけでもなくて、複雑な気持ちです…。
なぜ文章でキャラが原作のように浮かんでくる時とこない時があるのか、分かる方、おられますか?
解釈以外にも、キャラの書き分けや描写の上手さでしょうか?
また漫画でも確かに特徴はキャラの美麗な絵なのですが、キャラの立ち振舞いがそのキャラらしいかな?と思う事もあります。
そんなに弱々しいキャラかな、とか、乙女みたいなキャラだったかな…、こんな妖艶な人かな、スパダリだったかな、こんなベタな痴話喧嘩、するのかな?と思うことがあります。
しかもこちらは絵が上手くなればなるほど、話にオリジナリティが出れば出るほど逆に違和感が強くなってしまいます。
キャラらしいと思える創作、キャラらしいと思えないけど素敵だなと思う創作、どっちも良いと思うのですが、
私も字書きの端くれなので、良いストーリーをそのキャラが浮かぶようにえがきたいとは考えています。
良かったらストーリーの完成度とキャラらしさのバランスについて知りたいです。
皆さんは違和感なくなんでもキャラを思い描いて楽しく読めたりしますか?
それとも違うなぁと感じたりしますか?
違うなぁと思ったら、それはどの辺りに感じますか?
またキャラらしく見せるように何か工夫はしたりしてますか?
(暴れん坊なキャラなら、キャラの優しさや愛情深さを描く作品でもその一面は必ずどこかに取り入れる等)
みんなのコメント
追記なのですが、評価が高い小説って、キャラらしさよりもストーリーの巧みさ、感動の与えやすさが強い場合の方が多く感じたりします。
皆さんは作品を評価するとき、キャラらしいと感じれて評価しますか?
それともストーリーの素晴らしさに感動してキャラらしくなくても評価しますか?
ストーリー重視。
原作から即このキャラだなと感じられないとしても読むうちに、このストーリー(前提条件)ならたしかにこのキャラはこういう言動を取るだろうと感じさせるものを評価します。ストーリー自体の流れや技工(感動とかどんでん返しとか)がどんなに素晴らしくてもキャラらしさを想起できない場合は評価しない。
これは書き手と読み手の感性が近いか一致しないと難しいと思うので、一概にストーリーかキャラかとは言えないと思う。
原作そのまま!みたいなキャラの小説も好きなんだけど、それって原作の合間みたいな短編でしか読めないんだよね。長くなるとどうしても原作との落差は出てくる。そして、それが嫌じゃないです。
原作そのままなら、原作読めばいいのでそればっかりだと萌えなくなっちゃう。いかにも原作にの合間にありそうな短編も好きだけど、キャラ解釈に独自色のある長編も好き!!
特に好きなのは、もし〇〇だったら、みたいなifがひとつだけ入ってる長編です。7日間だけ好きになっちゃう魔法にかけられたらとか、媚薬飲まされたらとか、しないと出られない部屋に閉じ込められたらとか。そこで、あのキャラにifがいっこくっ付いたらこういうことも...続きを見る
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