ルーミスの模写をやってましたが、目に見えて成果が出るというより忘れた頃に実感としてルーミスの知識がそこにあるって感じだった気が
他にも美術解剖学の本の模写もやってたんですけど、模写をやってくうちに絵が上手くなるんじゃなくて、模写だけが上手くなってるって気付く時が来ると思います。少なくとも私には来ました
目に見えて変わった体感があるのは、模写をやりつつ色々な上手い絵を見て観察して、目標を据えて一枚絵をコツコツ完成させ始めた頃だったと思います。時間を決めてクロッキーしてその後答え合わせで赤ペン修正とかも色々やりましたが、一番上達に効いたのは2つ、よく観察することと絵を途中で投げ出さずに完成させ続けることだったように思います

愚痴トピで回答つかないって言ってたのこのトピかな？
答えようかと思ったら、見出しでいきなりルーミス系の教本で上手くなった人に回答範囲狭めてて答えづらいんだけど…

後半の質問の上手くなったターニングポイントについては、自分はだらだらオンで練習してた3年より、オフ初めて1年で400ページくらいオフ原稿描いた時が一番伸びた。適当計算だけど1年で2～3000時間は真剣に絵に取り組んでたと思う
描いたことないポーズや構図に挑戦する、上手い人の漫画と並べて自分の絵に何が足りないのか分析と修正を繰り返す、1冊ごとにどう上手くなるか具体的に目標を立てるなど、自分で上達法をあれこれ考えては実行してた

モルフォとルーミスは一応、これやれば上手くなるっていうし…と嫌々こなして1冊模写を1回ずつは終わらせたけど、あんまり身にならなかった
結局、「上手い人がこれやれば上手くなるって言ったから」で思考停止して、なぜこれをやれば上手くなるのか、どうやれば上手くなるのかを自分で考えずにやってもたいして身につかないと思う
自分の絵の問題点が一番わかってるのは自分なんだから、人から聞いた練習法で100時間費やすより、自分の弱点を克服するために取るべき手段を自分で考えて注ぎ込んだ50時間の方がたぶん成果あるよ

ちなみに1年で画力かなり上がって壁にもなったけど、その1年じゃ世の中の絵馬と言われる人にはほど遠かった。トピ主の目指す絵馬ラインがどこか知らないけど、とりあえずよく言われる1万時間くらいはやってみてから才能あるかないか悩んだらいいんじゃないかな

半年前にソッカ買ったけど入ってくる情報量多すぎて頭が整理されずにどう描けばいいかわからん、成長感じられなくなる時が一時期あった
本当にソッカ自体に効果あるのかはわからん
ソッカの骨格デッサンの模写を何回かしてみたら、どこがでっぱっていてどこが引っ込んでいると綺麗なシルエットになるか…みたいなのを骨格基準で考えるようにはなれたかも
筋肉はまだよくわかってない
自由度高い体の描き方だったら中村成一さんの方が分かりやすいかも
少なくともソッカは学問的で土台の知識として吸収するものってイメージ？
いちいち考えて描くんじゃなくて、結局感覚で描くわけだからその解剖学さえ理解すれば絵が上手くなるわけじゃなくて、最終的には数をこなす、積み重ねが肝心だと思った
解剖学の知識は暗黙知になる

モルフォの本二、三冊買いました。
・絵や漫画を描く時の資料にする
・モルフォだけでなく他の解剖学の本(名前ど忘れしました、分厚くてオレンジと灰色の表紙のやつをよく見てました)や画像検索で同じ描写を探す
※同時にかなり初歩的な解剖学の授業を1年間受けています。

2年ぐらいで人体に魅力を感じ、人体を描く事が好きになりました。模写するときに、骨や筋肉の動きについて考えようという意識を持つようになりました。基礎が身についたと感じたあとは、主に日本人をモデルにデッサンするように務めました。

さらに2年ぐらい経った現在はほぼ勉強していませんが、何も見ずともサッと描けるポーズが増えた(引き出しが増えた？)と感じます。調べた時に「なるほどそういうことね」と納得出来ることも多いです。辞めてからの方が「あの時勉強したアレかぁ」「分かる！分かるぞ！」となってます。集中的に勉強したことは、必ず身についていると思います。

ルーミス買って10年、モルフォやソッカを買って5年ぐらい勉強してます。
週末に何時間かぐらいですが、2年ぐらい前からうまくなったなと実感してます。
ルーミスやモルフォの模写はおすすめですが、ソッカは辞書的な使い方をするものだと思いますね。
字での解説が多いので、ここの腕の動きはどうなるんだ…って時に見る感じです。

でも解剖学って自分の上限をあげるというよりも下限をあげるためのものなんですよ。
劇的にうまくなるというよりは下手だなって違和感がなくなる。
正直、初心者なら解剖学よりも雑誌とか通販サイトとかの模写で人間のアウトラインを取る練習をした方が早くうまくなります。
服着た状態を練習して、服の皺がなんでそうなるのかまで考えたい時に使うのが解剖学だと思ってます。
裸の人間描きたいならいいですけど、大体の人間は服着てますからね。

あと絵のうまさって知識も大事ですけど、見たものを完璧に描けることです。
今の時代資料はネットにたくさんあるので、解剖学で細かい筋肉を覚えなくても筋肉を見て描けばいいんですよ。
プロの漫画家なんかはそれじゃ筆が遅くなるので知識を入れますが。
すぐ成果の出るものでもないので、のんびり頑張るのが息切れしなくていいですよ。