趣味なので気軽にと思うけど、推しカプをもっと上手く表現したいって気持ち、共感です！

トピ主さんは本を読みますか？cremuでもたびたび話題になっていますが、様々なジャンルの本を読むのは一定の効果はあると思います。私自身は文芸書を読むことが多いですが、語彙を増やすというよりは、言葉で表現するためのリズムに乗るためというのが大きな目的です。
自分と相性の良い本に出会えると、一冊でも読み終えると、ぱっと目にした風景も文字になって表現されていくような感覚になります。この感覚のまま妄想を文字にすると、かなりスピードも上がりますし表現力も向上し、長編が書けるようになりました。

もしも本を読まれるのでしたら、これは私がやっていることですが、自分と年代が近い著者の本を選ぶと感覚が合いやすいかもしれません。

私は、小説はこうするべきという体裁に囚われて停滞していた時期があったのですが（文法警察を自分に駐在させているような状態）、この思い込みから抜け出せたのも文芸書のおかげでした。受賞作品等を読むと、面白い表現方法があったりして目が覚めます。こういうのありなのか！って。かといってそれをそのまま真似するわけではないのですが（その表現はその作品だからこそ合うものなので）、ただ、目が覚めるのが気持ちいいです。好きに楽しく書いてみようと思えます。

何をして何を得るかよりも、何をすれば自分の気持ちが軽くなるかが重要なのではないかと、ここまで書いて気づきました。笑
（添削サービスは使ったことがないのでお答えできなくてすみません…）
お互い、楽しんで推しカプを表現できるといいですね！

個人的には、何か手間のかかる、ひとつのものを仕上げるのをお勧めします。

ひとつは長編です。長編を書き上げるのは短編を書き上げるよりかなり重労働ですが、全体的な構成力の腕試しになったり、多くの要素をまとめあげたり、より複雑な物語を描写できたりと、総合的な文章力が必要とされます。
昔どこかで読んだ「長編はボスみたいなもので、倒したら(完結したら)経験値がドカッと入る」というのを言い聞かせて取り組んでます。

ふたつめはオフ本を作ることです。頒布してもしなくても構わないのですが、ちゃんと締め切りを決めてそこに向けてひとつの作品を磨き上げていくのは貴重な経験になります。
最終的に手に取れる形になるので、入稿まで何度も見返すことになると思います。
見返しの過程で縦書きになったり、プリントアウトしたり……と媒体を変えることで、文章に向ける目も変わるのでアラも見つかります。
組版にこだわらなければ様々なところテンプレートも配布されてますし、印刷代も少部数ならお小遣いの範囲です。

何か新しいことにチャレンジして腕試しする気概があるなら、上記の二つをお勧めいたします。

長めのオフ本を書いた時に自分の中で確実に文章が良くなった、という感覚が掴めました。
せっかくオフにするのだからと好みのリズムの商業作家の文章を写したり、描写を勉強するつもりで読書や映画鑑賞を行いました(もともと読書も映画も好きですが、楽しんだあとに勉強することつもりで2回目を読む/観るとさらに自分の中に吸収できている気がします)。また、長編だからと三幕構成について調べて自分なりのプロット組立てのテンプレートを作ったりもしました。あとこれは文章力に関係しないかもしれませんが、推しの解像度をあげるためにセリフの書き起こしも行いました。
3ヶ月間試行錯誤しながらオフ本を出して以降、SSも書きやすくなり執筆速度も上がったので効果はあったと考えています。オフ本、おすすめです。
トピ主さんが殻を打ち破れますように！

他の方の文章を読んで気になった点を自分の文章から理論的に排除するようにしています。
例えば、トピ文では前半のテンポが確かに少し悪いかな、と思ったのですが文章の区切りや一文の長さが原因のように感じました。

文章をお借りする形になりますが、「情景描写が下手。地の文が説明口調過ぎる。テンポが悪い」が欠点としてイコールなのであれば私なら"。"ではなく"、"で区切ります。
「凄いな、自分にはとても書けない。こんな表現出来るのかと〜」も同じくです。
（添削のようになってしまい申し訳ございません、あくまで個人的な意見です……！）

支部の文章などでは「〜だった」という終わり方が続くのも変化がなくて気になるので、自分で書く際には「〜なのだ」を挟んだり、体言止めを使ったりしますね。
書いていてこの単語前も使ったかな？と感じたときはアプリで検索をかけ、類語を探して別のものに表現を変えます。

他には、好きな作家さんの一文の長さなども参考にしつつ、逆に合わないな〜読みにくいな〜と思った人に対しても「なぜ読みにくいのか」を考えるとそれはそれで勉強になったり。
私も情景描写が苦手なので、せめて自分なりに読みやすい文章を！と思いながら規則などを探り、気をつけています。

手軽に語彙を増やすとしたら、別の言葉による言い換え、類語が使えると思います。
それから、いいなと思った言葉を書き留めます。
ただ書き留めた言葉をそのまま使うのは危険です。
すてきな言葉は誰もがそう感じて、安易に使っていることが多いからです。
とくに二次創作ではそうしたことが起こりやすく感じます。
誰かの文章の中のすてきな表現を、自分の中にある言葉に置き換えることができるようになるまで待ったほうが無難です。
すてきな言葉と思って検索したら、某有名作家がよく使う言い回しだったこともあり、それをさらっと使ってしまう二次創作者を見る目が変わった経験があります。
言葉と言葉の組み合わせの面白さならば、現代詩が楽しめると思います。