一度何らかの形、例えばSNSに投稿するなどで自分の手を離れた作品については客観視できるようになる傾向が多い気がします。
トピ主さんは他の方の描かれた作品についてとても丁寧に客観視されているようなので（しかもネガポジ両方向で）ご自分の作品もその状態に置いてみてはいかがでしょうか？
例えば自分しか見ていない鍵アカを作って投稿するとか、「非公開」状態にして他の人から見えないように投稿するとかでも構わないと思います。人目につくと今度は数字という評価軸が邪魔をしてしまうので…

好きなキャラはどんなところが好きですか？その「好き」の捉え方も記号的なものだったでしょうか。好きになったのには何かしらの理由があるのではないかと思います。見た目でも、性格でも、仕草やそのキャラの持つ背景でも。
その好きな部分を、絵ではなくて漫画にしてみるとしたらどうでしょうか？コマ割りだけではなくて一枚絵の連作に台詞だけとかでも。好きなキャラのどんなところが好きなのかを作品で表現してみるのはどうですか？

私も子供の頃の自分の絵好きです。無駄に創作キャラを十何人も作って見た目性格背景被らないように考えるのも楽しかったですね。
今はキャラという個性以外にも、概念的な部分で好きな要素が多々できて、その好きな要素とキャラをどう融合させるかを考えるのが楽しいし、それが私の持ち味になっていると思います。思い通りの作品が作れると達成感がありますし、何度見返しても素晴らしいと自分で思える作品がたくさんできました。

「こだわり」「性癖」って、現在の（オタク界隈での）メジャーな使われ方は、実はもともとの意味からかなり離れていることをご存知でしょうか。
ご自身の自信のなさにこだわることを一旦置いておいて、様々なものに目を向け、心が動いたものを表現する練習を重ねれば、いつか自分らしい魅力に気づくときが来るかもしれません。
これは私自身もつまらない人間ですから申し上げるのですが、自分の中に面白いものがないのであれば外側から面白いものを取り込むしかありません。その面白いものをさらに峻別して融合させてできたものは、キメラでも即ち自分の作ったものになります。多少錬成の上手い下手はあるのでそれは数をこなすのみですね。
外側に何もなくて自分の中から生まれてくるだけの本当に唯一無二のオリジナルなものはこの世にありません。これは、全ての人がそうです。みんな別の何かが上手いこと組み合わさってできています。「それ」をときどき（みんなが使っているような）「こだわり」とか「性癖」とかの言葉で表現しているだけなのです。

トピ主さんの創作活動を応援しています。

トピ主です。皆さんコメントありがとうございました。まとめてのお返事となってしまい申し訳ありません。
ここに投稿するにも緊張してしまい、もっと厳しい言葉を受けるかもしれないと不安だったのですが、皆さんのアドバイスにとても励まされました。
キャラクターを好きな気持ち、絵を描く楽しさはもちろんあるのですが、それ以上に上手く描かなきゃいけない、こう描かなきゃいけないの枠に収めるのに必死でつらい気持ちが強くなってしまっていたのだと思います。そんな絵だから描き終わったあとになんの魅力も感じず、捨てるしかなかったです。皆さんのアドバイスを受けて、もう１度自分の好きを見つめ直してみたいと思いました。自分の中身がないなら、外側から吸収するしかないその通りだと思います。余計なことを考えすぎてそのパワーが無くなっていたのかもしれません。いつか自分の好きやこだわりを見つけて自信を持って形にできたら良いなと思いました。
また作品が自分の手を離れることで客観的に見えることもある、私には魅力がわからない絵でも誰かにとっては魅力的かもしれないという考えはなかったので、とても参考になりました。下手なりに一生懸命は描いてきたので、誰かがそれを好きと言ってくれたら嬉しいです。素敵な絵を見ると羨ましいなとは思ってしまいますが、トレパクは時々話題になっているのを見るので私も気を付けます。
お絵描き仲間もおらず、ずっと１人で悩んでいたので、誰かの言葉でこんなに肩の力が抜けるんだなとびっくりしました。もっと早く相談すれば良かったです。本当にありがとうございました。