やはり、感想や評価を得やすいのは原作に沿った感動系などの話なのでしょうか。愚痴です。

私の好みはいわゆる「ご都合主義な王道エロ同人展開」です。シチュエーションさえ好みならば多少文章力が拙くとも好んで読みますし、積極的にブクマや感想も伝えに行きます。
界隈の大手字書きがその傾向で、私もそれに影響されて小説を書き始めました。
そんなに規模は大きくないカップリングなので、大手がそういう傾向ということもあって激しめのエロもよく見かけて、私にとっては最高の環境でした。

それがここ3か月ほど前に毛色の違う字書きが参入してきたのです。
彼女の作品はR18と健全が3：7くらいの割合でR18作品の場合でも、そういうシーンはメインではありません。
当然、界隈の傾向とは違うのであまり評価はされていませんでした。
ところが最近になって界隈の神絵師（この方はエロメインの方です）がその方の作品を絶賛し拡散したのです。すると今までとは一変し、その方の作品が注目を浴び始めました。
私も読みましたが、純文学的な綺麗な文章・原作軸に沿った「あの時あのキャラはこうしていたのでは」的なアナザードラマ系でした。正直いって全く私の好みではありません。
私は二次の同人には「萌え」を第一に求めていて、綺麗なものや解釈・考察・ストーリー性は二の次なタイプなので……。
フォローはしていないのですが、感想ツイートがしょっちゅう流れてきて、みな絶賛しています。
「解釈が完全に一致！！」だとか「読んでる間涙が止まりませんでした」とか、感動したという人が多いです。私は全然その感覚にならなかったので、こうなると自分がおかしい気がしてきて不安です。
それだけなら自分には合わなかったんだな、で済む話なのですが、なんと前述したエロの上手い大手字書きさんが、その純文学系字書きに影響され始めたのです。
今までは直球ドストレートな表現が多く、男性向けエロ同人的なノリで、長さも10000字～20000字くらいで読みやすく、まさに娯楽小説として最高でした。大手であることから分かるように、ファンも多く、その作風で十分需要があったのです。
それなのに、影響され始めてから（言い方は悪いですが）余計な描写が増え、伝わるか分かりませんが、綺麗な言い回しが増えたことによってエロさが半減しました。文字数もかなり増えました。これは、日常シーンを細かく書き始めると必然的に増えていくのだと思いますが……。

とにかく、大手字書きまで変わってしまったのがつらくてつらくて。
そんな中私だけは好きなものを貫こうと、かつての大手のようなエロをメインにした小説を書いています。
せめてもの救いは、その純文学字書きの作品より私の作品の方がブクマが多いことですが、体感では感想などの量はあちらの方が多く、評価されている気がします。

みなさんは、純文学系と娯楽系、どちらが好きですか。
また、どちらの方が感想を送りやすいのでしょうか。

くだらない愚痴に付き合っていただきありがとうございました。