個人的意見なので、もし合わなかったらスルーして下さい。
漫画のコマ割りは、『どうやってコマを割るか？』が主題ではなく、下記が重要だと感じています。
①視線誘導(読みやすい台詞、絵の配置)
②2ページ単位で『めくり、引き』を意識
(右P右上、左P左上に重要&大きいコマ、左P左下に引きのコマ設定)
③どんな演出をしたいか？

難しく言ってしまいましたが、トピ主さんが気にされている余白コマや時間経過、枠線のないコマは「その演出が一番ストーリーを生かす」から設定されているものだと思います。

「線を引いてわける」からの次の段階は、「ストーリーを意識してコマを割る」だと思います。例えば「食パン咥えて走っていたらイケメンにぶつかる」等、一行単位のプロットを決めたP(1Pでも2Pでも、ムリない範囲)でコマ割りしてみるのはいかがでしょうか？

もしくは、プロの漫画を2P丸々写す(棒人間でいいので)とわかりやすいかと思います。

コマ割りはあくまでストーリーに緩急をつける手段でしかないので、個人的には2P同じコマ割りが続いても、話やカメラワーク(構図)で差をつければあまり気にならないと思います。

長々と失礼しました。自由にコマ割りが出来ると、自分が思い付いた話が一番生きる形が見つかるので、練習難しいと思いますが頑張って下さい！応援しています。

ご参考
https://raon-terastorys.com/komawari_3/
魂に響くコマ割り教室(書籍)

コマ割りは演出なので、漫画における演出技法について探してみると良いかも知れません。
参考になりそうなサイトや書籍をいくつか載せてみます。

「読みやすい漫画」とそうでない漫画の違いを語ろう
http://jojocomic2325.hatenablog.com/entry/2018/08/26/181727

【コマワリ空間受講レポート】プロ漫画家が教えるコマ割り・演出の理論と実践！！
https://nametank.jp/komawari-befor-after/

簡単絵コンテ式ネーム作成法
https://tips.clip-studio.com/ja-jp/articles/1982

ネギま！で読む「ネームの文法」前編～コマの中を流れる力～
http://t3303.ifdef.jp/negima_log06.html

マンガのマンガ 初心者のためのマンガの描き方ガイド コマ割りの基礎編
https://amzn.to/3rdjAK2

もっと魅せる・面白くする 魂に響く 漫画コマワリ教室
https://amzn.to/3tkAqbN
　
　
基本的に漫画のコマ割り、セリフはネームから作るわけですが、それを「漫画の文法」という人もいます。
きちっとしつつ分かりやすい説明文、躍動感と勢いで押し通す台詞、回りくどくも言葉遊びの聞いた小説、文章にも文法があって、更に演出があります。

有名な「背後で爆発が起きて振り返る」コピペですが、
◆司馬遼太郎　
　「(爆発－－)であった。余談だが、日本に初めて兵器としての火薬がもたらされたのは元寇の頃である…」
◆荒木飛呂彦
　「背後から『爆発』だアァァァッ！これを待っていたっ！振り返ると同時にッ！すかさず叩きこむ！」
◆京極夏彦
「凄まじい音とともに地面が揺れる。――爆発、ですか？私が問うと、
　彼は白湯とさして変わらぬ出涸らしをすすり、
――だから何だと言うのか。と答えた。りん、と、何処かで風鈴の音がした。」
◆久保帯人
「背後から爆発音・・・だと・・・！？オレは驚愕し後ろを振り向いた」
◆池上彰
「じゃあ、そもそも爆発って何なんでしょう皆さん気になりますよね？
　そこで図を用意しました ちょっと後ろを見てください」

まぁ、演出の意図によってだいぶと文面も変わるもので…漫画のコマ割りというか、内容も演出の意図によってだいぶ変わったりもします。
ゆっくり慎重にローテンポで描きたいシーンなのか、テンポよく素早く描きたいシーンなのか。
最初はその２パターンに振って「緩急」って感じをイメージすると分かりやすいんじゃないでしょうか。

私も漫画は苦手であまり描かないのもあって、ネームでコマ割りをする前に絵コンテを描くようにしています。
このページはインパクトを出したいから２コマにしよう、ここはごちゃごちゃ話してる感じにしたいから８コマ詰め込もう、みたいな感じでページにコンテを割り振って、そこから加えたり消したり演出意図によって大小の調整をしていきます。
空を描くなら広さを感じさせたいから枠線を延長させる。
連続した絵はより連続性を感じてもらいたいのでコマとコマの間は空けずに線で区切るだけ。
ページをめくったときに驚いて貰うように前ページはなるべくためて焦らすようにする。
などなど。

感覚としてはパズルをやってるのに近いな、と思っています。
何度も何度もネームやコマ割りを繰り返せば、経験によってそういった作業が感覚的に出来るようになるとは思いますが、最初ならばゆっくりと手順を踏んでじっくり作られるのが良いかと思います。

過去のトピックでもコマ割りやら演出やらの質問に回答しているので、そっちも探してみてください。

まとめてのお返事ですみません。お二方、コメントありがとうございます。
貼って頂いたリンク、全て見ました。折角ご丁寧にコメントを頂いたところ申し訳ないのですが、全て既知のものでした…（書籍は立ち読みのみで未購入です）
私の説明の仕方が悪くて申し訳ないのですが、私が探しているのは添付画像の上ではなく下なんです。
もちろん上の延長線上に下があるのはわかっているんですが、下の段階で２年ほど足踏みしてしまっていることに困っています。
商業作品のコマ割りの模写などもやってきたのですが身についていません。
場面の切り取り方ではなく枠線の使い方と言った方が正しかったかもしれないです。
（添付画像は某商業作品を参考に自作したものです。）

トピ主さんの補足まで拝見しました。
それはもはや好みの領域に入ってくると思います。
有名な商業作品に限っても、ほぼ全てきちんと正方形or長方形の枠線で囲って描く人から、特別な場面じゃなかろうといつも変形ゴマやコマぶち抜きスタイルの人まで様々です。どちらがいいか悪いかではなく、好みや作風の問題だと思います。
というか、すでにトピ主さんの描いた作例で答えは出てるんじゃないかと……。私はトピ主さんの作例の下段右のコマ割り好きです。私もいつもそんな感じのコマ割りで描いてます。それだけ描けているなら、後は好みで好きに描けばいいんじゃないかなと思います。読みやすささえ担保されていれば、どうコマを割るかはその人の個性です。

また、以下は個人の考えですが、コマ割りをするときは見開きで考えると自然に配置が上達する気がします。1ページ単位で見るといい感じの画面構成でも、実は見開きのページ両方が似たような構成になっていてなんだか違和感……ということもあります。
右ページはきちんと垂直の枠線で囲ったから、左ページは少し遊んで変形ゴマにしようとか、右は横に読む印象強めの配置だから、左は縦に読むような配置にしようとかそんな感じです。