ネームのやり方に正解は無いけど、トピ主さんがやっているのは下描きに近いのでは？と思う
ネームに時間が掛かったとしても、そこから下描きにするのが速ければ、トータルではあまり変わらない、とも言える

商業作家さんでもネームってまちまちだし、ネームの通りに作画されるとも限らない

どれが正しいとかは無いので、あくまで私個人の考えだけど
ネームは絵で言えばラフとか落書き以前のグジャグジャ描きのようなもので
誰がどこにいてどんな姿勢で何をやっていて何を喋っているか、それくらいが分かれば棒人間でも構わない

自分の理想を言えば、思考のスピードで描けるネームが理想
逆の言い方をすれば、頭の中に浮かんだ漫画の流れが止まってしまうほど遅いネーム描きは良くない
たぶんネームとはそういうものだと思う

むかし商業雑誌で隔月掲載させていただいた時は、担当編集さんから
「16Pのネームは1日で上げてください」
と言われて、ド新人だった私は大変な思いをしたけど、そういう訓練は有りかもしれない
16P/日なら、ネームの「作画」に掛ける時間は無いから(汗)

「ネームを描く」と「資料を探す」を分けるのをおすすめ。

たとえば、「AくんとBさんが夜の繁華街に向かう途中、溢れるほどの札束が入ったアタッシュケースを拾って、マフィアに車で追いかけられる」話を描くとしたら、夜の繁華街、札束、アタッシュケース、悪そうなマフィア、車、カーチェイスなど、頭に入ってないものは描かずに、AくんとBさんでとりあえずコマを割って話をつくってみる。
その時に「夜の繁華街」とか文字で書いておいて、ぼんやりとシーンが浮かぶようなら「下から見た感じ」とか「ネオンビカビカ」とかもメモしておく。
札束やアタッシュケースも適当に四角を描いて「口のあいたアタッシュケース（高そう）」とか「紙帯が巻いてある札束どっさり」とか書き添えておく。
カーチェイスのアクションシーンなら大きくコマを割っておいて「車で追いかけられてる！ブーン！映画とか参考に！」とかその時うかんだメモを文字でいいから書いておく。
一通りAくんBさんでネームが描けたら、そのメモ書きをもとに資料を探すとすごく探しやすいと思う

頭にないものをいちいち調べるから時間がかかるので、そういうのを全部後回しにしていくやり方です。

トピ主です。コマや絵が浮かばず、下書きというよりはネーム段階だと思います。

このコマでめくり、このコマを大ゴマで決めてとか、セリフの入れ方を調整の場合はコマに入れる絵や、コマを全部決めないという事でしょうか？

ストーリー案はプロットで1か月かけて作りました。
でもどのシーンでどんな絵を入れるかも決まっておらず、どんな表情がいいかもどんな心の動かし方の絵やコマにすればいいかわからず、
ひたすら漫画の似たような心の動きのコマ割りや絵を探したり、好きな同人誌を探したりするのですが、とても遅いです。
それとも表情などは下書きで決めるのでしょうか？
商業を目指そうとしたときに映像で浮かべようとしたのですが、映像を浮かべてもコマに割ると違和感が出てきてしまいます。

ラフでさらっと棒人間で描かれる方は絵やコマなど読み手の心をどう動かすなど、どこを目立たせたいなどしっかりイメージされてる上でやっていらっしゃるのでしょうか・・？
もしそうだったらすごいです・・。

トピ主です、ありがとうございます・・そうなんです。

ストーリーもネームも絵も参考物がないとまったく作れなくて、時間をかけて漫画を作っても、何も入ってないんす。
吸収してなくて継ぎに繋がらないので、でもう漫画を作っても無駄じゃないか、他の人は映像のようにネームを作り上げ、
ページを素早くネームする中、色んな作品から答えを探して作っても吸収できなくて途方に暮れていて、
「どこが好きなんだろ」「どこに惹かれるんだろ」を自動的にしっかり考えれる人でないとだめなんだと思っていたので、苦手な方でも工夫してやっていらっしゃる方がいて励みになりました。

何故好きなんだろうと考えた気になってる事が大変多いのですが、そういったことを細かく考えている感じですよね？
考えてる気になって吸収できてないことが多いのかコツがつかめなくて・・。

飛ばしてどんどん描きましょう。
文字分配するだけ！というイメージです。セリフとモノローグは見せ場とそうでないシーンに別れますよね？コマ割しながらとにかく配置して進めていくのです。

具体的に思いつかないコマには、ここは背景が欲しいとか、ここは2人の顔が両方見えるようにとかの指示だけ書きます。
それも思いつかなかったらとりあえず飛ばす。後から思いついてコマ内に絵を入れましょう。

立ち止まらないことを第一としたら、こんな感じがいいと思います。長い作品でいきなりやるのは厳しいと思いますし、8Pぐらいの作品をこのやり方で作ってみてはいかがでしょうか。
多分かなりきついですが、とにかく進む！って強い心で！