実力以上の作品を書こうとしてしまうのをやめたいです。 確か...
実力以上の作品を書こうとしてしまうのをやめたいです。
確かに10作以上概念っぽい映画を見て、関連する国や時代の文献を読んで、しっかり構成を練ってから書き始め、何度もプロットを修正して推敲を重ねれば、実力以上の作品が書けるんですが、もっと実力の範囲で、無理なく創作したいです。
一回背伸びした話を書いてしまうと「前作と同じ水準の話を書かなくては」という気がして、いつも溺れそうになりながら創作しています。
例えば、原作の背景知識にしたって、別に適当でいいのに、このキャラの家はあそこの建物がモデルだから間取りはこうでキッチンは…とか、年代的に多分この階級のキャラな出身は全寮制の男子校で……とか、この国なら家庭料理の具材はこの感じだけど調理法分かんないしいったん自分で作るか……どう、でもいいことを色々調査してしまいます。
文章や語彙も、書ける範囲の言葉で表現すればいいのに、日本語インフォや連想類語辞典を漁って、最適な表現を探してしまいます。
構成も、思いついたワンシーンに前後引っ付けるぐらいで良いと思うんですけど、世にも奇妙なや星新一的などんでん返しを入れたり、映画をモチーフにしたり、主題を持たせたり、細部まで設定を練ったり…。
誰もエロ小説にそんなん求めてないだろ。
エロシーンだって、脳直で書けばいいのに、AVを見て緩急や体位を変えるタイミングを考えて会話を挟み、喘ぎ声を推敲し、喘ぎ声だけ読んでもエロいように調整して……みたいな意味の分からないことをせずにはいられません。
確かにそうやって色々工夫すれば、脳直で書くよりは上手な話が書けますが、だから何????何が楽しいの???
私のしたいことは、思いついたネタをなるべく楽して形にすることです。
理想としては、ネタを思いつきながら思いついたのと同じペースで文章が書ければ一番だと思っています。
実際、小説を書き始めた頃はその感じでした。
脳直で楽しく書いて、ネットに上げて、まあ中堅ぐらいの評価は貰って、十分だったと思います。
なのに、続けているうちにだんだん自分に求める水準が高くなり、脳直で書いたような話では、自分に合格点を出せなくなってしまいました。
本来の自分の実力はもっと下なんだと認めて、(実力というのはクリエイターとしてのレベルという意味ではなく、原作の背景知識に対する一般教養とか、常識レベルの語彙とか、原作を解釈する読解力とか、そういう人間として当たり前の能力の意味です)、分相応な創作で満足するにはどうしたら良いでしょうか。
みんなのコメント
脳直小説を気軽に出すための別アカウントを作るのはどうですか?
他人の目は関係ないとの事でしたら失礼しました
自語りごめん漫画描きだけどすごくわかる
自分も肩の力抜いて実力範囲内のものを描きたい
何度も書き直して「理想の完璧絵」にしないと気が済まない性分をぶち壊したい
主さんの分相応な創作で満足したいって言葉が刺さりまくってる
別アカウントを作って脳直投稿がやはり一番いい練習なのかな
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