質問です。 趣味でエンタメ小説を書いている30代男です。素...
質問です。
趣味でエンタメ小説を書いている30代男です。素人です。
「SAO」や「リゼロ」「転スラ」「オーバーロード」「魔法科高校の劣等生」etc…といった、を原作とする作品の作者って、キャラクターのデザインをどこまで細かく考えておりますか?
恥ずかしながら、これまで一度もそうアニメの原作を読んだことがなくて、主に漫画やアニメや映画、ゲームを通して作品に触れております。本は読みますが、読者を選びそうな凝った内容のマイナーな作品、もしくは参考書を読んで情報を取り込んで創作活動に活かすといった感じですね。
当然ながら、先に「映像」「視覚情報」から入るので、「このキャラクターのビジュアルかっこよくて素敵だなー」とか「装飾が細かくて綺麗なドレスだなー」という印象を抱いてしまい、そこから、
「そうか、こういうアニメ化、映像化される作品と言うのは、キャラクターのデザインの細かいところまでを、丁寧に考えて練って作っているから売れるんだ! 原作者というのは物語だけでなく、キャラクターデザインも一人でちゃんと考えて作ってるなんて凄いな! 私も見習わないといけない!」
という逆説的な結論に行き着きました。
そのことをさも絶対的な真実と信じて、私の書く小説のキャラクターの外見描写も細かく描いて、読者がイメージしやすい、魅力的な見た目になるように意識し、そうやって「絵は一切無いのに、まるでアニメや漫画でも読んでいるかのようなそんな小説」にすることを目指してきました。人物のイラスト動画も参考にして、「かわいいやかっこいいと思ってもらえるポイント」とか、「雰囲気」の勉強とかもしたりしました。
しかしある時、
「キャラクターの外見描写はぼんやりもしくは全く描かなくても良い。ノイズになったり物語のテンポを阻害するため」
という事実を知って愕然としてしまいました。「単なる勝手な勘違い」と言われればそうなのですが、「外見描写やディテールは細かく描くこと」を絶対的な真実として信じていただけに、私としては相当ショックなことでした。
ですので、もし原作者はキャラデザをそこまで深く考えていないのであれば、どのような経緯を経て、誰もが知るようなキャラクターデザインになるのか気になり、質問させていただきました。
長文失礼致しました。
みんなのコメント
本文の外見描写+作者からイラストレーターへの説明+イラストレーターのアドリブ
でキャラデザができてることが多いと思う
とあるの灰村キ○タカ先生のサイトとか見ると面白いよ
本文の外見描写は「目的があるもの」じゃないと読むのが辛い
美少女っぷりを説明するために目が宝石のようで口がちょこんとしていて髪がサラサラで〜と続くのは楽しく読めるけど
ドレスの模様や装飾を延々と説明されても「だから何?」って思う
他作品は存じ上げないけど、リゼロ作者はキャラデザの件でデザイナーに色々リテイクを出していたらしいから拘りは強いと思う
でも不要な容姿描写が長ったらしい話があった記憶はないし、物語上意味のある容姿描写だけでもいいんじゃないかなぁ。ドレスならその煌びやかさやキャラにどれだけ似合ってるかという情報があれば進行上十分だと思うし、踊る時にフリルが揺れるとか動きに合わせて情報も付与できる
例えば美少女イケメン設定があるなら顔立ちが整っていることがわかる描写は欲しいかも、ぐらい
ラノベ系原作なら、アニメのビジュアルのもとになってるのはどちらかというと挿絵や装画なのでは?
作中にどの程度の描写をいれるかは作家ごとのスタイルや好みによると思います。衣装や顔立ちについてけっこう細かく書いてる人もいれば、意外と書いてない人もいる。
トピ主が挙げたような作品を書きたいなら、それぞれの原作を読んで参考にすれば良いのでは? 自分が書きたいジャンルの先行作品を読んでいないのは意味がわかりません。
個人的には、人物や世界設定、情景の描写がしっかりしてて好きだな!と思った作品が「あらすじが行方不明のディテール地獄」と評されてるのを見たことがあるので、作家にある程度の文章力が...続きを見る
コメントありがとうございます。
作家さんによって違うということなのですね。
私も色々な作品を読んでどうするか決めていきたいです。
外見要素に限らず、頭の中にある設定すべてを使う必要はない
キャラの出身地やら血液型やら生い立ちやら細かいところまで決めてても作品では使わないことあるのと一緒
すげー長々と書いてあるからプロ志望なのかと思っていやラノベくらい読めよ!!と思ったら完全趣味なんかい
面白いものをインプットしないと面白いものは書けないよ
コメントありがとうございます。
はい、趣味で書いています。
そうですよね。自分が面白いと思ったものをたくさん取り入れていきたいです。
■デザインの引き算
「デザイナーが自分のデザインが完成したことを知るのは、もう足すものがないからではなく、もう引くものがなくなったときなのだ。」
アンドワーヌ・ド・サン=テグジュペリ(作家・飛行士)
昨今、Vtuberやゲームキャラのデザインでは、とにかく要素を盛ったり付け加えることが非常に多いです。
3DモデルやLive2Dでは、一度製作してしまえば後は動かすことが非常に楽なため、こういった外見キャラデザになることが増えました。
しかし、ゴテゴテ感を売りにするキャラクター以外でもこういった要素や情報量を盛るキャラデザをすることは、悪手だと考えています。
トピ主さんはキャラ...続きを見る
コメントありがとうございます。
非常に詳細で分かりやすい回答内容に、納得しました。
リンクのご提示までありがとうございます。
確かに、足すことばかりを重視して引くことを考えたこともありませんでした。
足すのではなく、減らすこと。このことを心掛けてこれからの創作活動に活かしたいです。
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