デジタルではない場合に使えない方法なのですが、アタリを描いて反転調整→ラフ描いて左右反転調整→下書き描いて左右反転と小まめに行えば線画を描くまでに狂いを最小限に抑えられると思います。
大きく歪んでしまう場合、アタリやラフの時点で左右差が出てしまうので、ベースから整える方法はオススメです。
上の方が仰ってる2画面表示を私も行なっているのですが、集中するとどうしても片方のみ見て作業してしまうので、かなり頻繁に左右反転して調整するように心掛けています。

変な癖がついてる可能性もあるのですが、左右の目の見え方に違いがあったり、利き腕で得意な角度・不得意な角度が出てきてしまうので、歪みが生じるのは仕方のない部分もあります。
慣れるまでは面倒ですが、ぜひお試しください！

私も18TOqu7zさんと同じく二画面表示にしてバランスを見ながら描いてます。
完全な左右対称にするのは難しいですが、こうすることで違和感を抱くほどの大きなズレは少なくなります。
それ以外だと、絵の歪みは利き手というよりは利き目が関係しているみたいです。（目を片方ずつつぶってみて普段の見え方と違和感がない方が利き目です）
描いている途中に利き目ではない方の目で確認してみるというのも一つの手かもしれません。
パッと見て違和感を覚えるほどはっきりと左右非対称なのは改善した方がいいと思うのですが、人間の目には完全な左右対称よりは少し非対称な方が魅力的に映るようです。
なので、そこまで神経質にならずにある程度は許容してしまっても問題ないと思います。

同じく左利きです。
私なりの分析と対策してることを書いていきます。

■原因
・右肩上がりの法則
文字なんかは右肩上がりで書くと綺麗に見えるなんて言いますが、そういう癖が絵にも出てしまっている。
たぶん、水平線をキャンパスに引いた時にも左右のどちらかに傾いてるんじゃないでしょうか。
私は左から右にフリーハンドで水平線を引くと、たいてい右上がりです。
逆に、右から左に水平線を引くと左上がりです。
液タブを斜めにしているため、ペンが滑っていって角度的に奥になってる方に傾くことが多いです。
紙やキャンバスを水平にした場合には、左利き・右利きで線に歪みはそれぞれ出やすいと思います。

・首や体の傾き
骨格や筋肉や姿勢や色んな要素はありますが、目の水平がズレてしまっている。
実際トピ主さんは側湾症とのことなので、そういう部分も理由かも知れません。
私も証明写真などで「首をまっすぐにして下さい」と言われて真っ直ぐにしてるつもりでも、写真屋さんから「ちょっとズレてるね」と頭をクイッと直されることが多々あります。
人間、水平のつもりでも水平じゃなかったり、垂直のつもりでも垂直じゃなかったり、多少のズレがあるもんだと思ってます。

・画面と自分の顔の位置関係
主にアナログ絵の話になりますが、描いてる時はバランス良く感じてるのに確認するために絵を持ち上げるとパースがかかったようにズレてることがあります。
実際、紙を机に置いて描く時、それを見てる顔の向きからすると角度が付いている状態で、パースがかかってしまっている状態です。
その角度では良いバランスで描けているように見えても、絵を真正面から見るとパースが変わるために歪んで見えてしまうわけです。
自信の顔の向きとキャンバスは90度、正面から見るような配置にしていないと、そういったズレが生まれやすくなります。
　
　
■対策
・タブレットやキャンバスを描きやすいように回転させる。
物理的にでも、ショートカットでも良いので、描きやすいように描ける工夫をする感じですね。
体の方を動かして調整するのもありですけど。

・歪み防止の補助線を引く
顔の十字とかもそうですが、骨盤や肩の傾きが分かる補助線をラフの段階で入れるのはありだと思ってます。

・定期的に反転確認をする
勢いで描いた絵ほど歪みがひどかったりします。
理由は単純で、確認作業をほとんどしてないからです。
必ずラフ、下書き、ペン入れ、下塗りの段階で確認しつつ直してます。
その後の着色中にも都度確認しますが、その際は線画レイヤーと着色レイヤーを一緒に自由変形させたりして修正させます。
どうしようもないときは当然描き直したりしますが。

・線ではなく面で調整する
上記と少しかぶりますが、線画だと歪みや傾きに気が付きにくいことがあります。
左右の目の大きさとかが代表例ですけど。
下塗りしてみて、その面積の違いで気がついたりすることも多いです。
なので無理に線画の段階だけで完璧にしようとせず、ざっと下塗りまでして、カラーバランスを見るついでに絵の歪みも確認すると効率的だと思っています。
　　
　　
■参考になりそうな過去トピ
どうもバランスが歪んで見えて来ます。
　https://cremu.jp/topics/4554

①クリスタの対照定規を使ってアタリをとる。左右対照にかけるので、目の位置や輪郭だけでもこれでアタリをとり位置を決めておくと、ペン入れの際に多少歪んでもあまり気になりません(たぶん)
②なるべく正面顔を避ける
正面顔は良くも悪くも印象が強すぎるような気がしています。
漫画を描かれる方であればここぞというコマだけ、一枚絵でもちょっと斜めにしたりした方が動きのある絵が描けていいよね…と思うようにしてます。
③歪んでてもいいや、って思う
実際の人間の顔も多少歪んでますので…。

私もどうしても歪みが出ます…。
いつも同じような歪み方なので、目の癖だとなかば諦めています…が、お上手な方でも左右反転したら歪んでいたり表情の印象が変わったりするので、そういうものだ、とある程度受け入れるのもありかな〜と思って描いています。あまり気にしすぎると絵を描くのが楽しくなくなってしまいますので…