字書きですが会話が続くシーンを書くのが不得意です。 内容自体は...
字書きですが会話が続くシーンを書くのが不得意です。
内容自体は浮かぶのですが、会話をさせる際、どうしても最初に返事=相槌や反応を入れてしまいます。
不自然でない程度なら良いのですが、会話をさせ続けるとどの台詞も、相手の台詞を受けての相槌(反応)+そのキャラの喋りたいことになりがちです。前を削るのも自分の感覚では、やはり大幅には減らせません。
ええ、とか、はい、とかそんな感じが続いてしまうので、
・会話の間に地の文を挟む
・「」を極力減らし地の文に置き換える
というふうに書いておりますが、他に何かアドバイスなどありましたら、教えて頂きたいです。
みんなのコメント
単純に相槌部分を抜くだけでも成立したりしない?
例1
「私、クリームソーダにしよっと! 君、もう決めた?」
「うん。アイスカフェオレにするよ」
↓
「私、クリームソーダにしよっと!」
「アイスカフェオレで」
例2
「上手くいくわけない。机上の空論だ」
「俺はそうは思わない。やってみないとわからないだろ」
↓
「そんなの机上の空論だ」
「やってみないとわからないだろ」
発言者が誰かわからなくならないように気をつけないといけないけど、これに地の文を絡めていくと飲み込みやすい会話文になると思う
コメントありがとうございます。
わかりやすい例を挙げて頂き、ハッとしました。
例の↓前の文の構成はまさに自分がよく書くものに似ています。12どちらも文も前半を削る事がどうしても出来ませんでした。
1の方は、返事が必要な流れそのものを変える事で減らせますね。2ですが、反応部分(例でいう、俺はそうは思わない)が無いと対話してる風に感じられず差し込んでました。確かに無くても不自然ではないし、リアクションや思考でキャラクター性を担わせていた部分もあり必要としていたのかも知れません。
私の場合、地の文を加えた上で、「相槌+内容」を「相槌」+地の文+「内容」に分割するのをよくやります。
例えば
「おっさん、大根と卵、あと餅巾ひとつ!」
「はいよ。そういやお前さん、最近どうなんだ」
「うん? 最近って?」
「ほら、前来たとき言ってただろう。仕事が上手くいかないって」
という会話だったら
「おっさん、大根と卵、あと餅巾ひとつ!」
「はいよ」
目の前に器が置かれるや否や、Aは箸を伸ばした。この屋台のおでんは美味い。こんな冷え込んだ夜は特に。
Aが舌鼓を打っていると、大将は声を顰めて「そういやお前さん、最近どうなんだ」と言った。
「うん? 最近って?」
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コメントありがとうございます。
そうなんです。短い間に連続してしまうという点も自分の中で気になる点でした。
なるほど!分割する方法もありますね。地の文の挟み方としても一つのキャッチボールを終えて入れていたのですが、どうしてもそれも表現として多くなってしまってました。そういったパターンの使い分けはあまりしていなかったです。例文のように他の描写も挟みつつ自然に会話できますね。
会話の区切り方、地の文の使い方も意識してみます。
頷く、首を捻る、生返事をする、肩をすくめる…等で、キャラ崩壊しない程度に相槌部分を地の文に組み込むのはどうでしょうか
コメントありがとうございます。
はい、地の文を挟むという自分の方法がまさにそう言った形でした。
ただ大体「頷く」「首を振る」などで、類語辞典で同じ意味の言い換えばかりでした。コメ主さんのような表現は自分の中でスッと出てこなかったので、肯定・否定は言い換えだけでない、キャラや状況に適した別のバリエーションを身につける必要がありそうですね。
・会話の間に地の文を挟む
・「」を極力減らし地の文に置き換える
すでにトピ主さんがおっしゃっている二つの方法で解決しませんか?
例えば「はい」 や「ええ」などの相槌が続く場合、
Aはうなずいた。
と一文はさんでやれば、肯定や同意していることを示せます。そんな感じで地の文に、肯定や否定の仕草を入れたらいいと思います。
相槌などは地の文で書き、本当に見せたいセリフのみ「」内に入れます。
ただ、一文づつそれをやると会話の流れが途切れて読みづらくなるので、会話の応酬をテンポよく読ませたい場合や流れを重視したい場合はセリフを続けて書く方がいいかと。
コメントありがとうございます。
会話の流れを途切れさせてしまう多さも改善したい点でした。何を言わせるかという取捨も感覚的にやっておりましたが、見せたい部分や言わせたいメッセージに絞って明確にすると自分の中で「」がうまく使えそうです。
テンポや流れなのか、物語なのかシーンの重視したい事を意識して会話を続けさせるのも大事そうですね。
会話文の作り方が上手いとよく言われる字書きです。
意識しているポイントとしては、「とにかくテンポよく」です。
文章一つ一つを頭の中で音読したときに心地よいリズムかどうかをまず一番意識しています。会話文は特にテンポ感だと思います。
テンポやリズムに合わせて言葉を選んでいるので、それで必要であれば相槌を入れても問題ないという意見です。
ただ、毎回入れるとくどくなってしまうので、その場合は上の方が仰っているように相槌を省略したり地の文で頷く、もしくは沈黙して見詰めるなどの描写を入れます。
誰が話しているか読み手に理解してもらうのも必要なので基本的には1ラリーぐらいで地の文を挟み...続きを見る
コメントありがとうございます。
そうですよね、読む側に回った時に語感やリズム良い文は読みやすさの一つですよね。
まず全体を通し読みしてテンポを確認しながら書いてみます。自分でもウィークポイントだという意識があるので、不必要に意識してしまってるのか否か、見極めて「削らなければ」という観点からの添削を変えてみようと思います。
また、どこにキャラクター性や差別化を持たせるかという点も相槌・反応以外で考える余地がありますね。
また「」内を相槌に留めるという点は、「相槌+喋りたいこと」のワンパターン化を防ぐ変化に出来そうですね。
アドバイスを頂きありがとうございます。
皆さんのコメントを元に、
①「」内自体の台詞の内容の見直しや取捨選択
②地の文挟み方、使い方のバリエーション
③肯定、否定の表現やそれに代わる地の文
というのを意識してみようと思います。ざっくりと箇条書きしてしまいましたが、頂いたコメントでさらに具体的な方向性や方法も自分の中で整理できました!
トピ文で挙げた2つで解決しないかという点について、長くなりますが補足・追記させて下さい。
普段はその方法で乗り切っておりますが、元々それでも自分の不得手な部分だと認識しておりました。字数というのを意識する事はなく、納得がいく描写を優先して書いてます。ですが、クレムの別トピにて字を書かせて頂ける場があり書いてみたものの、字数制限の目安を大幅に超えてしまい、削る作業に苦心しました。そういった観点からの添削は新鮮で色々自分の中で普段意識しない改善点が発見できて良かったのですが、会話文については一番自分の中で解決方法が見つけられない点でした。
特その中で、字数を抑える・会話が皆無という自分の中...続きを見る
商業小説で、長い方のセリフを地の文にして相槌を「」にするパターンを見つけました。会話の説明っぽさが減っていて上手いなと思いました。
問題は密室だ。この謎が解けなければ犯行を立証することは不可能ではないか。Aがその懸念を伝えると
「そうとも限らない」
とBは不敵に笑った。
という感じです。
ついでに自分のスタイルの話。自分も会話文が苦手なんで申し訳ないですが呼び水になれば……。
森博嗣が「会話は分かりにくくてスリリングだ」ということを書いていて指針にしています。複数の人間が別々のことを考えながら話しているのだから、きっちりしっかりした受け答えばかりではない。みたいな内容で...続きを見る
コメントありがとうございます。
なるほど、地の文にそのまま入れる方法もあるんですね。「〇〇」を、〇〇と言って〜みたいに地の文に組み込む事はあったんですが、長文そのままというのは新しい発見でした。また例文を見て、台詞だと説明する動詞が「言った」という表現に自分は偏っていた事にも気づけました。この辺りも、色々変えてみれそうです。
その指針も目から鱗です。書いてる人間が一人だからつい100%言葉の意図を拾いがちでしたが、確かに…と唸ってしまいました。自分の中でしっくりくる会話文を作るヒントになりそうです。