タイトル名やキャラクター名だけなら著作権はないため、著作権的にはセーフです。

ただし著作権がなくても自由に使えるわけではなく、商標登録されていないことや有名でないことが条件にはなります。
また、品位や評価を下げる場面での使い方だと著作権以外で訴えられる可能性もあります。

商標登録などは「同名の商品を防ぐため」になされるものです。
　キャラクター名・作品名（題号・題名）と商標権（著作権）
　https://polaris-ip.com/service/trademark/flow/gekiyasu/name_character/
例えば、鬼滅の刃で有名になった「市松模様」には著作権はありませんし、商標登録もされていません。
　鬼滅の刃】煉獄杏寿郎ら3人の柄を商標登録。一方、炭治郎らは「拒絶理由通知」。
　https://www.huffingtonpost.jp/entry/kimetsu_jp_60c18ddee4b0b449dc356e18
また「竈門炭治郎」というキャラクター名も著作権では守られていませんし、商標登録もされていません。

上記のことから、とある会社が「炭治郎のマスク」として市松模様のマスクを売り出したとしても、合法ということになります。
しかし、もし「竈門炭治郎」という名前が商標登録されていた場合は「炭治郎のマスク」を売り出すことは出来なくなります。
また「炭治郎」という単語が『鬼滅の刃』のキャラクターをすぐに連想することから、不正競争防止法の観点で制限される可能性もあります。
「不正競争防止法」は粗悪品や模倣品を防ぐための法律でもあるからです。

このように、キャラクターの名前を使って「商品」にすることは「商標権」の範疇です。
対して、「作品」は著作権の範疇です。
そのため、作品の中に作品名やキャラクター名、また商品名を出すこと自体は法律上は可能です。
しかし、他のリスク観点から慣例的に伏せ字にしたり他の名前に置き換えたりする編集者や作家が多いです。
これに関しては過去に商標権と著作権についてまとめたトピがあるので、読んでみて下さい。
　実在する物をイラストに描くのは、どこまでがＯＫですか？
　https://cremu.jp/topics/17137
簡潔に言えば「作中に出して元ネタの権利者から訴えられると面倒だから」ということです。
そういったことを気にしない作者や、権利問題をクリアした会社（自社で権利を買ったり許可を得るなどして訴えられる心配がない）であれば、
他作品の名称をガンガン使っている場合もあります。
　映画『デッドプール』予告編
　https://youtu.be/f6K6OO8f5O4
以上、飽くまで個人の見解ですが、コメントがついていなかったので書き残しました。