最初は無理矢理にでも正解を見つけておいた方がいい。つまり目標にする絵を探すこと。私は好きな絵柄の漫画家の模写、好きなアニメーターのラフスケッチ集をひたすら模写してたよ
描き始めて半年で正解がわからないのなんて当たり前で、トピ主は今自分の好きをインプットして溜め込む時期。理屈は後回しでいいから好きな絵の真似をひたすらやる。なんでこうなるのか分からなくていい。この線の引き方好きだなと思ったらとにかく真似る。それが後々自分らしい絵の土壌になる
並行して美術解剖学やクロッキーの勉強もやると、この線は影をデフォルメしているとか、柔らかさを表現するためにあえて太めに線が引かれているとか、勢いがある生きた線だからかっこいいとか、理屈と感覚で線の仕組みが分かるようになってくる。多分これが分かるようになるまで半年から一年はかかる
焦らなくていいから、まずは自分の好きなものをひたすら真似てみて。半年くらい続ければ変わります
あとは線画を綺麗に描きたいんだったら、なるべく長いストロークで線を引く癖をつけた方がいい。始点から終点まで一発で引く癖。どんなものか分からなければ、漫画家のペン入れ動画やアニメーターの作画メイキング動画で確認できるよ

立体の表面をなぞった時に回り込みの幅が奥に大きいとか存在感のある部分は線太くする…かな

とりあえず"近くにいるモノを正面から見た時"の話
・手前の物は厚さがよくわかる(存在感がある)ので太く描く
・脇の下や胸周りは上半身の中でも奥に太い腰も太いし太ももは当然太いから線も太めにする
・手で拳を作って前に出すポーズ、いわゆるパンチは腕の太さそのものが変わるわけではないが、見た目上は奥にすごく厚みが出るので線もぶっとく描く
・カーブした道路は曲がった部分は縦に太く見え曲がりきった部分は横にスーッと細く見えるから縦に近いところほど太く描く
・夏の日差しで白く見えるくらい光を受け反射してる黒い車の、その白く見える部分は線で入り抜き作って自然に途切れさせる
……みたいな

主の言う"遠くや光のあたる部分の線は薄く"ってのは遠い分だけ詳細が捉えられなくなるし、光が当たって物の色が明るくなった部分って重厚感が分からなくなるから輪郭をあまり意識しなくてよくなるって言うか…なんならもはや風景と同化してしまう(輪郭がなくなる)からあまり描かない方がそれっぽく見えるんだよ

あんまり上手く説明できてる気がしないけど…
細く描くぞー！と言うのはあまり意識しなくていいよ
最初は全部無だから、見えないけど、そこには全部細い線があってトピ主はそこの線に太さを与えて補完をする人、みたいな感じ

つまり極論、線がいらない部分も出てくる
主はまだ背景とかは描いたことないかな？
他人の絵でいいから背景込みのイラスト見てみて、キャラは主線があるけど背景はブラシで塗り分けただけのイラストなんかたくさんあるんだけど、そしたらトピ主は「線の強弱の話はどこいったの！？」ってなると思う

ここでさっきまでの話を思い出して欲しい
背景はメインではないから存在感出さなくていい、つまり線がなくてもいい、強調したい(キャラとか)線が太くそこにあればいいんだよ
再三になるけど大事なのは細く描く太く描くじゃない、コレすごいあるよ見て！コレそんなにないから見なくていいよ…と描き分けるのを意識すると良いと思う

絵を描き始めて半年で線の強弱に注目するのはとてもちゃんとしてるというか、塗りの勉強じゃないんだ……と感心しています
頑張ってください

ちゃんと分かるようになりたいとのことなので、人物クロッキーをオススメします
B3かB4辺りの大きいクロッキー帳に、5B以上の柔らかくて濃い鉛筆で人物を描くというものです
お近くのクロッキー会を探して参加するのが一番です 上手い人が多いでしょうし参考作品もあると思います

人物クロッキーは、初めに関節から関節を繋げる意識を持って描いてください 間違っても消しゴムなんて使わなくていいです 初めは人に見えない線の集団にしかならないので、たくさん紙を使って描いてください
上手い人だと、立っている人物を描くときに、後頭部から踵まで一息に描く方もいらっしゃいます 見事な曲線と強弱でどんなシルエットか分かるので凄いです
大体B3クロッキー帳を両面使って、5～10冊ほど描けば分かってくるかと思います

ただこれは美術的な側面が強いです
クロッキーだけをやっても技術が上がるだけで魅力的な作品は作れないと思います
単にイラストや漫画が上手くなりたいなら、先のコメントにあったように好きな絵柄の作品を模写する方があきらかに上達します
デジタルならペンやタブレットの扱いに慣れるために、デジタルで模写した方がいいです

個人的にメチャクチャ上手いイラストレーターにはクロッキーやデッサンを勉強してる絵だな、と分かる方が多いですね