類似トピは既にあります。
その都度その時代に合ったリメイクをする事に何の問題があるのでしょうか。
現在、子供用に出版されるグリム童話も日本の昔話も改変なり時代の変遷が入っています。
仮に歴史物だとしましょう、そもそもが史実をある程度使用した創作物です。
過去の物語が好きならそちらを見れば良いのです。それらはもう既に作られ存在しています。
今、同じ設定で作る必要はありますか？
その物語の面白い点は果たして皮膚の色ですか？
演技力があり役に合う以上に演劇で役者に求められる大事な事はありません。
自分が見慣れた物語をそのまま見慣れた形で見たいのなら、あるいは見慣れないものが嫌なら単にそう言ったら良いのです。

そのキャラに合った雰囲気を持っていて一番相応しい演技が出来る俳優が実力でキャスティングされてるなら白人キャラが黒人になろうと黒人キャラが白人になろうと気にしません。
ですが現状の人種変更ブームは明らかに「作品をより素晴らしく表現するため」ではなく「ポリコレ推進のため」に行われてるので、作品を蔑ろにした人種変更は好きじゃありません。
そしてそれは「人種が変わった事」が問題なのではなく「キャライメージに相応しくない俳優が作品と無関係な事情で登用されている事」への批判感情なので差別とは違うと思ってます。
ポリコレ推進系の人は白人やアジア人が黒人に変えられている事は素晴らしいと絶賛しますが、逆のパターンは猛烈にバッシングします。
黒人キャラを白人俳優やアジア俳優が演じたりなどした日には国際問題まで発展するでしょう。
そういった今の風潮は立場を入れ替えただけで差別が蔓延っている事には変わりないのではないか？と思います。

別に日本舞台の「七人の侍」をアメリカ舞台の「荒野の七人」にリメイクする分には、国が変わってるんだから人種が変わってても違和感はない
けど日本舞台の「七人の侍」を黒人・白人・中国人・ラテン系などで演るって言われたら、なんだそれってなる

白雪姫や人魚姫は、正直「架空の国」だから、やってるのは「荒野の七人」みたいなノリなんだと思ってる
けど見る側の人にとっては「七人の侍」なんだからふざけるなって人が多い印象

「黒人版 人魚姫」「ラテン版 白雪姫」みたいな売り方だったら、そこまで炎上もしないし反感もないんじゃないかな、とは思う
ミュージカルとかだと、舞台がどこであれ、その国の現地人が演じること多いけど、そこまで話題にもならない
日本人が日本でシカゴの演目を演じたり、中国で中国人がアラジンを演じでも

正直、昨今のポリコレ系映画は学芸会の延長みたいなもんだと思ってみてる
黒人文化・ラテン系文化は歴史が浅いからどうしても創作できる範囲が狭いので、既存のお話をコスプレよろしく演劇してみたくなるのかなっていう
そうしないと現代劇やSFばかりになってしまうし、歴史ものだったりすると黒人・ラテン系の出番がないから、そこで改変が出しゃばってくるという

ただ架空歴史ものとか歴史系ファンタジーでやるならご自由にって感じだけど、真面目な歴史もので変な改変は入れないで欲しいなって思うかな

人種変更したことの意義が感じられないとモヤる

オリジナル現代劇で不自然に白人しか登場しなかった古い風潮をキャスティングの多様性を持たせるよう変わっていってるのはいいと思う
昔の作品見てると観客側のフィクションを見る上での欲求（旧来的な美的感覚の上で美しい人だけを見たい）や役割のないマイノリティが登場することが理解できないような感覚と現実的な表現を追求したい作り手側との葛藤を感じる時もある
多様性表現が評価される時代になって表現の幅は広がったと思う
でも元から原作がある作品でただ人種だけ変更されてると客寄せのためにキャラ設定変えられちゃったよと残念になる
かといってその人種である意味まで持たせると原作のシナリオを変更することになるしそれを避けるのもわかる

そんな感じでモヤりもするけど、ある程度以上の予算規模の作品で人種変更なしで制作するのは今後は無理なんだろうなとも思う
売り上げ見込めないとリメイクもしてもらえないし予算も出せないだろうから、仕方ないのかな

版権が切れている。大元が許可を出している。公式がというなら公式がOKを出している。
ディズニーの事だと、そもそもくまのプーさんの権利周りで個人的に許し難い事をしている会社。
原作に忠実に作ってほしいとはいっても改変の入らない映像化はない。他の表現媒体に移す際に必ず原作通りではない改変が必要になる。セリフだけそのままくらいなら何とかなるだろうが面白いかは分からない。
その理屈でいくと散々作られてきた色白で目の色の淡いキリストや弟子周りの創作物が平気な理由もよく分からない。史実に近い描写を見られる方がレアじゃないだろうか。

リトルマーメイドならマイノリティーをリプレゼンティングするその対象が数十年前は赤い髪の色だったとして、今それが黒い肌の色になるのは妥当。
白い肌の人から有色の肌の人になるのはその社会で今まで数多く語られてきた物語を少しでも語られなかった側に向ける行動のため。だから逆はどうなんだーとはならない。
あのディズニーアニメによる改変（原作好きなら全体的に物悲しい物語を死なないエンディング等、大幅に改変したのは良いのか。赤い髪という言及もない）は舞台としてカリブ海を強調していて、当時も相当アメリカで議論があっただろう事は想像される。文化の盗用ど真ん中。
もし今、実写で主役を赤毛の白人にして作るならスティールドラムのテーマ曲と舞台を捨てざるを得ない。その選択で、楽で集客を見込め、ついでに社会的にもより良いとされる方を選んだんじゃないかと。ディズニーはさして革新的な作品を作る会社ではない。

アメリカの作品が今に即して作られているだけ。イギリスもそう。イギリスなら舞台を映像で良いので沢山見たら慣れる。
改変は既に沢山入っているのに、なぜその点ばかりを殊更に取り上げるのか。気になるなら昔の作品を繰り返し見たら良いし、以上の理由で新たに作られる実写映像化作品に期待するのは厳しい。
ここは創作絡みの掲示板だしツールの進歩はすごい。自分で出来る範囲で作ったら良いと思う。権利の範囲に気をつけながら個人で楽しむ分には誰も止めない。
また総合して考えるとそれら今に合わせた改変で東アジア系である日本人は険しい道ではあるものの雇用機会が増えるメリットがあり、同じような立場の人間が足を引っ張る意味が分からない。

差別をなくそうとする姿勢は素晴らしいと思う
でもオタク的にはキャラデザを含めてキャラクターに関しては極力原作に忠実な作品が見たいし、役者や属性を売りたいって理由で愛している作品をグチャグチャにされるのがすごく悔しい
(敢えてこの言い方をするけど)反ポリコレ派を主張する人ってこのタイプも多いんじゃない？
リメイク作品は原作や前作から変わる事なんてよくあるけど、キャラクターグッズなんかでビジュ売りしてる作品選んで元々のターゲット層が求めているキャラデザ要素をわざわざ外して反発があるのなんか当たり前
意外性のある自分達の作品に酔いたいならそれこそファン創作としてやってほしい
一からオリジナルでやるならもっと手放しで楽しめるのになんで手抜きするの？

って思う