「どんな読み手にとっても理想的な二次小説」というのは実現しうるで...
「どんな読み手にとっても理想的な二次小説」というのは実現しうるでしょうか?
今更ながら同人女の感情を読んだ字書きの端くれですが、ふと疑問に思ったことがあります。
あれほど○城さんが界隈で万人から絶賛されるということは、○城さんの小説はどんな読み手にとっても読まずにいられないほど理想的な二次小説であるのだと思います。
ですけど、現実の読み手の好みは本当に十人十色であり、どれだけ筆力や発想力などがずば抜けていても、本当に「万人にとっての理想的な二次小説」は現実的に存在しうるものなのかと疑問に思った次第です。
自分なりに考えてみたところ、「万人にとっての理想的な二次小説」になりうるのは下記のような要素を持つ作品なのかなと思います。
(「作品の内容と読み手の解釈・CP・性癖などに齟齬がない」という前提条件のもとです。下記はあくまでも作品の構成などの技術的な部分についてです)
【長さが全く気にならないほどの筆力と構成】
短編の場合→元から短編を好む人は短時間で気軽に読めて満足できるし、長編好きの人であってもその濃密さにお腹いっぱいになって短さが気にならない
長編の場合→元から長編好きの人はどっぷり作品の世界に浸かれて満足し、短編好きの人も先が気になりすぎて長さを気に留めず一気に読み切ってしまう
【ライトさと重厚さ(あるいはギャグとシリアス)が同一作品内にきっちり同居している】
気軽な話を求める層はさらっと読めて面白かったと満足し、重厚な話を求める人は読みやすさの中に重厚な奥深さを感じられて満足する
【文体が読みやすく、かつ表現が奥深い】
誰でもすらすら読めるほどに文体が平易なのに、読むうちに表現の巧みさで目の前に光景がばっと広がって、文豪の作品を読んでいるかのような心地になる
書いていて思いましたけど、商業作品でもこれらの要素を満遍なく満たすものって割と稀有な気がします。(自分の中で一番イメージに近いのは、漫画ですが某青い猫型ロボットの原作でした)
恐れ入りますが、皆様の中で「万人にとっての理想的な二次小説」についてのご意見や、あるいは本当にそんな作品を書く神作家が実在するなどの体験談などがありましたら、ぜひお聞きしたいです。
(※注意)
上で「同人女の感情」について上げていますが、○城さんの小説はあくまでも例として出したものであるため、○城さんの小説の是非については必要でなければ言及は避けていただけたら有り難いです。
みんなのコメント
ない。
ド……もんも別に積極的に読みたいと思わないし万人に特別ウケてないと思う。綾〇の作品もバドエン書いてるから私が同カプだったら読まないし…万人に配慮して何事も中庸を目指すと、結局無難で誰の心にも刺さらないものになると思います。そうなると、別に万人が「読んでもいいとは思う」けど「必要だとは思わない」ものが出来上がる気がする。
やっぱり創作は、どこかしらに尖った要素が必要なんじゃないかなと思う。
最近読んでないので記憶があやふやなのですが、ジャンル変われどそれなりに大きい界隈でしたよね?
覇権、準覇権の前提で考えます。
その場合本編に出てる他作家自体全体の一握りに過ぎないのかなと思います。
万人受けしてるように見えて一部の作家群(互助会とも違いそうなので群とします)の刺さるべくして刺さってるひとに影響が大きいのかなと見てました。
二次だとそれこそブロマンス系〜アホエロまで嗜好が広く、嗜好以外はまず読まないパターンもあるので万人受けというのは現実ではなかなか難しそうですよね。
残念ですがないかと思います。
誰かの好きは誰かの地雷って言葉を常に頭に置いて創作してます。
まず長いと読まない、って人がいるからねえ
短いと駄文という人もいるわけで
そもそもあれ同人とか全然関係なく、嫉妬や焦り見栄など昼ドラっぽい要素で出来てるから…
まず誰にも好かれるってのは無いと思います。好かれてるように見える時はあるかもしれないです。
ジャンルの界隈の多数の人が絶賛している、あるいは下手に好きじゃないと言おうもんならアンチか嫉妬かと邪推される
そんな空気があれば例え好きじゃなくても好きなふりをする(せざるを得ない)ということがあるかもしれません。
そもそも、二次創作の個人や特定の作品に対して「これ嫌いなんだよね」とはっきり言う機会がまず無いですしね。
商業作品に対してならまだキッパリ好き嫌い言える方ですが、例に出してる綾◯さんは同人やってる素人さんでしょうから、余計に。
例に挙げられているドラ●もんも誰にとっても完全な物語ではないです。
現に私は面白いと思わないし好きでもありません。ただあまりに有名な作品なので関心がなく、興味もないので何の感情も抱かないだけです。
ないですね〜
まず私のように二次創作で長編読まない、シリアス興味ない、文豪みたいな筆力求めてない、偏差値2のエロしか読まない人間もいるので、その時点でトピ主さんがあげた要素の作品は比較的万人受けしやすいとは思いますが必ずしも万人に受けるわけではないと思います
小説は特に感性が合うかどうかに依存するところが他のコンテンツよりデカいと思うんで、トピ主さんが言うようなのはないんじゃないかなあ……。トピズレするけど、二次に限定しなかったとしても。自分にとっての理想なら今までいっぱい出会ったんですけどね。
まとめてのお礼で申し訳ございません、コメントありがとうございました。
もし本当に現実で「万人にとっての理想的な二次小説」を書く驚異的な腕前の作家さんがいたら、そんな超人に到底及ぶわけもないhtr字書きの自分は凄まじい格の違いに圧し潰されていたと思うので、「ない」「あれはフィクション」という言葉に少しだけホッとしたのが本音です。
「二次創作者にとっての理想的な作品は原作だけ」「二次創作である時点でそれはもう既に不完全」という言葉には、何より大切なのは原点たる原作ときっちり向かい合うことだと改めて思い知らされました、ありがとうございます!
あと、○城さんの活動ジャンルがそれなりに大き...続きを見る