技術的な面は後天的に伸ばせますし、二次なら凡そ"ウケる"題材や書き方にテンプレがあるので、
"自分"に拘らず数だけを取るなら、天井……までは行かずとも上の中〜下程度の数字は取れると思いますよ。
技術を磨き続けるだけでも、よほどニッチな内容や特殊性癖等でなければ、中堅程度にはなれると思います。
更にはtwitter等で交流大手となれば、それだけで最低数が引き上げられるのでさらに安定します。
技術があっても大手であっても、需要に合わない内容だと評価が極端に落ちるのが二次の世界なので、逆に言えばそこを捉えれば数字は取れます。
……それは自分の書きたいものでは無いかもしれませんが、数字を最優先にするならごく一部の神以外、プライドは数字の邪魔になります。

そして、一次創作、もしくは二次でもテンプレ外での天井……となると、残念ながら天性のものが必要であるのは確かだと思います。
それこそ文豪や商業作家の様に、それを武器と出来る程の何かが必要になるでしょう。

「センスは磨くもの」だと思っています。
また小説に限定するなら、5W1Hの「何を書くか」「どう書くか」が大事だと考えています。

数学や英語といった科目は勉強した時間に比例して成績が伸びやすい科目なのに対し
国語は勉強しても成績が伸びにくい科目と言われています。
言語的な理解力というのが環境や対人関係に依存しやすいからです。

しかし、だからといって国語の勉強が無意味なわけではありません。
作文が苦手な人も、作文のコツを掴むだけで劇的に良くなったりします。
話がヘタな人も、話が上手い人から話し方のコツを学ぶと改善します。
結局は、普段生活している中で身につけると得することを身につけられるか、気付けるかという点が大きいわけです。

普通に話せてる、普通に書けてると思っても、伝わりにくい話し方や書き方であることは往々にしてあります。
話す、書くという自然なことだからこそ「できてる」と無意識に思いがちですが
本当に「良い話し方」「良い書き方」であるかどうかの客観的評価というのは歳を取るほど自覚しづらい部分です。

悪い文章と良い文章があるなら、どこがどう悪いのかを知ることが改善の一歩でもあります。
話し方・書き方の基本であったり、伝わりやすい話し方・書き方のノウハウを知るだけでも
グッと魅力的な文章になることもあります。
「どう書くか」は経験だけでなく、知識でカバーすることもできるわけです。

私は理系の人間なので国語にはかなりの苦手意識がありました。
しかし、読書感想文で賞を貰ったりなど作文の評価は良かった小学生時代でした。
それは、苦手意識があったからこそ、読書感想文のコツを勉強したからでもあります。
「アウトプット」の仕方を少し意識するだけでも、かなりの改善が見込めるのだということを子供ながらに知りました。

そして、小説に至っては「インプット」も非常に大事だと考えています。
普通の人なら目に入っていても意識しないことに気がついて描いたり、無意識にしていることを言語化するのが上手い人は作家性が強いと考えています。
そういう人たちは「気付き」などもそうですが、インプットの仕方が非常に上手な人たちだと思います。

消えてしまった別トピですが、ちょうどインプットに関するコメントを外部ブログにまとめたので、良ければ読んでみて下さい。
インプットの仕方を変えるだけで、得られる気付きも増え、「何を書くか」も増えたり変わってくるというのが持論です。
　創作活動におけるインプットについて
　https://note.com/super_acacia272/n/n4045d3bf811d

「何を書くか」はインプットを鍛えることで良くなり
「どう書くか」はアウトプットの仕方を気をつけたり意識付けることで良くなるのではないか、という話です。