「夢」というジャンルは、実態は夢の一言ではまとめられないほど多くの趣味嗜好を持つ人たちが集まっています。

・キャラに本気の恋をしていて、キャラからの恋心を自分自身に向けてもらいたい人
・キャラに本気の恋をしすぎて、他の人とキャラがくっつくのが許せないほど好きな人
・キャラに恋をしているけれど、恋愛をするのは自分が作った理想の相手であってほしい人
・キャラが好きで、キャラのいろんな側面を見たくていろんな夢主をあてがう人
・ただキャラに恋をしている片思い的な状態を楽しんでいる人
・好きなキャラの恋愛模様を見たいが、他キャラをあてがうのは違うので夢主を使う人

他にも、多種多様な夢のスタイルを持つ方たちがいます。
そのようなスタイルの違いがかなりあるので、夢主というものへの理想や追い求めているものも人それぞれ違います。

・夢主＝自分そのもの
・夢主＝理想化した自分
・夢主＝キャラクターの愛を独占するキャラにとって唯一の存在
・夢主＝単にキャラが好きになってくれそうな子
・夢主＝ストーリーを動かすための道具である人
・夢主＝感情移入できる依り代

などなどです。こういった理想の違いがあります。

前提が長くなってすみません。トピ主さんが見かけた「オリキャラを夢主って言うな」というツイートですが、「夢主＝キャラクターの愛を独占するキャラにとって唯一の存在」タイプの方を見かけた、他の夢スタイルを持つ方の発言だと思います。
夢主の設定の濃い・薄いに関わらず、こういうスタイルの方はキャラと夢主をまるで普通のCPのように扱う傾向があります。
片方は夢主ですが、作品の内容がキャラ×キャラに近いものがあるのが特徴です。
そうすると自己投影したい人、自分自身がキャラに恋している人にとっては、「誰よそのキャラ！」となるわけです笑

何が悪い、何をするといけない、という話ではなくスタイルの違いだと思います。

※長文駄文失礼します

夢界隈外の人間からしたら原作に出てこないオリキャラも夢主も同じような存在だから、棲み分け的には夢とされがちなので難しいですね。

夢小説は名前変換小説とも言われていました。なので、名前変換の有無は気になる人が多いのではないでしょうか。私もその一人です。
名前変換ができてキャラが作中で自分の名前を呼んでくれる嬉しさが決め手となって夢小説にハマったので夢小説として出すなら名前変換は欲しいと思ってます。

pixivでは名前変換機能が実装されたのはわりと最近ですがそれまではできませんでした。
名前固定の夢主で夢タグがついた二次創作から夢に入ってくる人と、名前変換有の夢小説から入ってくる人とじゃ認識が違うので、名前変換が実装された今でも名前変換不可・名前固定の主人公を夢主として出して夢小説として投稿する人達が出てきてもおかしくはないです。

界隈外からしたら夢扱いのようなので棲み分け的には夢タグを使うのは仕方ないかなとは思ってますが、その上で界隈内でも棲み分けするために、名前変換不可で固定ならば“オリ主”とタグ付けしてくれた方が嬉しいです。
オリ主自体を毛嫌いしてるわけじゃないけど、夢小説を読みたい時に夢として出されるのはかなり抵抗があります。
夢タグついてるのに読み始めたら事前説明も無しに名前固定だった、とかpixivだとよくあるけど、タグやキャプションや前置きなどで書かれてないのが問題だと思ってます。

設定盛り盛りの時点でオリキャラという声はありますが、その辺に関しては無個性または平凡設定でも書き手と読み手の価値観のズレが生じて共感・感情移入できないこともあるので、その辺はまだ割り切れますね。
設定的に入り込めない上に名前変換不可となると萎えます。名前が決め手となって「誰やお前」と言いたくなります。
設定が多少合わない部分あっても名前変換できれば名前的には誰やお前感がなくなって夢的な楽しみ方がしやすくなるんですよね。

どのジャンルでも言えることですが前置きで事前説明しておくのが大切だと思いますよ。
名前固定、またはオリキャラとしても書いてるなら夢タグとオリ主タグの併用がオススメ。
「オリキャラは夢主じゃない」と言う人はオリ主タグついてるなら避けるでしょうし。
キャラ設定なども物語が始まる前に事前に書いておいた方が良心的かと…。