創作・同人活動のための雑談お悩み掲示板
ID: BFSvliZj2020/06/13

同人誌を作ったときに感じた苦しさと恐怖について。 二次創作...

同人誌を作ったときに感じた苦しさと恐怖について。

二次創作の文字書きです。最初はオンラインのみで活動していましたが、数年前、ツイッターで相互になった同じCPの絵描きさんに背中を押してもらって同人誌を出しました。

表紙は背中を押してくれた絵描きさんに描いていただきました。

最初ははじめての同人誌にわくわくどきどきしながら原稿を進めていました。しかし、だんだん「こんな本誰が読むのか」「お金を出す価値があるのか」と思うようになりました。

そんな私の気持ちとは裏腹に、「同人誌楽しみにしています」というメッセージを幾度かいただきました。本当にありがたいことです。

でも私にはその気持ちが重く感じました。イベントが近づけば近づくほど、「私の作品にお金を出す価値などない」という思いでいっぱいになってしまって。でも、「楽しみにしています」という言葉には「ありがとうございます、頑張って書きます」と答えないといけない。わたしはお金を出す価値なんてないと思っているのに。それが、嘘をついているようでとてもとても辛かったです。

これが、苦しかったことの一つ目です。

でも、辞めるわけにはいかないですよね。表紙も描いてもらって、イベントに申し込んで、印刷所も予約して、ツイッターで告知もしていたので。なのでなんとか書き上げて、イベント当日を迎えました。

当日は、10部ほど出たら良い方かな、と思っていました。しかし有難いことに、用意していた40部ほどの本が数時間で完売しました。

表紙を描いてくださった方が、わたしの宣伝ツイートをRTしてくれて、そこから人が見に来てくれたような印象でした。

正直、素敵な絵を描かれる方の威を借りてしまったようで情けない気持ちでした。

これが、苦しかったこと二つ目。

先ほども述べたように、イベント当日はわたしの予想よりも沢山の方がスペースに訪れてくれました。中には、「ツイッターの〇〇です」と名乗ってくださる方もいました。でも大半は黙って本だけ受け取っていく「知らない人」でした。

知らない人でも、その人はわたしのpixivなりTwitterなりを見て、スペースに来てくれてるということですよね。その「わたしは相手を知らないのに相手はわたしを知っている」という状態がとても怖かったです。

作品をネットに上げておいて、ブクマやいいねなどの評価を喜んでおいて、今更何を、と自分でも思いました。でも怖いものは怖かった。感想など、匿名フォームからは殆ど頂けず、相互さんや何度か見かけたことがあるアイコンの方からしか貰えたことがなかったからかもしれません。無意識に「自分の目に見える範囲の人しかわたしの作品を読んでいない」と思っていたというか。

しかも、その知らない人たちが、わたしにとって「お金を払う価値はない」本を買っていくんです。自分とは違う価値観の人なのでしょうが、わたしは詐欺に手を染めてしまったようでとても怖かった。でも表面上は「ありがとうございます」と言って、お金を受け取って本を渡す。ずっと嘘を吐いて、スペースに来てくれた人全員を騙してしまった気分です。

これがイベント当日にわたしが感じた恐怖です。

結果として、「初めて自分の本を作った」とか「素敵な表紙を描いてもらえた」とか、嬉しかったことも沢山ありましたが、総合的には辛かったことの方が多くて、もうしばらくオフ活動はいいかな、と思ってしまいました。

そして、時々流れてくる「同人誌作りたのしいからみんな作ろう! 簡単だよ!」という趣旨のツイートや、まだ本を出したことのない人に「同人誌出しましょう!」と軽率に言う行為に、反感を抱くようになりました。楽しい思いをする人間ばかりじゃないんだぞ、と。

長くなってしまってすみません。ツイッターなどでは当時本を買ってくださった方ともまだ交流があって、こんなこと言えないので、吐き出してしまいました。

同じような思いをしたことがある方、似た状態を打破した経験がある方、もしよければ一言頂けると嬉しいです。

※ちなみに、自分の作品について「お金を出す価値はない」と何度か書きましたが、ネットで無料で楽しむ分にはそこそこ良い出来だと思っています。自己肯定感ゼロ、自分の創作大嫌い、というタイプではありません。
今でもオンラインでは二次創作を続けています。「この話はよく書けたから本にできたら嬉しいだろうな」と思うこともあります。ですが、上記のような思いをした経験があるので二の足を踏んでしまっています。(あと薄給多趣味なので本を出してイベントに出るお金もない)

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みんなのコメント

ID: ajEr5e4L 2020/06/13

上の方と似ていますが、もっと作品とご自分を切り離して考えたほうが良いように思えます……。
本を買って下さった方はあくまであなたではなく、あなたの作品、もっと言えば作品の背後にある二次の原作やキャラクターに興味があります。あなたは触媒のようなものに過ぎないと言ったら大袈裟かもしれませんが要はそういうことです。
常にご自身のことにばかり意識を向けているとしんどいと思います。同人誌がどうこうより、いわゆる自意識過剰を改善するためのトレーニングをした方が、最終的には解決に繋がるんじゃないでしょうか。

ID: トピ主 2020/06/14

トピ主です。
このトピックは自意識過剰なのでしょうか……。
もしかしたら、わたしが「作者ごと作品が好きになる」「作品に滲み出る作者の人柄に愛おしさを感じる」タイプなので、作品だけでなく自分も見られていると思うのかもしれないです。
コメントありがとうございました。

ID: nChOfNyB 2020/06/13

何故返信コメント、こんなにキツイんでしょうか…
トピ主さんのようにオフが合わない人もいると思います。
一つの感じ方としてこれも間違ってはいないのでは?
コメントしてらっしゃる方々の方が
同人誌を出すのが苦痛という人がいた=同人誌が好きな自分を否定された
という結びつけをしているように思います。精神的に良くないのでご自分と分離なさった方がいいのではと思いました。

私は創作、二次創作をしている人々の考え方の根底にある気がする「オフライン同人誌を出している方が偉い」的な考え方に違和感を覚えているのでトピ主さんのように感じる方がいてもいいと思います。
自分の好きなフィールドで楽しむの...続きを見る

ID: j4hUIRX6 2020/06/13

すみません、ajEr5e4Lです。
私もそんな嫌な言い方したつもりなかったんですが、キツい感じになってしまいましたかね。申し訳ない。
ただ、オフをしている人が偉いなんて話はまったくしていないので、そこはきちんと読んで欲しいです。

ID: トピ主 2020/06/14

トピ主です。
もしかしたら私自身が「同人誌を出してる人が偉い」と思っているのかもしれないです。
トピ本文に書いたように私は同人誌を出したときとても辛い思いをしました。もし本を出す人みんなが同じように苦しんで出しているなら、その苦しさを乗り越えて本を出す程愛と熱量がある人は凄いし偉いと思います。

ともあれ、他の方のコメントが刺さってキツイな〜 と感じたのも事実です。なので、nChOfNyBさんのこのコメントに心が救われました。

返信なさってるお二方も、悪気や否定する気持ちで書き込んだわけではないと思います。「刺さる」「キツイ」と感じるのはわたしの本音や本質を言い当てられた気がした...続きを見る

ID: RmLgMGbO 2020/06/13

本は自分用(+友人配布用)だけ印刷する、という人もいます。
その人はご自分の作品を本にして並べるのが目標なのだそうで、イベント等での販売には抵抗がおありのようでした。
理由を追求したことはないので事情はわかりませんが、実はこの作品なら欲しいな・・と思うことがあっても言わないようにしています。(プレッシャーになるといけないので)

今は一冊からでも印刷してもらえるところがあるみたいですし、
見知らぬ人の手に渡ることに抵抗があるのでしたら、けれど本にしてみたい作品はあるのでしたら、
こういう手もいいんじゃないかと思います。

ID: トピ主 2020/06/14

自分用の本、素敵ですね!
一冊から刷れる印刷所があると耳にしたことはあります。
ちゃんと調べて検討してみようと思います。

返信ありがとうございました。

ID: CGohw61p 2020/06/13

なんというか、完売して良かったですね…
表紙描いてくれた人のおかげとはいえ、表紙描いてもらっても売れなくて在庫抱えて絶望する人沢山いますし
この状態で在庫余ったら大変な心境になったんじゃないでしょうか…
買ってくれた人に対してそんな風に思う人がいるなんて驚愕でした
私もイベントが苦手ですが、嫌味とかでなく本当に色んな人がいるんだなと思いました…

在庫も無いことですし
本は自分用に一冊だけ作るとか、お金ないならコピー本でいいんじゃないでしょうか

ID: トピ主 2020/06/14

トピ主です。
そうですね。完売したのは本当にありがたいです。同時に、通販や再版の希望もいただいてしまったのですごく悩みましたが………。(トピ本文にあるように同人誌を出すだけで凄くエネルギーを使ったので、結局通販も再版もしませんでした)

他の方も自分用の本を提案してくださいました。凄く素敵だと思うので、検討してみようとおもいます。
ありがとうございました。

ID: 4rcgqQwN 2020/06/13

三千円の本とかなら分かりますけど、五百円の同人誌ですよね……。相手もそんなに深く考えて買ってないと思います。他の方も言ってますが「トピ主さんの本だから」という理由で買ってる人より、「◎◎ジャンルのABの本だから」という理由で買ってる人の方が圧倒的に多いと思いますし(トピ主さんがAB界隈の神なら話は違いますが……)、そこまで思い詰めなくていいと思いますよ。
不特定多数の色んな人に作品が読まれてるのはネットだって同じですし、それが可視化されて怖くなった感じなのでしょうか?
今時、オフ同人・オン同人で特に差もないと思いますし、自分に合わないと思ったらやめればいいだけだと思います。本が作りたいなら...続きを見る

ID: トピ主 2020/06/14

トピ主です
>周りが楽しいと思ってることを自分も楽しいと思わなくてはいけない理由はない

この部分にとてもハッとしました。
仰るように、周りが楽しんでいることを楽しめなかったことに、嫉妬とか悲しさを感じているのかもしれないです。

周りに合わせるのではなく、自分が楽しいと思えるスタイルで活動していきたいと思います。
ありがとうございました。

ID: EcbvqsGm 2020/06/13

ちょっと長くなってしまったのですが、私の考えを書きますね。
「自分の本に価値を感じられない。それ故期待をされることは重圧に感じる。」
期待を裏切ってしまうのが怖いのかなと個人的に思います。
これは、同人活動を行う上でやりがいというか、具体的に何を目的に活動するのか明確にすると良いです。「交流を広げるため」「捌く数を増やして実力をつけるため」、色々ありますが、私の場合は、自分が心から好きと言える本を作る、にしています。
相手の好意は単純な好意なので、それはそれとして有り難く受け取る。でも私の目的は自分にとって納得行く話を書き、本にすることだから、と割り切ります。仮に期待を裏切ってしまった...続きを見る

ID: トピ主 2020/06/14

トピ主です。
丁寧な返信ありがとうございます。

>具体的に何を目的に活動するのか明確にすると良い

なるほど、と思いました。そう言われると、本を出した時のわたしは「兎に角一度は同人誌というものを作ってみたい!」と思っていました。なので、その過程でトピ本文にあるような辛い思いはしましたが、ひとまず無事に本になって頒布できたので目標は達成できたんだ、と思えました。

どうも、他人の気持ちについて、「考えすぎない」とか「割り切る」とか「フラットに考える」とかが、わたしは苦手なようです。というか、日常生活では割と「人は人、私は私」派なのですが、同人という趣味になるとそれが上手くできませ...続きを見る

ID: CqPkbeHa 2020/06/13

1点目
まず売買において価値というのはお金を払う側が決定するのであって、売り手の意思では決まりません。
売り手がゴミだろ思っても買う側が宝だと思えば高値で引き取ってもらえるし逆なら見向きもされません。
あなたが価値なしと思ってるかどうかは関係ないです。
逆の側の愚痴は結構見ますのでご参照ください(苦労して出した本が手に取ってもらえない等)

2点目
知らない人が本を買うのは身内以外も見れるSNSで公開している以上普通にありえます。
そして知り合い以外が感想送らないのも普通です。
言いかえるとあなたと知り合いではないから必要以上の接触がないのです。
同人以外のカテゴリで考える...続きを見る

ID: トピ主 2020/06/14

トピ主です。

>初めての事を行って色々なことに思い入れがあるゆえに色々考えすぎてしまっている

仰る通りかもしれないです。何年もオンラインで活動していて、仕事の都合でイベントに憧れつつも参加できなくて、土日に休める仕事に転職してお金を貯めてやっと漕ぎ着けたサークル参加だったので、思い入れはひとしおでした。

ありがたいことに同人が趣味の友人も何人かいるので、話を聞いてくれそうな人に折を見て話してみるのも良いかもしれないな、と思いました。

コメントありがとうございました。

ID: qdf975RZ 2020/06/15

小説で同人活動をしている者です。

不特定多数の相手が自分の作品と自分を見ていると考えると怖く感じてしまうことはあると思います。
当日知り合いが来ることやお友達に表紙を描いて貰ったというプレッシャーなど色んな不安があったのではないでしょうか。
イベントが楽しい場所という意識が膨らみ過ぎていると、現実とのギャップを感じるのか一度参加したら辞めてしまう人も多く見てきました。
恐怖の正体は自身が直接本を頒布するという責任から来るものだと思います。
オンラインでは感じなくていい感情ですから、戸惑うと思うし、もう参加は辞めようと思うのもよく分かります。

イベント参加となると自身が出向く...続きを見る

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