https://cremu.jp/topics/2213
このトピックのコメント欄を見てのことですよね？
「♡喘ぎありの作品は文章力が伴ってないことが多かった」と実際の経験談から仰ってるコメントもありましたし（＝イメージによる決めつけではない）
「中には素晴らしい作品があることも理解している」と全否定はしていない旨の意見もありました。
こちらは苦手な人のスレッドなので否定的な意見が多いのは仕方ないですし、「度々見る」とはどれくらいの頻度で聞く話なのか分かりませんが、甘えと決めつけてる方はごく一部なんじゃないでしょうか。
トピ主さんがご自身の小説に必要な要素として♡喘ぎを取り入れて書かれているなら、適当に書いてるんじゃないことは読み手にも伝わると思いますよ。

「ｗ」を使ってセリフ表現することへの是非に似ている論争だなぁという印象。

感嘆符「！」や疑問符「？」もそうですし、沈黙の「…」や「―――」、最近だと「♪」なんかをセリフに使う例もありますね。
このように、古典文学には存在しなかった記号が現代の文章表現に使われてきた例は多くありますし、「♡」もその中の１つに過ぎないのかな、と思います。
個人的には喘ぎ声の「♡」はとても可愛らしくて面白い表現だなと感じました。

ただ個人的な基準としては「機種依存文字であるかどうか」を肝としています。
「♡」は機種依存文字であるため、文字化けのリスクが高かったりするのもあって自分では絶対に使わないであろう記号です。

逆に「ｗ」はただのアルファベットで機種依存文字ではないため、自分の中では許容範囲内です。
爆笑系は「チョーウケるｗｗｗ」、クスクス系は「そんなことないよ…ｗ」とか。
といっても、ほとんど作品の中で使うことはありませんが。
同じアルファベット表現だと睡眠を意味する「ｚｚｚ」みたいなものかなと捉えています。

とはいえ、じゃあサムズアップを意味する「ｂ」を使って「いいぜｂ」みたいなセリフは書きませんし、
機種依存文字でない顔文字を使って「終わった―！！！！＼(^o^)／」みたいな表現もすることはありません。

私自身の結論としては、記号を多く使えば表現の幅は広がるように感じますが、それによって自身の表現力が記号に依存してしまうことで逆に狭まってしまうのは嫌だなぁと思っています。
「なろう小説」などで文章力が残念な上に「ｗｗｗ」とかを多用する作品を読むと、ひどく残念な気持ちになります。
とはいえ、文字だけの表現もまた限界があるなぁ、と沸々と感じています。

代表的なのは訛りやイントネーションなどでしょうか。
ファミマ↑ と ファミ↑マ
ドラえ↑もん と ドラえも↑ん↑
こういった部分の表現はやはり文字には限界があるのかな、と。
とはいえ、それをうまく文章に落とし込んで表現することも文章力だと思います。

ネット黎明期に言われてきたことですが「ネットは情報交換する場であり、感情をぶつけ合う場ではない」というのがありました。
書いた文章が相手に意図した通りに伝わらず、それが原因ですれ違いやケンカになったりがしょっちゅうだったからです。
だからこそ、自身の感情を表現するために「ｗ」や「♪」、「♡」なんかがネットスラングとして使われるようになったのかな、と考えています。

蛇足が長くなりましたが、文章力での芸術性が重視される純文学とかならいざ知らず、娯楽性の高いネット小説であれば好きに書けば良いのではないかなと思います。
セリフの中に「ｗ」や「♡」が出てきたとしても、地の文や独白での表現に手抜きなく読み入ることができる作品であれば、楽しめます。

私はハートマーク小説を好んで読んでいますし、十分に文章力の高い作品もたくさん見つけていますので、トピ主さんの言う通り正直ハートマーク小説に「文章力が高いのを見たことがない」と文句をつけている人たちは大変に失礼だなと思っています。
観測した範囲で、主観がものすごく入る、でも小説の大部分をしめるであろう「文章力」というエッセンスに「だからハートマーク小説はレベル低いよね」なんてケチをつけるの大変に失礼ですよ。普通に「ハートマーク小説好きじゃない！　こんなに増えてるの辛い！」でいいんじゃないですか？
ハートマーク好き勢は我慢して向こうのトピには突撃しなかったのに、よくこっちのトピに平気な顔して突撃できますね。

10年程同人で小説を書いています。
他の人の作品も同じぐらいの年数読んできましたが、確かに♡を使用した小説はここ最近見かけるようになりましたね。

普段はどちらかというと文芸作品に近い文体を書きますが、逆に私は「♡を使ってみたい！」 と思い、♡喘ぎの出てくる作品を書いたことがあります。頂いた感想も好意的なものだったので(♡を使っていても上品で～といったご意見を頂戴したので、♡乱舞は下品なイメージはあるのかもしれません(♡を使うことそのものというより、扱うテーマやシチュエーションによるものだとは思いましたが…))、みんながみんな苦手意識があったり、ということでは無いのでしょうが、ネットでは否定的な意見の方が肯定的な意見よりも目に付いてしまいますよね…。

個人的には、言語は乱れるものではなく進化していくものだと思っています。
優劣があるものでもなく、ケータイ小説、web小説で発展してきた表現方法だと思います。

ですので、読み手も書き手も気持ちよく住み分けが出来ていくといいですよね…
トピ主さんが好きなものをこれからものびのびと創作できることをお祈りしております。

私は♡喘ぎ大好きです。
ハマったきっかけは創作ＢＬ小説からでした。その方は♡喘ぎと一緒に擬音も書かれていて、一般的には特殊な部類に入るんだと思います。
ですがエロまでの導入が自然で無理なくスルッと読め、起承転結もしっかりとしているまさに神のような作品を書かれる方でした。
個人HPを扱っていらっしゃって、何度かHPを削除されたことがあるのですが、その度に捜索サイトで探されていてその投稿にも私も探しています！と同意の文章が多数寄せられているのを何度も見かけました。それほどに人気があったのです。
♡喘ぎだから文章力がないというわけではありません。文章力のないものにそこまでの人気が出るとは思えないです。

ただ、やっぱり好き嫌いはあると思います。
あとエロはそれだけでブックマーク数などがあがりやすいですから、もしかしたらそういった妬みも集めやすいのかもしれません。
嫌いなら嫌いで放っておいてくれればいいんですけどね。
まあそこは逆も然りで好きなら好きで嫌いだと言う人は放っておくのがお互いのためかなとも思います。