文庫同人誌を制作したことがある方に制作した本の硬さについて感じた...
文庫同人誌を制作したことがある方に制作した本の硬さについて感じたことを教えていただきたいです。
表紙用紙も本文用紙も印刷所で多くの種類を取り扱っておりいつも悩んでしまいます。折角の同人誌だから特殊紙を使いたいと思うことが多いのですが特殊紙は170~180kgが多く、それだと硬いのではないか?と毎回悩んでしまいます。サンプルの見本紙を触ってみたりするのですが本になったときの開きやすさなどの硬さをうまくイメージできません。
背幅が厚くなると表紙が多少硬くても大丈夫なのか?特殊紙も色々あるので柔らかい紙質だとkgが大きくても硬いとは感じにくいのか?本文用紙の硬さもどれくらい影響するのか?と色々考えてしまいます。
なので文庫同人誌を制作したことある方に今まで作った本の装丁とそれの読みやすさ(開いたときの硬さ)など感じたことを教えていただきたいです。よろしくお願いします。
装丁
・表紙用紙(kg)(pp加工の有無・種類)
・本文用紙(kg)
・遊び紙(kg)
・ページ数(又は背幅)
上記の装丁で制作して読みやすさや硬さについてどう感じたか。
みんなのコメント
●表紙用紙 色上質紙最厚口135kg
●本文 キンマリ62kg
●ページ数 300頁
遊び紙は文庫では不要かなと思い、つけていません。
表紙はカバーを付けたのでシンプルに色上質紙です。
135kgくらいだと十分しなりがあって開きやすいです。
本文も62kgと軽くしたので300頁あっても重さなどはとくに感じません。
文庫はサイズが小さいのでページ数関係なく180kgなどの厚い紙だとかなり開きにくいと思いますよ。
文庫はとにかくシンプルに軽めに作るのがオススメです。
私もカバーをつける際は色上質紙を使っております!色上質紙柔らかくて読みやすいですよね。
ただカバーなしだと頼りなさがある気がしてカバー有のときしか今のところ使ってないです……
失敗例
【表紙用紙】ファーストヴィンテージ172kgPPなし
【本文用紙】淡クリームキンマリ72kg
【遊び紙】なし
【ページ数】200ページ
初めての個人誌で勝手がわからず、しかしクラフト紙の風合いが魅力的だと思い、この仕様にしました。
いやー……硬い!
めくるのに手が疲れる本とかマジでねーわ本当にすみませんと思いながら頒布しました。
ろくに売れなくて逆によかったです。
これ以降はだいたい表紙を色上質にして、カバーにコート紙(+PP)。本文用紙はさまざまに変えていますね。
特殊紙の中でも、エンボス系は厚みがあっても意外と柔らかく感じる気がします。
ファーストヴィンテージ硬いんですね!?印刷所ではよく見るのでいつか使ってみたいと思っていたのですが文庫本で使うのは控えた方がよさそうですね……
有用なありがとうございます!
私も本文200Pで表紙エンボスギフトライン180kgでつくったことあります。色上質紙よりはやはり硬いですが読み終わるまでに疲れるほどの硬さではなかったのでエンボスは文庫表紙によさそうですね。
表紙用紙:スノーエッセンス CoCキラ 166.5㎏
本文用紙:色上質厚口 もも(78kg)
遊び紙:クロマティコ ベリーピンク
ページ数:150P
表紙用紙:キュリアスIR 146kg パール
本文用紙:ライト書籍用紙 55kg
遊び紙:クラシコトレーシング ピンク
ページ数:170P
1冊目はおた、2冊目はコミモで刷りました
どちらも表紙はPPなし、PP加工のコート紙のカバーを掛けています
どちらも硬くはありませんが、コミモさんで作った方は特に柔らかくめくりやすいので、今後文庫を作る際はコミモ一択と決めています
全部使ったことのない紙で想像だけでワクワクしました!本文では書籍用紙ばかりなので色上質紙もいいなと思いました。
コミモさん柔らかいのですね。使ったことがまだないのですが検討してみたいです!
表紙用紙:マットポスト(220kg)+PPマット加工
本文用紙:淡クリームキンマリ(72.5kg)
遊び紙:色上質最特厚口 サーモン
ページ数:約550P
少し固めになりましたが個人的な好みとしては満足の出来でした。
商業誌のようなぐにゃぐにゃの柔らかさが読み易いのだろうと思いますが、愛読されたら傷みが酷くなって長持ちしなくなるだろうと思ったのです。
キンマリや書籍用紙は同じ斤量でも、印刷所が違うと捲りやすさが違ったりするのが違うのが結構不思議です。
あとカバーも後々くるりんと反り返ったりすると厄介なので、敢えて110kgではなく135kgで印刷してます。厚みが有るのが分かり...続きを見る
マットポスト220kgは厚くて使ったことがなかったのですが、確かに長く愛読していただくことを考えると少し硬めに作るのもありなのかな……と思いました。500ページだと背幅も3cmほどありそうですしそれぐらい背幅があると多少硬くても開けるのかもしれませんね。
分かります。印刷所によっては装丁が似ていても開きやすさに差があるの不思議ですよね。背がための糊のつけ方などの差があるんでしょうか……
ワンブさん使ったことがまだないのですが人気高いですよね。本文用紙の種類が多いのがとても魅力的だなと思います。
失敗
【表紙用紙】バルキーボール23.5kg PPなし
【本文用紙】書籍用紙90.0kg 淡クリーム
【遊び紙】アートドリープ96kg
【ページ数】100P
バルキーボールを使ってみたかったんですが作例や口コミがあまりなく、小部数だからいいかと思い見本も貰わず強行しました。結果大失敗でした。紙自体はとても良いんですがめちゃくちゃ固くて捲りにくいです。アートドリープも思ってたよりずっと固い…。本文用紙は全く問題なしです。
成功例
【表紙用紙】アートポスト180kg マットPP
【本文用紙】書籍用紙90kg
【遊び紙】なし
【ページ数】110ページ
めくりやすい柔らかさ...続きを見る
バルキーボール初めて聞いたので調べてみたのですが高級そうな紙質でとても綺麗だなと思いました。説明では柔らかいと書いてあるのですが文庫だとやはり硬くなってしまうのでしょうか。空押しがとても素敵だったのでA5の本をつくるときなどに使ってみたいです。
アートポストは180kgでも気にならない柔らかさなのですね。よく使われる紙ですが180kgなので今まで使うのを足踏みしていたのですが今度使ってみたいと思いました!
有用な情報ありがとうございます。
色々な情報ありがとうございます。すごくためになります。
私が作った本でまだ出ていない装丁の情報も載せておきます。
・表紙用紙 マーメイド153kg ppなし
・本文用紙 淡クリームキンマリ62kg
・ページ数 350P
柔らかく、ページ数も多いですが長時間開いていても気にすることがなく読めるやわらかさでした。
・表紙用紙 アートポスト160kg マットpp
・本文用紙 淡クリームキンマリ62kg
・ページ数 200P
こちらも柔らかく、開きづらさなどを感じることはありませんでした。本文用紙が薄いので200Pですが予想より薄くてコンパクトな仕上りになりました。
引...続きを見る