伝統衣装は「構造（着付け）」と「模様」「装飾」、更に掘り下げるなら「文化的背景（装飾や模様の意味、歴史や風土）」が基本構成です。
それらを完全に網羅した資料というのは私は見たことがないので、地道に調べるしかないかと思います。

①浅く広く調べる
ただそのためには自分の好みの民族衣装見つけるために、浅く広くでも世界の民族衣装を知る必要があります。
　世界の民族衣装図鑑
　https://amzn.to/3OEQY8u
そういった時に、こういった事典的な本は役に立ちます。
ネット記事で探すのも当然手ですし、図書館などでそういった本を探してみても良いと思います。
まずはそういった浅く広い文献を辿って、民族衣装の名前や用語を押さえていきます。
　
②絞って調べる　
次に、資料にしたい国や地域を具体的に絞ることです。
その上で、①で得た民族衣装の名前や用語で検索すると参考資料にしやすい文献などが出てきます。
特に、「着方(How to wear)」などと合わせてYoutube検索すると着ている動画なども見れます。
　Global perspectives: The national dress of Poland
　　https://youtu.be/q_iz3kZxigs
　How to wear Thai Traditional Costume "Thai Jakkapattra" Ep.2 | Thai Style Studio 1984
　　https://youtu.be/TeGG6Z6N16M
動画は写真と異なり、寄っている画や背面なども映っていることがあるので、写真よりも資料性が高いものを探すと良いです。
写真でも寄ってる画や背面などを写している資料も当然ありますが見つけにくいため、トピ主さんの用途なら動画資料が適してるかなと思います。
　
③部品ごとに資料作り
民族衣装によっては、そういった図柄などの事典などもあるかも知れませんが、基本的にはないので自前で用意するしかありません。
模様・紋様のパターン、装飾品の形状や種類など、細部の資料はキリがありませんが、それらを出来るだけ図化して手元の資料にします。
こちらも、まずは浅く広く知りたければ事典があります。
　世界の服飾文様図鑑
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④最後に
こちらの著者の本は大判で分厚く非常に高価ですが、もしかしたらこれらを網羅できる本かも知れません。
　パトリシア・リーフ・アナワルト著作
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ただ私はこの本を読んだことがないので、確たる物はありません。
ここに書いたように、国や地域ごとに民族衣装を絞って、個別に調べるのが簡単でコストが抑えられる調べ方かな、と考えています。

民族衣装を描く時は、結構自分のデザインを誇張してしまうので、参考のデザインという物を考えない事が多いです。

ただデザイン上世界設定等から、和風で重たい衣装等の基本設定を考えて、そこに和風なら和柄や建築デザイン等の千本格子や障子等のデザインを硬い布等でデザインしたりしてますね。後は重たいを表現する場合は、布を重ねると言う考えから下層の布が見える、下層の布を纏めるための紐等を大量につけたりデザインすることが多いです。

後はゴスロリ等のドレスの資料を参考に、形状をイメージしつつ布を厚みのある布に変更してデザインするって事も結構ありますね。

ちなみに、自分は数ヶ月かかりますが1枚絵を数十枚描いてそのキャラのデザインをまとめる事が多いですので、設定画は作らない事が多いかなー