以前他のトピで『自分より上と思う絵はどうやって描いたのか手順が分からない。自分より下、もしくは同等の絵はどう描いたのか見当がつく』というコメントがありました。
まさにその通りだなと思うので、おっしゃるようにトピ主さんがなりたい絵柄のメイキング動画を探してみるのが一番の近道だと思います。個人差はあれど絵柄が似ていればレイヤー構成が大幅に違う！というのはあまりないと思うので、近い絵柄で何人か見比べると良いかもしれません。（本格的に模写してみようという段階になればどなたか一人に絞った方がいいですが）
表面的に見えている色はレイヤーが何層にもなっている結果なので、なぜこの絵でこの効果やフィルターを使ったのかなど作者の意図が分かった方が後から応用が効くと思います。
今はプロのイラストレーターさんがライブ配信などをしている場合もあるので、タイミングがあえば具体的な質問なども出来ると思います。
焦って一気に手を出さず、塗りから入るのか絵柄から見直すのかどなたの動画を参考にするのかなど情報を整理しつつ、習得プランを練ると良いのではないでしょうか。

DLして見れるのであれば個人的な練習方法

・横に並べて全体表示のままざっくりとでいいので模写する。この時使って良いのは回転程度で拡大はほぼしない。拡大は横に置く参考画像の1.5倍までくらいが良いかな。
→模写は見て描き写す事なので色も塗るのが模写、色は取り敢えずそれっぽく見える色を自分で作って塗るスポイトで取らない。置いた後に色調補正で調整はok
ただし、色調補正後に自分で変えた色をスポイトで撮って確認する。
→上記の事を行なっている間は、上記で書いた内容以外のツールや機能は制限しないが、日常的に使っているツールを使うのがベスト
→出来上がった作品と元の作品を見比べる。
→自分なりに赤ペンする。(色が他と比べて一番違うとか、線画の比が違うとか)
→次に4分割のグリットを元絵と自分の絵双方に重ね青ペンする。
→描いた絵がトピ主様の見て描ける限界(基礎能力)、赤ペンが想像と現実を見比べて修正出来る限界(ラフや世界構成力に影響)、青ペンが補助ツールを利用して良い作品に仕上げられる限界(違和感やそれっぽさ等の表現力に影響)
→その後、赤ぺんは修正する。(レイヤーを上から重ねて、レイヤー効果色々使って直すのがベスト、スポイトは使わない)
→青ペンは修正した方が良いと思う場所だけ修正する。(修正後二つを見比べると、おそらく元絵の方が良く見えると思う。それがトピ主様のこの絵柄の方が良いと思っていた部分が間違っている根拠になる。現実は非常である。)
→さて、青ペンを全部修正しなくて良いんだと安心させて地獄に突き落とす。次は元データを重ねて比べる。この時キャンバスサイズ比が違う、大きく元とズレている場合は問題外、最初からやり直し。(理想はキャンバスの端を合わせたらある程度メインの物の位置が合うくらいがベスト、おそらく最初は出来ないのでメインの物を主体で合わせる)この時少しキャンバス比にズレがあればキャンバス比も合わせる。(色が知りたいから色だけ行う、そんな感じの人程飲み込みは薄い…。)
→再度重ねたデータを表示非表示、レイヤー効果変更やら薄くしたりして、赤ぺんする。それと青ペンの見修正箇所を見比べる(補助を得て見れた違和感とそれすら無視して気が付かなかった違和感部分の差の確認、これが思ったより辛い)
→全て修正する。全て修正して始めて見て分かる。横に並べても差が無いくらいに思える物が出来る。だが微妙にズレてがあるというか感じが見れる(これが今の技術での作画限界だと自分は思ってる)
取り敢えずこれをしてみると良いかと思います。
この後、お相手の一番良いと思う場所だけ抜き取った自分の絵を描いてみるのが良いと思いますね。一番良いと思う場所を一箇所選んで関連事項を意識していけば、自ずと参考元の色合いや考え方に則した自分の絵が出来ていくので、それを意識しつつ描ければ良いかと思う。

正直、これをして役に立つ人は10人に五人程度だと思うけど、おそらく同じ感じのイラストレーターなので自分のやり方もある程度役立てれると思うのでおすすめします。