漫画の台詞で、読者の読む手が止まりそうな言葉(難読だったり日常的...
漫画の台詞で、読者の読む手が止まりそうな言葉(難読だったり日常的に使わない言い回し・熟語や漢字、または極端にくだけた話し言葉など)を使うことについて
二次漫画描きです。台詞ひとつにもキャラ解釈や自分の個性を詰め込みたいですが、簡単な方が誰にでも確実に伝わるとも思っているので、読むストレスを与えたくなくていつも平易な台詞にしてしまいます。
結果、台詞が薄味な漫画になっている気がしました。
「頭が悪い自分が読めるなら他人も読めるだろ?」逆に「頭が悪いからこそ変に台詞で個性を出そうとしない方が良い漫画になるんじゃ?」と毎回悩みながら描いています。
平易な言葉の積み重ねなのに台詞が心に残る漫画、たまに難しい言葉も出てくるけれど読む手を止めさせない個性的な台詞回しで読ませる漫画、どちらも憧れます。
皆様が台詞で気をつけていること、悩んだときの判断基準、印象に残っている台詞(良い意味でも悪い意味でも)や参考になる漫画作品などを聞きたいです。
みんなのコメント
さっそくありがとうございます!二次創作ですからそこが一番重要ですよね。
原作では使っていない言葉だけれど「キャラが言いそう」という解釈になった場合に、上記のような考えで悩んでしまいます。
キャラが勝手に喋るのでそれを書き留めるだけですね。
難しい言葉を使ったならその通り話させるし、誤用していてもそのまま書きます。
受け手の表情やセリフでフォローが入ります。
迷ったのは乱暴な言葉の時かな。なるべく品の良さは保ちたいと思っています。
キャラによるけど。
かっこいいです!
誤用もそのまま、というところにキャラ解釈の深さと自信を感じました。台詞単体ではなくて、その後の掛け合いでフォローしていくテクニック、参考になりました。
乱暴な言葉で迷うのよくわかります。原作で乱暴な言動がないキャラだと特に難しいですね。
商業作品にわざと現代人は絶対使わないような難解な熟語や言い回しするキャラいたけど個性あってよかったよ
そういうのじゃなくてふつうのキャラの話だと思うけど、印象的なセリフ回しの作品って個性的であっても言葉自体が難解なんじゃなくて「そこにこの表現を持ってくるのか!」っていう組み合わせが鋭い作家がほとんどだと思う
キャラの嬉しいって感情を嬉しいって直接的な言葉やよくある表現を使わずにちょっと捻ったセリフとキャラの行動・表情・演出で上手く魅せてる人はすごい
コメディとかだとそういう洒落た演出よりわかりやすさの方が大事なこともあるけど
>「そこにこの表現を持ってくるのか!」っていう組み合わせが鋭い
確かに!「嬉しい」の例もすごく分かりやすいです。難しい←→簡単という軸ではなくて、誰にでも伝わるけれどありきたりではない言葉選びも努力してみたいと思いました。ありがとうございます。
既出の「キャラが使うか」を踏まえた上で、推敲の時に表現を変えるかの自分なりの基準を書きますね。
まず、ちくちく言葉は原作内で使用されている言い回し以外は絶対に使わないと決めています。
テーマが重めの作品は難しい文章もそのままでいきます。ただし「ここが伝わらなかったら作品として困る」箇所だけは分かりやすく変えることが多いです。
ギャグ・ほのぼの系・日常系など、軽く読まれがちな作品はシンプルな文章を心がけてます。例外として「ここは別に読み飛ばされてもいい」箇所で、気に入ってる言い回しは難読のままにします。伝わらなくてもスルーで構わないので。
推敲時の基準を教えていただきありがとうございます!自分も近い判断基準だったので、励まされた気持ちです。
>「ここが伝わらなかったら作品として困る」箇所だけは分かりやすく変える
言語化してもらえて、漫画で大事なことに気づかされました。伝わってほしい場面イコール印象的になってほしい場面でもあることも多くて悩みどころだったのですが、まずは伝わってこそですよね。作品の傾向によって使い分けるのも参考になりました!
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