一人称を使わずに地の文って書けますか? 前にここのトピでそうし...
一人称を使わずに地の文って書けますか?
前にここのトピでそうした書き方しているという方をみたのですがどうやったらかけるのでしょうか?
私はキャラ視点の文をよく書きますが、一人称を使わずに書く事は難しくて出来ません。下手くそなのもありますが……。
例えば
・喉が渇いていた俺はコップに水を注ぎ一気に飲み干した。
・そうして私はあの子の言っている事を信じることができたのだ。
・僕が思っていたよりもこの人は相当ズル賢い。いつも僕を嘲笑う。
などの地の文に一人称を入れない書き方される方、どのような手法で書かれていますか?
また、私が今まで読んできた本の中には一人称を使わない書き方をされる方がいないため、本当に存在するのかもお聞きしたいです。
文豪などで有名な方いれば参考に読んでみたいので教えてください。
よろしくお願いします。
みんなのコメント
大衆小説はお読みになりますか?
同人小説やライトノベルではない、直木賞とか芥川賞とかにノミネートされる類の小説です。
そういった小説には第三者視点で物語が進められる作品が多いですけど…そういうことで合ってます?
コメントありがとうございます。
第三者視点や大衆小説とはまた違ったものだと思うのです。
あくまで一人のキャラ視点で書かれた文章で僕、俺、私、を使わない書き方をしているとその方は言ってました。
どうやって書くの?ってその時は不思議に思ってたのですがその方に聞く前にトピを見失ってしまって…。
一人称の小説の地の文で主語を省略するということですか?
でしたら
>・僕が思っていたよりもこの人は相当ズル賢い。いつも僕を嘲笑う。
この一文を例に挙げるならば
・思っていたよりもこの人は相当ズル賢い。いつも僕を嘲笑う。
という風に最初の主語を省いても意味は通じますよね。
直前の文章で「この人」が誰なのか判然としているのであれば、私だったら
・思っていたよりも相当ズル賢い。この人はいつも僕を嘲笑う。
こう書きますかね。
一から十まで地の文で一人称(主語)を省略するのは難しいですが、前後の文章で誰の行動を指すのかがはっきりしている場合は主語を省略できると思...続きを見る
わかりやすく説明してくださりありがとうございます。
主語が抜けてもつたるような書き方を意識して書けるようにやってみます。
勉強になりました。
前提として「全編にわたって視点が一人称で統一されている小説における」地の文、という理解で合っていますか?
それ以外(視点が三人称とか)だと「いや普通にあるよ」という答えしか来ないから、まあそうだろうとは思うんですが……。一応そこをはっきりさせておいたほうがコメント付きやすいかと思います。
上記の前提の場合、主語を省くことで書かない表現は可能です。たとえば、例として上げてある文章も、「俺」「私」は省いても意味が通りますよね。最後の例文だけは作りを変えないとちょっと厳しいですが。
日本語は主語が隠されてしまうことも多いため、そこにトリックを仕込んでおいて「一人称として読まされていたが、終...続きを見る
コメントありがとうございます。
「全編にわたって視点が一人称で統一されている小説における」地の文
であっております。
言葉足らずですみませんでした。
可能なのですね!しかし本当に難しい書き方になってしまい私には到底無理そうですね。
書かれる方すごいと思います。
教えていただきありがとうございます。
・喉が渇いていた俺はコップに水を注ぎ一気に飲み干した。
喉が渇いていた。コップに水を注ぐと、一気に飲み干した。
・そうして私はあの子の言っている事を信じることができたのだ。
そうして、あの子の言っている事をようやく信じることができた。
・僕が思っていたよりもこの人は相当ズル賢い。いつも僕を嘲笑う。
思っていたよりもずっと、この人はズル賢い。いつだって他人を嘲笑っている。今、この時も例外ではないだろう。
一人称を抜いて表現することは可能です。
しかし一人称・二人称・三人称を用いることで誰が何をして、どう考えているのかや状況の説明が分かりやすいというメリットはあります。
...続きを見る
トピ主さんが見られた過去トピって、もしかしてこちらかな?
https://cremu.jp/topics/4611
わかりやすく説明してくださりありがとうございます。
今までの自分の文を見返してみればわざわざ一人称をつける必要のない文にずっと付けていました。今回のトピの回答を見てから改めて自分の作品を読み返してみると、俺が〜、私が〜の多様はなんだかうるさく感じるようになりました。
そう言ったことを意識して今後は書いていく事にします。回答者様たちのご意見、とても参考になりました。
ブログ、坊ちゃん、ステップファザー・ステップ全部読ませていただきます。
紹介していただきありがとうございました!