過去と現在を行き来する描写についてアドバイスをお願いします。 ...
過去と現在を行き来する描写についてアドバイスをお願いします。
タイムスリップものではなく、祖母が孫に祖父との出会いを語って聞かせる系の話です。
以下のような書き方で伝わるでしょうか?
赤いバラの花束が目の前に差し出され、メアリーは目を見開く。
「メアリー、君が好きなんだ。僕は本気だ」
石畳に膝をついてメアリーをみあげるトムは恥ずかしくてたまらないと言いたげに頬を真っ赤にしていた。
(改行)
なんてロマンチックなの!と幼い少女が叫び、手を叩く。
「それで、そこからお祖父様とお祖母様は付き合い始めたのね」
アンナが目をキラキラさせて聞く。60年も前の話なのに鮮明に思い出せたのはアンナの瞳がトムと同じ色をしているからだ。
「いいや、まだ、まだ。あと2年はかかるね」
「ええ!?フッちゃったの!?ねえ、続きを聞かせて」
「はいはい。急かさないでおくれ」
メアリーはシワだらけの手でアンナの髪をなで、また話し始めた。
(改行)
バラの花束を振り払う。芳香を撒き散らしながら地面に落ちたそれをトムは目で追いかけた。
「付き合うわけ無いでしょ。あなた、私に何を言ったか忘れたの?」
傷一つないメアリーの白い手を労働を知らない手だとからかって大声で笑いものにしたのはこのトムだ。あの屈辱を忘れるものかと睨みつけるとトムは悲しげな顔をした。
「違うんだ、メアリー。僕がどうしようもない子供だったんだ――」
のような感じです。
全部を人称にするとか、現在のメアリーがセリフで語り続けるなども考えたのですが、例題の長さならともかく実際のエピソードの長さに落とし込むと冗長に感じてしまいます。
途中で現在の二人の会話が挟まるのは展開上避けられないため、わかりやすい書き方があれば教えていただきたいです。
みんなのコメント
「あのときはそりゃ驚いた。私を揶揄い続けてたおじいさんが跪いて薔薇の花を持ってたんだから。それで、私を好きだって言った」
「素敵。それで付き合ったの?」
「まさか。すぐにはたき落としてこれまで私に何してきたか忘れるなって怒鳴りつけてやったよ」
これで十分すぎるくらい状況は伝わる。
最初のはわかりにくい上に文字稼ぎがひどい。高いお金出して中身がこれならガッカリするし二度と買わない。
トピ主さんが質問しているのは、「状況」ではなく、描写が過去と現在に分かれているかがちゃんと伝わるかってことですよね?
伝わります。
現在軸の地の文で、アンナがメアリーとトムの孫だということもわかりますし、具体的な年数も書いてあるし、メアリーの現在の手の皺と過去軸の白い手の対比で現在と過去のコントラストをつけているのもわかります。
60年という具体的な年数は、何かのキーワードでないならもう少しぼかした言い方にしても大丈夫なくらいかもしれません。
(改行)とありますが、一行空けですかね? 視覚的にも切り離されるし、他の部分と比べて違和感がなければ伝わりやすいと思います。
文章自体は少し冗...続きを見る
トピ主の内容を読んだら、杉みき子のはるさきのひょう、わらぐつの中の神様を思い出した(小学校の教科書の話)
改行というか、3行くらい改行か思いきって改ページさせるかなあ
同人誌印刷によるけど、過去だけ文字色やフォントを変えるとか(読みにくいか
4コメさんと同じく改行増やした方がよさげ
あと回想部分のセリフを『』にするだけで違いがわかりやすいかも
この文章でも十分伝わりますが、改行を増やすか*のような回想シーンを示すマークがあるとさらにわかりやすい気がします。あと個人的に過去と現実が短い間隔で場面転換されてると読みづらく感じてしまうので、もう少し長めの文章で区切ってあるほうが好みです。例題として短く書かれているのでしたらすみません。とても読みやすい文章でした。
区切りについては、皆さんも言うように区切りを増やした方がいいように思う
祖母は過去、孫は現代にしか出てこないけど、祖父は過去にも現在にもいるわけだよね
自分だったら、各段落の最初の一〜二行目でどちらの年代なのかがわかるようにするかな
メアリーかアンナについて言及するか、トムなら若いトムか年老いたトムかがわかるような表現を入れ込むか
アンナの瞳が~の部分のせいで読み違えたのかな?
昔話をしてるのは祖母でしょ
個人的にもこの部分はちょっと分かりづらかった
流石にこれを読み違えるのは読解力がなさすぎるでしょ。確かに今のメアリーの話し方は中性的だけどトピ文にも祖母が語って聞かせると書いてあるし、トムとアンナの瞳の色を比べられるのは二人と向き合ってたメアリーだってすぐに分かる。
そんな簡単なこともわからないの!?笑って感じにならないようにやさしく言ったけど
さすがにこのレベルの読者にまで配慮する必要はないか…
多分例文ってだけだからそこまで推敲は要らないと思うよ
たんにトピ文みたいに改行でわかる?くらいの感じだと思う
改行だけでも伝わるけど、文章で「思い出している」ことを伝えたいなら、思い出しているおばあちゃんの余韻をもう少し表現するといいと思う。
メアリーはシワだらけの手でアンナの髪をなで、また話し始め【る。目に映るしわだらけの手までが若さと、当時の自分の勢いを思い出していくようなのが心地よく、また切ない。】
みたいな。
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