オメガバースそのものは面白い設定だと思うのですが、SF的な部分を無視してα×Ωでイチャイチャラブラブするだけの作品は苦手です。運命の番といっても、それ本能に抗えなかっただけでは……と冷めてしまうのと、普通にイチャラブものとして読もうにもΩは社会的に不利な立場にあるなどの現実の差別を想起させる設定が頭によぎって素直に楽しめません。妊娠出産できる設定も、それ自体は全く魅力に感じません。(性別の組み合わせによらずカプに妊娠出産してほしいと思いません)
オメガバースの社会構造や各性別に与えられた本能そのものに抗うような設定・話運びなら楽しめますが、「そこまでやるなら二次創作より一次創作でがっつり見読みたい……」という気持ちが強く、総じて二次創作でのオメガバースは地雷になりがちです。

私も選民思想や人種差別を連想するのであまり好きではないです。

創作の世界では強姦、強盗、殺人などの犯罪行為を描くことが出来ます。
しかし、思想に関してはどうにも現実世界にも影響を及ぼすこともあってタブー視されています。
人種差別だったり選民思想ですね。
だからこそ、思いっきり生物学的に異なるというSF設定でなら好きに描ける、というのがあるのかも知れません。

人間的に対等なはずなのに何か理由付けして優劣を描く、生物学的に絶対的な優劣が付いているからこそ抗えない、そこに萌える。（のかな？）
あるいは、そういった生物学的な優劣さえ乗り越えていこうとする姿に萌える。

身分違いの恋とか、奴隷が強要されるとか、人種ゆえの毛嫌いとか、そういう現代舞台では描きにくいような描写を「オメガバース」という設定を借りることで描くことが出来たりもするのかも知れません。
推しキャラは大抵、身分も同じだし奴隷じゃないし人種も同じですからね。
弱みに付け込んで奴隷化とかだと、攻めの性格変わってしまう場合もありますから。
とは言え、じゃあなんでオメガバースなんてSF設定で…と言われたら元も子もないんでしょうけども。
まぁそういう「IF」で想像するのが楽しいのも二次創作の一面なので、否定はしません。

現実世界でも男性の妊娠は研究されていて、実際に男性(元女性)が妊娠するケースもあります。
また男性の細胞からランシを、女性の細胞からセイシを作るという研究もされています。
LGBTの人たちにとってもこういった性を超えたものは「希望的」なテーマだと思っています。

もうスレ閉じちゃっているかもしれませんが、私も苦手なので吐きださせてください〜〜〜！！！オメガバース、苦手です〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜！！！！！
でも一定数の支持はあるし、人気があるんだよな…！うーーーーーん、わからん！
いやもうこんなこと言うのもなんですけど、二次創作でオメガバースパロ描いた人の以降の作品もちょっと警戒するぐらい苦手です。（描いたら一定数の支持を得られるのが分かって以降も描き続けたりすることがあるので）
一応いくつか読んではみたんですけど、ストーリーみんな一緒ですしCP変えただけでしょ？と思ってしまう…。
なんか既視感あるなって思ったんですけど、一昔前の遊郭パロにちょっと似てるかも。攻めと受けに圧倒的な力の差があって、運命の力に抗えないって言うところが魅力なんでしょうかね。人気があるからもうちょっとちゃんと分析してみたい題材でもありますが。

いやしかし、ひとまず私には合わなかったです！吐き出させてもらってスッキリしました！