読み手を泣かせられる小説ってすごくないですか? 映像や漫画とか...
読み手を泣かせられる小説ってすごくないですか?
映像や漫画とかなら分かるんですが(より具体的に想像でき、共感しやすいため)小説って文字だけなのに、読み手を泣かすことができるって本当にすごいなと感じています。
書き手の中には「(自身も)書きながら泣いた」という方もいて、もしかしてそういう自分自身の物語にも感情移入できる方だからこそ人の心を動かしてしまうような小説を書けるのかなと思ってしまいます。
私は世間一般で言う「泣ける」シーンでほとんど泣けることがなく、小説でも泣いたことが一度もないのでそもそもそんな人間が読み手を泣かせられるような話を書くことはできないのかもしれないな…と思います。
そこで質問なのですが
今まで小説で泣いたことがある方は
①展開
②心情の表現力
③キャラクターのセリフ
どれが理由で泣けたのでしょうか?
また個人的に泣いた小説などあれば今後の参考にしたいので、教えていただきたいです。
※過去に似たトピがありましたが、自身の聞きたいことと少しズレていたのでトピに上げさせていただきました。
みんなのコメント
トピ主です。
人を泣かせられる話を書いてみたいって思ってたんですけど、私の感性をどうにかしない限りは難しいってことですね……精進します。
①展開
②心情の表現力
③キャラクターのセリフ
これ全部が同時に来た時+読者が感情移入出来ていればあとは泣くだけっすね
分かってるのに泣いちゃう、みたいな話を読んでみると分かりやすいかも
総合的にだなー。あとやっぱり死は涙を誘う。
一般小説でも泣いてしまうものはあるから、まずそっち探してみたら?泣く作品に出会えたら読了後に分析してみたらいいと思うよ。
話はそれるけど、初めについた※とそこへのレスは本当に?って思う一切見込みないトピってわけじゃないと思うんだけど。
逆に「泣けない小説」の条件を考えてみてもおもしろそう
私が泣けないのは共感できない、入り込めない話
文体くどすぎ、読みにくすぎ、キャラクターに違和感、内容に否定的な印象を抱く…などなど
となると物語に入り込める(読者を物語に連れ込める)小説で泣ける展開になったら泣いちゃうかも
ただの自慢になってしまうけど「今まで小説を読んで一回も泣いたことないのに、あなたの小説で泣いた。信じられない」って感想もらったことある。ジャンル晒すのはアレなので結構ぼかした形になっちゃうけど、生けるしかばねみたいになって動けなくなった受けに(これは原作通りの展開)、攻めがお前がそうなっても気持ちは変わらない、って語りかける話だった。
自分はめっっっちゃ涙もろいんだけど、「本当に泣いた。辛くて涙が出てきた」みたいな感想は良くもらうから、涙もろい人は泣かせるような話を書きやすいってのはあるかも。あと世間一般で泣ける話に心動かなくても、自分のツボに刺さる話なら泣けるってこともあるから、変わり種も...続きを見る
泣ける人ってなんでもかんでもすぐ泣ける泣けるって言うよ
よくある花嫁の余命が何か月みたいな映画とかは(原作は小説なのが多い)人によって「なんだこのチープなお涙頂戴は…」って冷める人もいる一方で、「感動で涙が止まらない」ってなる人もいる
恋人の片方がしんだらそれだけで泣ける層って一定数いる
二次創作でも涙腺崩壊とか大袈裟に言われてる小説に限って花嫁の余命系と大して変わらないようなものが多い
絵描きだけど2と3かなぁ
じわじわくると言うよりガツンとくる表現に出会うと泣ける
ちなみに現実に涙は出ませんよ、心が号泣してるみたいなことですが
死なない話でわんわん泣いたことある
本当に嗚咽、自分でも引いた
そういう話はやっぱり感情面かなぁ、どれだけそこが自分の人生経験や価値を置いてるものに寄り添えるか、寄り添ってくれるか
そういう話が書きたいなら、真面目に自分の人生振り返ってみるといいかも…フィクションで泣かなくても現実でゼロってことはないでしょ?
そういうのをどう膨らませるか、現実味を持たせるかで全然目指せると思う
「感情から書く脚本術」なんかはトピ主の悩みに合うかもしれない(既知ならすまん)
私泣きながら書くタイプだけど、むしろ感情移入出来ないのにどうやって書くんだろう。って疑問が湧く。怒りとか憎しみとかムカムカしながら書くし、笑える話なら笑いながら書いてるし、泣き叫びたくなるような話なら号泣しながら書いてる。推敲しても全く同じリアクション取ってる。みんなそんな感じで書いてるものだと思ってたけど違うと知り驚いてるよ。どうやって書いてんの
映像だろうと小説だろうと同じだけどな
ヒューマンドラマで泣いてるときと機構は同じ
そのとき「音楽が良くて泣いた」とか「プロットで泣いた」とかない
西田幾多郎の純粋経験とか参考になるかも?
泣いた小説例が出てないので書いてみる
自分は漫画描きで、泣く場合1-3総合
最近泣いた小説は芥川龍之介「トロッコ」「蜜柑」
ちなみに戦争ネタでもタヒネタでもないよ
読み手の感性にもよりけりですが、ある程度感情を揺さぶりやすい書き方というものは存在しますよ。
たとえば音楽でも怖く聴こえる不協和音、悲しく暗く聴こえるマイナーコードとか存在しますし。
小説は音楽や映画と同じ「時間芸術」、つまり時間の経過によって魅せる芸術に定義されるそうです。読み進めていくことで感情を揺さぶる要素を積み重ねていって、その結果泣くというところに到達するわけですね。
泣ける小説は①②③全ての要素が関わっているのに加え、読者個人が感情移入しやすいという意味で、文体の癖が強くない(五感で想像しやすい)というのも大事だと思います。
あと悲しみだけではなく途中の過程で笑わせたり緊張...続きを見る
以前自分の好きな作品の傾向を分析したことがあって
自分の場合、小説映画漫画とか媒体問わず
それまで愚直に努力しても認められなかったり、存在を否定されたり、何かに耐え続けてきた人が
その努力や存在を肯定されるシーンで泣くことが多かった
たぶんあれは辛い緊張状態で張り詰めていた糸が緩むのと、それまでの苦労を認めてくれるような人や報われる状況と出会えたことの奇跡に安心して嬉し泣きしてるんだと思う
別件で壮大な大河などで家系や血のつながり(実際には繋がってないパターンも含む)、土地に脈々と受け継がれるもの、もしくは逆に断ち切りたいものの存在が描写されてる時も
目に見えないけど確かにそこ...続きを見る
②が多いかも。キャラの心情がダイレクトに伝わってきたときに自然と涙が湧き上がる。
読むたびに泣いてしまうのは重松清の「青い鳥」。
最近読んだので23さんと同じ①+②→③のコンボがあった
はっきり毒親育ちとまでは書かれてないけどそうなんだろうなと想像する女子学生が、あるときぷっつん切れて「ごめんなさいお母さん!ごめんなさい!」と泣き叫ぶシーン
でもその母親はもう亡くなっていて…亡くなってるのにまだ母親の期待を裏切るのが怖い女の子に感情移入して泣いた
この場合はおそらく①+②で想像力をかき立てられて、③でその上を行かれた感じ
まだ母親の呪縛から逃げられてないのは予想していた
でもまるで母親が生きてそこにいるように、母親とは直接関係ないことでも衝動的に母親に謝罪している女の子に自分の想像を超えた描写があった
公開したどの作品にも必ず「泣いた」って感想を貰います
感動させようとしているわけではないんだけど
全部ハピエンですし、死人も出ません
作中で主人公が泣いたりもしません
むしろ、泣いてはダメだって性格の子が多いです
主人公(視点人物)が何かを必死にがんばってほんのり希望を見つける話が好きなので、そういう系統は多いかな
先の方々が書いてくださってますが、キャラに共感できるようなストーリーであれば、感動だけでなく笑いも怒りも読者と共有できると思います
どうしたら共感しやすくなるかは人によって意見が異なると思いますが、
私が意識しているのは、主人公の日常の提示です
現代もので...続きを見る
2で出てる通りなので、言い方は悪いが要素さえそろえればトピ主は全然泣けなくても読み手が勝手に泣いてくれる話は作れると思う
子どものころに泣いて今でも必ず泣いてしまうのは児童書の「冒険〇たち」っていうネズミたちの物語、途中のとある死別かな
関係の積み重ねと死が発覚したタイミングと悲しさとそれでも前を向かなきゃならない強さと状況と、みたいなのが合わさって、そのシーンはつらいのに大好きで何度でも読みたくなる
滅多に文章では泣かないけどボロ泣きしたやつが最近あった
能力が低くて知能もあまり高くない主人公たちの過酷な施設暮らしがずっと続いていて、けれどその姿をバカにする第三者が現れたときに主人公が自分なりの拙い言葉で反論し、ずっと厳しく指導してきた教官も冷静にブチ切れるシーン
21さんと同じようなパターンかな
現実を見つめて自分を持てるようになった主人公の成長と、それを見守ってきた教官が初めて見せた優しさに涙腺に来た
小説ではないし完全にトピずれなんですが「夏目アラタの結婚」の最終巻は本当にぼろ泣きしました…。
日頃アニメでは感動して泣くことがありますが、小説や漫画では泣かない方なので、自分でもびっくりでした。
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