小説書いてる方に聞きたいことがあります。 あまりにセリフが...
小説書いてる方に聞きたいことがあります。
あまりにセリフが長くなったとき、いったん切ってセリフを分割してるんですが、間に描写を入れるのが難しく感じています。
本来なら一気に言わせてしまいたいため、なんだか余計というか、不自然に感じてしまって回りくどくしている気がします。
対処法や、うまく回すコツなどあればぜひ教えて欲しいです。
みんなのコメント
長台詞というと文字数はどの程度でしょうか?
文庫の1行が40文字程度なので、体感としては100文字以上が長台詞なのかな〜と思いました。一般小説など読んでると3行以上の長台詞(120文字以上)も見ますし、一気言わせたいなら無理して切らなくてもいいと私は思います。
個人的に長台詞は読んでて楽しいので好きですよ!
もしくは台詞自体を圧縮して短くしてもいいかもしれないです。
あとは、地の文に入れ込んで、切った後も一行文にしてしまうとか。
例)
「だってあいつはどう見てもペンギンにしか見えないだろ。そもそも俺は」と、隆は苦々しく吐き捨てた。「海とも空ともどっちつかずのペンギンなんか嫌いだ!」...続きを見る
セリフの長さや間に入る描写にもよりますが、適度に区切りを入れた方が緩急を持って読める気がします。
間の描写も、1行くらいの短い文章なら冗長には感じませんし、パッと見た時の紙面も余裕があって読みやすく感じるのではないかなと思います。
自分の場合ですが、例えばこんな感じで区切りを入れます。
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「まず私が言いたいのは、(~ 中略 ~)ということです」
一気にそこまで言い終えると、彼女は正面に座る人物にひたと目を据えた。
「なのにあなたは、どうして(~ 中略 ~)なのですか」
詰問口調に反論しようと口を開きかけた相手を遮るように、言葉を続...続きを見る
パッと思いつく長台詞がなかったので、映画「パルプ・フィクション」からエゼキエル書25章17節を暗唱するジュールスを例にします。
■台詞内で適度に改行する
例①)
するとジュールスは暗唱を始めた。
「心正しい者の歩む道は、心悪しき者の利己と暴虐によって、行く手を阻まれるものなり。
愛と善意の名によりて、暗黒の谷で弱き者を導きたる、かの者に神の祝福あれ。
彼こそ兄弟を守り、迷い子たちを救う者なり。
私の兄弟を毒し、滅ぼそうとする悪しき者たちに、私は怒りに満ちた懲罰をもって
大いなる復讐を彼らになし、私が彼らに復讐をなす時、私が主であることを知るだろう!」
「や、やめろ...続きを見る
①まずこれで自分の中で「この長セリフはここで分割できる」というのを理解してみる
②それから次にそれの分割したセリフごとに「」でくくってみる
③その間に動きを付け足す
こんな感じでやってます
なお③の「動き」というのは語り手の動作のみを指すわけではありません
例えば探偵と犯人の種明かしシーンにて、探偵がこんなセリフを言ったとします
「それでは一つずつ説明していきましょうか。まず、ずっと本館にいて、かつ台所で皆の夕食を作っていたはずの田中さんが離れにいる山田さんをサツガイしたトリックについて。ええ、アリバイがあるから真っ先に田中さんは候補から外れる。皆そう思っていたでしょう? ...続きを見る