文体を変えたいです。 こんにちは。私は趣味で二次創作をして...
文体を変えたいです。
こんにちは。私は趣味で二次創作をしている、しがない字書きです。自分の作品をもう一段階良くしたく、相談させて頂きます。類似トピがあったら申し訳ありません。
上に書いた通り、文体をすこし変えたいと思っています。自分の文章は真面目で分かりやすく、あまりクセがないです。それはいいところでもありますが、悪く言うと魅力的でないということでもあります。情報を伝えるための手段としての文章、になってしまっているのだと思います。小説なのだから、もうすこし自分だけの色というか、ひっかかりが欲しいです。(こういう文体になったのは、多分小説よりも新書ばかり読んできたからだと思います。)
実際、感想などをいただいて褒められるのは、ふたりの解釈や世界観・ストーリー、丁寧な描写などです。
現在の界隈はちいさめなのでまあまあ反応はいただいていますし、それには満足しています。ただ、作者のセンスと文才を感じるような魅力的なお話を読むたびに、素敵な文を書くなあ、こんな文章書けないなあ、と羨ましく思うのです。私には生まれながらのセンスなどはないので、そこまで到達するのはかなり難しいと思いますが、意識すればすこしは「魅力的な文章」を書けるのではないか、頑張りたいなと思うようになりました。
そこで質問なのですが、
①同じように文体を変えた又は変えようとした、という方がいらしたらお話を聞きたいです。どんなふうに変えて、結果どうでしたか。
②自分はもっと小説を読むべきなのだろうと思うので、分かりやすいけどちょっとクセのある文体の、好きな作家さんがいたら教えていただきたいです。
みんなのコメント
癖が強いとよく言われる字書きです。5年前別ジャンルにいたときは「貴方の小説は読みやすいですね~」と良く言われていて、でもカッチリしたレトロな作風が好まれる界隈でしたのでそれは褒め言葉ではなく、コンプレックスのように感じていました。
①どんな風に変えて…はちょっと身バレしたりするので(癖が強いので笑)詳細は明かせませんが、この人しか使わんなこの言い回し、みたいな表記を必ず入れるようにしています。
②これはほんと、個人の主観になりますが買うのも大変だと思い私は古めの図書館に行って明治~昭和初期の文豪純文学、歴史小説などを借りまくりました。最初はもう読むのも頭が痛かったです。癖が強いか?...続きを見る
コメントありがとうございます。元々癖の少ない読みやすい作風だったところから、ガラリと変えて独自のカラーの強い字書きさんになった経緯、大変興味深く参考になりました。尊敬します。
おすすめいただいた文豪の作品、あらためて色々読んでみます。ありがとうございます。
また辞書がいかに有用なものかも分かりました。作風を確立するというのは、たくさんのインプットの中から、自分らしい言い回しを見つけて積み上げていく、という地道な努力なのかもしれないなと思いました。
私はガラリと作風を変えたいというよりは、文章にすこし色が欲しい、という程度ですが、どういう文体を目指したいかも模索中なので、とても参考にな...続きを見る
①同じように文体を変えた又は変えようとした、という方がいらしたらお話を聞きたいです。どんなふうに変えて、結果どうでしたか。
トピ主とは逆に、手癖満載レトロ耽美調の悪文を書いてしまうタイプなので、現在ビジネス書向けのわかりやすい文章の書き方を見本に文を変えようとしています。
結果は、長編が書きやすくなった……!手癖満載文章は、心情もりもりエロ満載には向いているのですが、構成をみっちりした長編には向かないです。わけわからなくなるし、読みにくい。
どうせどんなに変えようとしても癖は残るので、継続してわかりやすく、読みやすくを心掛けて練習中です。
②自分はもっと小説を読むべきなのだろう...続きを見る
コメントありがとうございます。私とはまったく逆の取り組みをしておられる方が…!と興味深く拝読しました。自分もいまの文章に至るまでにもう少しクセ(というよりアク)の強い時期もあったのですが、そのときは書ける内容と長さをかなり選ぶように感じて窮屈だったので、コメント主さんの言葉に共感します。そこのバランスは本当に難しいですよね。
文豪のエッセイというのは全然考えつきませんでした。おすすめいただいた2冊、とても面白そうです。また、『作家の口福』かなり気になったので、早速読んでみようと思います。その他にもたくさん挙げてくださって、本当にありがとうございました。色々手に取ってみてインプットに励もうと思...続きを見る
一人称視点か三人称視点か、界隈の年齢層は高めかなどで取り入れたい表現は違うと思いますがあまり小説読まれないとのことで参考になりそうな作家さんをあげてみます。
長野まゆみさん、少年をテーマにした幻想的な作品を多く書かれています。
梨木香歩さんはクセのある文体ではありませんが心の移り変わりの表現など柔らかい文章が持ち味の方です。
小川洋子さんは現実世界と空想の境目のようなかなり解釈の余地のあるとらえどころのない作風が持ち味です。
コメントありがとうございます。
梨木香歩さんは小説を読むことのすくない自分が唯一と言っていいほど何作も読んでいる作家さんなのですが、内容ばかりを注意して追っていたので、おすすめいただいて改めて文章全体に意識を向けて読み直してみようと思いました。
長野まゆみさん、小川洋子さんも、知っているけど読んだことない、読んでても内容を覚えてない、という感じだったので、この機会に読んでみたいと思います。丁寧な紹介とともに三人もおすすめしてくださって、本当にありがとうございました。